2009年7月 5日 (日)

奥が深すぎる「キングダムハーツ寺」

 これまで何度か勝手に「キングダムハーツ寺」として日記に書かせていただいている、某浄土真宗のお寺。

キングダムハーツ以外にも、アニメ等のフィギュアとありがたい説法のコラボ展示をし、私に注目されている。

先日通りかかると、見たことも無いキャラクターのフィギュアが飾られていた。

Monster なんだろう? 魚のような顔の、宇宙人だか海底人だかというような人間が

人を食ってる。

なんのキャラクターなのかわからないので、ご存知の方、ぜひ教えていただきたいのだが、とにかく、お寺の入り口に、裸の人間を片手で持って、おいしそうに食す魚人みたいな人間が、飾られている。

それにつけられたありがたいお言葉が、これだ。

Itadakimasu

「ごめんね」

という心をこめて

「いただきます」

「ごちそうさま」

なんと、深い。

人間誰しも、物を食う、命を頂くという業からは逃れられない。

その言葉に、人を食うモノのフィギュア。

しかも、いつもここに貼られているのは、どうも浄土真宗?で配布している掲示用のポスターだったが、これはそうではないらしい。落款のようなものもあるし、もしかしてこちらの住職様のお手蹟??

なんという卓越したセンス。

思わず手を合わせてしまった。

なお、これは6/30に書く予定だった記事で、もう展示が変わっているかもしれません……

あと、これだけはどうしても国民に見ていただきたい画像なので転載。

090703_2

これはテレビ東京でのニュース映像をキャプチャーしたもの。

またも、雅子妃は両陛下や秋篠宮両殿下とは顔もあわせたくないようすで、手を振ってお見送りする場面なのに皇太子殿下とおしゃべり。

「またも」というのは、両陛下ご成婚50年を記念した宮中での雅楽演奏会、クラシックコンサートの両方でも全く同じご行動があったわけで。

両方とも、ニュース映像では客席に着き、舞台と、両陛下には背を向けるように、高円宮久子殿下とおしゃべりしまくっている映像が報道されている。

1度ならばともかく、2度も?????

両陛下と雅子妃の間にはよほどの確執があるのだと、納得せざるを得ない。

しかし雅子妃、こんな映像を撮られて何のメリットがあるのだろう?

どんなことがあろうと、こんな失礼なお振る舞いを報道されてよいものだろうか?

そして、サンケイは「雅子様も手を振ってお見送り 陛下のご訪問先は56年前の想い出の地」と、あたかも雅子妃が主役のような報道。

ちなみに、お正月と同様、こういうテレビにハデに報道されるような場面にはいらっしゃる妃殿下だが、今回も室内でのお見送り行事にはご欠席、と朝日は報じている。

「理解しがたい」

とにかく、何をお考えなのか測りきれない妃殿下である。

ただ、もしも雅子様に悪意がないとするならば、

私や息子同様、アスペルガーなどの発達障害がおありなのではないかと思う。

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2009年6月29日 (月)

ロリコンフェニックスを読んでみた

ふはー! 3日連続APアップで、なんとか92%までやれたー!

というわけで、息子超オススメの「ロリコンフェニックス」を読んでみた。

実に、実に素晴らしくくだらない。

理想の美少女・未亜ちゃん(小学5年生)を変態の魔の手から守るため、半裸にゴクラクチョウ(?)の仮面を被り、闘うフェニックス(26歳・ニート)。しかし未亜ちゃんには、BL団……ボーイズラブではない!ブラックロリータ団の変態魔人どもが……!
BL団の秘書が、ネコ耳女装の美少年というのも息子のツボだろう。
全編下ネタ、マッチョな裸体の乱舞という悪夢の連続! スピーディーなネタの展開も楽しめる。

が、一方で娘の母親として、複雑な思いもある。

我が娘は、まさにそのくらいの年頃に性犯罪に遭っている。

そんな深刻な状況ではない……とはいえ、体以上に娘の心へのダメージは大きかったと思う。あんなに明るく、素直で頑張りやだった娘が、あの日を堺に変わってしまったのを、母親の私は知っている。

世の中には、もっと深刻な被害にあった女の子もいる。もしもまた、そういう恐ろしい事件が起きたりしたら、また漫画狩りが起きるだろう。最近も国会で児童ポルノについてあのアグネス・チャン氏が発言し、徹底弾圧を訴えたばかり。

今、この漫画が普通に出版され、ああなんと馬鹿馬鹿しいwと笑って読めるのは幸せなことだ。とりあえず最近は、そんな事件が起きていないのだから。

願わくば、こんな漫画がいつまでも楽しめる世の中でありますように。

☆  ☆  ☆

私も10代にはよく痴漢や露出の被害に遭ったが、娘は小さい頃からなぜか露出狂を見る傾向にあり、「何本も」見せられている。

で、提案したいのだが、露出狂などは1人、2人でなく、1本、2本で数えたらどうだろうか。

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2009年6月26日 (金)

今日の息子はご機嫌らしい

昨夜、漫画について熱く語り合ったせいか、息子は頗る機嫌が良い。素直にママにPCを明け渡すし、まだまだオススメ漫画があると見えて、化粧を落としているところにまでやってきて語る語る。

「ロリコンフェニックスおもしれー♪」

ロリコンフェニックス 1 (角川コミックス ドラゴンJr. 103-1) Book ロリコンフェニックス 1 (角川コミックス ドラゴンJr. 103-1)

著者:松林 悟
販売元:富士見書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

息子一押しらしい。しかしママはこれでも忙しい。っていうか、それが息子が母親に勧める漫画のタイトルか?

「……連呼しないように」
「ロリコンフェニックスおもしれーロリコンフェニックスやべえーロリコンフェニックス、バカだー」
「…褒めてるんだよね?」
「もちろんさ(゚∀゚)!」

…あとで読もう。

今日は蒸し暑い一日だった。息子は学校で野球をやらされてぶちきれていた。

「野球なんて、こんな時期にやるもんじゃねえよ!」

って、高校球児など、今が野球シーズン真っ盛りではないのか?

「野球なんて、人間のやるもんじゃねえよ!」

……そんな無茶な。古今東西、それは人間のゲームだろう。

「じゃああんたは、イチローが人間じゃないっていうわけ?…あ、人間じゃないかもしれない…」
「イチロー、人間じゃネエよ」
「けど、松井は人間でしょ?」
「松井はゴジラだよ! 佐々木は大魔神だよ!人間じゃネエよ!」

……そうか。言われてみればそうだな…( ゚д゚)

また息子の天才っぷりに触れた。

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2009年6月25日 (木)

息子が漫画を大量に買ってきた

またオフ会に行ったらしい息子が、両手に大量の古漫画を買ってきて、いろいろ勧めてくれた。

勧めてくれるのはいいのだけど…明らかに買いすぎ。ダブっているのもあるし、ただでさえ家が片付かないのに。

「あんたお金あるねー…ママなんか買いたくても買えない本が、山ほどあるわ」
家のお金がなぜか消えていく(苦笑)という事情もあって、つい嫌味を言ってしまう。息子は怒った。

「はあ? これ全部105円だし。大体、自分のセンスを信じられないなんてかわいそうだね」

息子は、自分の漫画やアニメ、ゲーム、フィギュアなどへの審美眼を誇っており、自分の買うものは絶対に正解だと言う。そりゃあ結構なことだが、もしも私が同じように自分の目を信じ、欲望の赴くままに本を買っていたら、とんでもないことになると思う。

寄生獣完全版(1) 寄生獣完全版(1)

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

おお、これは。

ママが長年読みたくて読みたくてたまらなかったが我慢していた「寄生獣」ではないか。

闇鍋さん、これも読んでないのに漫画について偉そうに語っていたの??wwwと笑われそうなくらい有名な作品だが、これが話題になっていた頃の私は、この気難しい息子の育児で心が壊れそうだった。

そうでなくても妊娠中から大好きだった高橋葉介や花輪和一を封印し、残酷表現のあるものは手に取らないできた。この作品も喉から寄生獣が出そうなくらい読みたくてたまらなかったが、絶対自分の精神状態によくないと思えたので避けた。

子どもが大きくなって少し余裕が出た頃に、この完全版が出たと思ったが、そのときは「子どもがうっかり読んだらいけないのでは」と思い、また我慢。ったって、子どもは勝手に葉介などに手を出していたので、無駄な努力だったのかもしれないが。

3巻までしかないが、やっぱりおもしろい。それに、恐ろしくはあるが、むしろ人間的な感情の尊さをより感じられる。…あ~もっと読みたい!

あと、息子オススメの本のなかでは

大魔法峠 大魔法峠

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

が秀逸だった。

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2009年6月 5日 (金)

寺門ジモンに萌える母子

ぬわー!今週は忙しくて気になる週刊文春ネトゲ記事も「ゴーマニズム宣言天皇論」も買えない、正しくはじっくり腰をすえて読めない。

で、先週買ったコミックの話でも。

ネイチャージモン 1 (ヤングマガジンコミックス) Book ネイチャージモン 1 (ヤングマガジンコミックス)

著者:寺門 ジモン
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

前々から本屋で表紙を見て気になっていたのだけど、先週1、2巻を購入。

あ、熱い!

久々に魂に来る漫画を読んだ。これは可愛い我が子に読ませないといけない、と先週末子どもらに勧めた。

「これ、すごいよ!」
「…はあ…そこにおいといて…」

食いつきが悪いなあ…たしかに、子どもウケする絵柄には見えない。子ども達、芸能人なんかには食いつかないほうだし、まして寺門ジモンとか。

これ読めーこれ読めーと、叫び続ける週末。途中には、頭突きをされる一幕もあった。今の私は「殴られたブラックジャック状態」だが、顔半分が般若のように腫れあがった顔の時でも、私は息子に早くこれを読めーと騒いでいた。

(我ながら狂っているな…)

まったく、息子ときたら私の超オススメ本を放ったらかして、昔の「美味しんぼ」を読んでいる。やれやれかわいそうに、そんな漫画をありがたがっているようじゃ……と、つい失礼なことを言いたくなってしまう。

美味しんぼには一応敬意を払ってはいるが、ジモンの肉に対する執着、いや食に対する執念は山岡のそれをはるかに凌駕しているかもしれない。山岡のような漫画の人物がやたら屈強になって現れたか、そんな人物だから漫画になったのか。

そしてまた、表情や食材の描線が素晴らしい!描き手さんの画力も特筆すべきだと思う。

やれやれ、オカンがそれほどまでに言うなら…と、息子がしぶしぶ手に取る。数ページで顔がほころぶ。

「ヤベエ」

やべえだろう。息子が震えだす。もだえだす。「やべえ、ジモンすげえ!」「食いてえええぇぇぇ」「うわああああぁぁぁぁ」

ジモンの素晴らしいバカさ加減と息子のバカさ加減はどこか共通すると思うのだが、息子もそう感じたらしい。心の師匠にしかねない勢いだった。すごい勢いで2巻読了。

そんな様子を感じていた娘にも、「まあ帰る前に1巻だけでも読め」と勧めた。

娘もまた、震え、もだえ始めた。

私はそっと、2巻をそばにおいてやった。

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2009年5月28日 (木)

息子とまた握手~そしてトランクス~

最近は、息子と私のパソコンを使う時間を協議し、うまくシェアしている。

息子としては夜12時過ぎのほうが仲間が集まるので使いたい、むしろ早めの時間(20時~24時)に使わなくてもいい。

私は帰宅してご飯作って食べてお風呂入って、さあパソコンを使うわよという時間に使えないわけでトラブルがあったわけだ。料理方法も変えた。息子が効率的にバランスのよい食事が出来て、さっと下ごしらえをしたあとはしばらく時間が自由になるようなレシピを考えた。おかげで最近は息子も喜んで野菜を摂っている。

つまりそれを終えたら私が使って用を済ませ、あとは息子に譲って早く寝るようにする。基本はそれで行く。

で、割と平和に話を弾ませながら私は写真をPCに取り込んでいた。いろいろしゃべっていた息子がちらりと画面を覗いて、驚いた。

「え……あ、同じの撮ってるんだw」

Ga そう、たまたま同じ日、同じ蛾を親子して撮影していたのだ。

「キレイだよね~」

「キレイだね~」

ああ、なんだかんだ言っても「一卵性親子」。

私達は無言で、握手した。

さて、息子に新しいトランクスを買ってやった。

息子が子どもブリーフからトランクスに変えたとき、私はひとつの決まりを決めた。

母は昔、弟が大きくなったときに「もう、パンツやらシャツやら靴下やら、パパと見分けがつかへんわ~」と嘆いていた。ならば、と。

当時夫は家にいなかったが、とりあえず夫と息子のパンツの違いがわかるように、「息子のパンツはオタク柄」と決めれば、いつかきっと役に立つ、と。

第一弾は懐かしいゲームの「ゼビウス」柄。その後タイガーマスク柄、あしたのジョー柄、デビルマン柄と買い揃えた。背は伸びるがウエストの細い息子はそれを大切に穿き、一番高かったゼビウスが先年お亡くなりになったが、今も懐かしい漫画パンツを穿いてオタク度をアピールしている。

しかしそれらも随分くたびれてきたので、今日一枚新しいのを買ってやった。

Pants

ドラゴンボールZ柄である。

私にとっては随分新しいアニメだが、息子が喜ぶだろうと思って。

「ほいよ」と息子に渡した。PCとプラモに夢中だった息子、おお、とそれに見入った。

「あれ、それ、『トランクス』いる?」

言うまでも無いが、トランクスとはドラゴンボールの登場人物である。

「…いないなあ…」

トランクスにトランクスがいない不思議。

蛇足ではあるが、息子は新しいパンツをおろすときに、一度頭に被る習慣がある。

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2009年5月27日 (水)

青少年と有害図書

息子が不登校中学生だった頃、一緒に学校に行ったことがある。

小雨交じりの学校には、こんなたて看板があった。

「青少年を有害図書から守ろう」

息子はこれを見てつぶやいた。

「有害図書を、青少年から守ろう、だろ」

息子は大馬鹿野郎ではあるが、やはり天才だな、とそのとき思った。

そう、青少年がむやみやたらと激しい性や暴力の描写の本に触れていたら、そういう表現をする本が規制されてこの世から無くなってしまう。「青少年から、有害図書を守れ!」これが正しい。

有害図書というのは、例えて言うならたっぷりと酒を含ませたお菓子のようなもの。それを、子どもの手が届かないところにおいておく、というのが大人の役目。

子どもは成長につれ、そんなお菓子を欲しがるようになるが、手が届かない。手が届くまで待つか、早く手に入れられるように背伸びをしたり、台に乗ったりして工夫をするか、「おまえ、これ食べてみろよ」と与えてくれる兄貴に手助けされるかは本人次第。

だけど、そんなお菓子は、子どもの手の届かないところにあるべきである。

かなり性描写の激しい同人誌を作っている友人が、18禁(18歳未満禁止)と書いてある本を眺めながら「16なんですけどぉ、買ってもいいですかぁ?」と言うバカがいる! とぼやいていた。

「そんなこと、なんで聞くんだろう。そう言われたら売るわけには行かない。それで売ったら、こちらの責任になる。責任を、大人に押し付けるな、こういうのが欲しいと思うのなら、自己責任で買え」と。

この子どもに有害なお菓子は、本当に曖昧な状態。建前では、子どもはダメ。けれど、適当に高いところに置きながら、その柵を自分で乗り越えてきたら、食べてもよい、というような。大人と子どもの境界線が曖昧なように、有害図書の類も曖昧な戸棚に隠されている。

しかし、なあ。

息子がパパの部屋に隠した…というか、堂々と置いてあるエロ漫画雑誌って一体。

ぱらぱらと見ると、延々ファックシーンばかりでつまらない。

私の子供の頃のエロ漫画は、絵は今より野暮ったいが、ストーリーくらいはちゃんとあったぞ。

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2009年5月13日 (水)

シバトラで急展開!

先日は、どういうわけか「もうしま」の先生のところに仕事に行くというヘンな夢を見た。

…と、ワンクッション。コミックス派の方は以下を読まないこと。

リカちゃん死亡確認~~~~~!!!!!!!!!

帰宅して、息子につい、漏らした。「今日、マガジンでショックなことがあってさ~」「なんだよ」「…え、ネタバレしていい?   リカちゃんが死んだ……」

息子はハァ?という顔で言った。

「くだんねえ。そんなこと、ショックでもなんでもないだろ? 俺がショックを受けるとしたら、作品として『死んだ』ときだけだよ」
「……『シバトラで、トーナメント戦が始まった』」
「それ、マジ泣くわ!!!!!」

その後、もしもシバトラが格闘トーナメントになるとしたらどうなるかを2人で妄想。

食事中でもあったし、詳細は話さなかったが、まあ、容赦の無い描写であった。先週からもう、厳しいシーンが続いたし、今週も……

しかし、それだけにこのシーンにかけた著者らの思いというのも受け止めた。「死」や「暴力」を美化してはいけない。

リカちゃんはなかなかに良いキャラクターであった。私が「シバトラ」を読むようになったのも、リカちゃんの覚せい剤ストーリーがあったからだ。天真爛漫に笑う顔と溶けた歯、そして時折見せる恐ろしい顔。リカちゃんがいなければ、きっと読み飛ばしてしまっていた。

次週は休載。

気長に続きを待つとしよう。

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2009年5月12日 (火)

娘はうさみみインフルエンザかも~怖い画像付~

急に熱にうかされた娘。夫は「…豚?」と、不謹慎な冗談を言ったが、私と娘はなんとなく感じていた。

「これ、うさみみインフルエンザじゃね????」

娘はうつらうつらと横になりながら、「おねがいマイメロディ」後半と、「おねがいマイメロディ~くるくるシャッフル」を一気見していた。ことに大好きな「うさみみ仮面」にはすごい熱の入れようだった。これが、感染源かもしれない。

うさみみ仮面。 天才バイオリニストの美少年・柊恵一が、己の空虚を埋めるために危うく世界を滅ぼしてしまいそうになり(第一作)、その贖罪として背負った運命。

あの超イケメンでクールな柊先輩が、マイメロちゃんさながらの格好で、恥ずかしい口上とともに現れ、「イケメンビーム」で敵を倒す。柊恵一の人気は凄まじく、当時実況スレは柊が出ると1分に700レスもの書き込みがあり、時にサーバーがダウンしたくらいだという。

で、当時から、柊恵一はセフィロスに似ている、と言われていた。

銀髪、あの前髪に顔立ちはセフィロスの少年時代のようだったし、ラスボス形態一歩前では意味も無く上半身裸でバイオリンを弾いていた。

というか、毎週クロミさまが夢の扉を開けるたびに全裸の柊がバイオリンを弾くのだが、画面全体を覆う「闇」が、どういうわけか回を進めるごとに薄くなり、ラスト近くでは柊の尻まで見えそうだというようなあたりも、なんとなくセフィロスっぽい。

Usamimi

……コロリ…   ハイ、わすれましょーーー(byはりねずみくん)

セフィロスも柊も、母親という存在と自己との軋轢に苦しんでいたし、己の「空虚」に、負けた。

柊を救ったのは歌ちゃんだったが、セフィロスを、限りない破壊への暴走から「死をもって」救うのは、いつもクラウドである。

セフィロスがクラウドに固執するのは、救われたいからではないのであろうか。

「想い出の中でじっとしていてくれ(…なあ、もういいかげんやめね?)」
「…私は、思い出になどならないさ…(スクエニの次回作にご期待ください)」

これからも彼らは闘い続けるのかもしれない。

などという妄想に囚われるのが、うさみみインフルエンザの症状である。

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2009年5月 4日 (月)

全裸セフィロスウォーキングwithエカテリーナ2世ディナーセット

昨日はまた、情緒不安定で社会が苦手な娘を伴って都内に遊びに出かけた。

メインは、東京都庭園美術館で行われている特別展「エカテリーナ2世の四大ディナーセット」。アール・デコの装飾が美しい旧朝香宮邸で、娘もはまった「女帝エカテリーナ」の、あのエカテリーナ2世の麗しい食器の数々が展示されているとあっては見に行かないわけにはいかない。

しかし、いつものことだが娘は家でネットでもやっていたほうがいいと、なかなかうんと言わない。
「ついでに目黒寄生虫館にも行こうよ。そのあと駅前で焼肉とか」
「そんなん、誰が行くかっw サナダムシとか見て何が楽しい」

……昔あんなににょろにょろ系が好きだったのに……(´;ω;`)寄生虫館、リニューアルしてから行ってないから行きたかった…

「じゃあ、スクエニショップにも行こうか。グッズがいっぱいあるらしいよ」
「えー……(ちょっと興味)」
「全裸の等身大セフィロスが見られるよ」
「…行く(゚∀゚)」

ありがとう、セフィロスさま!

というわけで出発。食事をして徒歩で庭園美術館へ。なかなかの混雑ではあったけど、展示品も建物も見所満載。部屋に入るたびに天井やマントルピース、ところどころにちりばめられた装飾品などにも注目させつつ、娘もそれなりに楽しんでいる様子。

とくに人気だったのがエカテリーナが愛人ポチョムキン公のために作らせた「カメオ・セルヴィス」。ほの暗い部屋でも鮮やかに光るブルーと金彩に魂が吸い寄せられてしまうのか、この部屋にいる人、ほとんど動かない!

「…ほら、ポチョムキン公の…」
と、小声で娘にささやいた。あの漫画を読んだのなら、より印象に残るはず。しかし娘は首をかしげた。
「ポチョムキン……あれ、どっかで聞いたような…」

娘、どこまで鳥頭なんだ……(つД`)

2人の姿を残したカメオもあったけれど、横顔にすると本当にエカテリーナ2世って容姿のほうは……なのだとわかってしまう。肖像画ではさほど気にならないけれど。

電車で渋谷へ。娘は服や靴も欲しいというので、ちょっとそういう街を見せてやろうと思ったのだ。ほれ、あれがテレビに良く出る109。ここがセンター街。スペイン坂。公園通り。で、あれがNHK。紅白はあそこでやる。などと教えてやるとそれなりに興味を持っていた。「しかし渋谷って何でこんな坂多いんだ……」娘が息を切らしながら言う。「渋『谷』だから」「…ああ!」「さっき通った駅前あたりはまさに谷底。昔は山の手線あたりに沿って小川があって『春の小川』もそこがモデル。坂を上っていくと『青山』だったりするし、地名で地形や歴史がわかるでしょ」地図読めない、方向音痴、地理がわからない娘だが、少し興味を持ってくれただろうか。

代々木公園ではフラワーフェスティバルというイベントが行われていてとてもにぎやか。球技を楽しむ人、演奏を楽しむ人、漫才の練習をしている人など、娘は人間ウォッチングも楽しんだようだ。「じゃ、ちょっと原宿に行こうか」少し予定を変更して、今超激混みの原宿へ。駅からして、乗れない、降りられないくらいの混雑ぶりだし、竹下通りは人がびっしりだったが、意外と娘はひるまない。

私、何年ぶりの竹下通りだろうw 空いている平日にばかり行っていたけれど、安くて個性的な服などがあるので、やっぱり面白いところだと思う。娘も奇天烈なバッグや、最近の傾向なのだろうか、「クラウドが着ていそうな服」とか「水銀燈が着ていそうな服」が安く売られているのに……さらにそういうのを着て、アニメから出てきたようなファッションの店員さんやお客さんに思わずびっくり。「あんたも着る?」「い、いやそれはちょっと…」とか言いながらいくつかの服を真剣に見ていた。……来年あたりにゴスロリ娘になっていなければ良いが。

さて、元の原宿駅前に。ここからスクエニショップまでは、失礼ながら明治神宮の森を行くのが近道。お参りもさせていただき、娘に明治の森の成り立ちや日本人の精神について学んでもらおう。

すると娘が難色を示し始めた。
「明治神宮、やばい。私、死ぬかもしれない」
はあ?「清らかな空気の中で邪気も祓われるでしょうよ」
「それがやばい。私、消滅する」
娘、100パーセント邪気か。どんだけ厨二病なんだ。

鳥居もくぐりたがらず、盛んに体調不良を訴えたが、それでもなんとか身を清めてお参り。森を抜けて街中に入ると「はあ、生き返るー」などと言っている。

渋谷から原宿を巡って参宮橋までって、それなりの距離があるので娘は疲れているようだ。それでもスクエニショップまでもう少し、と頑張った。

巨大なサボテンダーやトンベリがお出迎え。はぐれメタルだー! スライムナイトだー! とついはしゃぐ。

そして奥に入って念願の「セフィロス」と対面。「びくったーーー!」と娘。公式サイトの写真よりも、かなり生々しい。……ことに頭のほうから眺めて2人で驚愕。「こ、これは……」セフィロスの腰の辺りまで丸見え……

しかし、FFグッズって総じてお高いorz……ドラクエの方はまだお手ごろなのに。キングダムハーツのフィギュア950円をお土産に買って、可愛い袋に入れてもらって帰った。

新宿都心を歩きながら、このあたりは昔浄水場で、ママの子供の頃から超高層ビルが建ち始めたのよーなどと昔話。NSビルも昔は高く思えたのに、今はすっかり埋もれてしまっていた。

帰宅して息子に原宿やスクエニショップの話をした。息子は、ゴスロリファッションが安いというのを聞いて「行きてえええええ!」と騒いだ。自分じゃなく、友達に着せたいらしい。それと、スクエニショップの1/1ガブラスの兜が「欲しい~~~~~~~っ」と騒いでいた。……そんなものどうするんだというと
「は? 端午の節句には鎧兜を飾るだろうが。なんでガブラスの兜飾っちゃいけないんだよ!」……そうか、五月人形か……って、自称「負け犬」の兜飾って、息子の何を祈るんだ??

☆  ☆  ☆

「朝香宮(あさかのみや)」と入力しようとして、「あさかのみや(変換)」したら、「朝か飲み屋」と出た……。朝っぱらから、飲んでいませんから私!

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2009年4月29日 (水)

恐怖の鈴木先生

昨日、「鈴木先生7巻」を買った。

最初の数ページで「うわああああぁぁ」となるのは、前巻の終わりで予想していたが、熱い『鈴木裁判』が一応の決着。

後半は「恐怖新聞」になっていた。

☆ ☆ ☆

以下ネタバレになるが、娘にこうつぶやいた。

「優秀すぎて、周囲の先生が次々おかしくなるって、鈴木先生どうなんだろうね…」
娘は吹いた。「何、その名探偵コナン状態ww」
……いや、行く先々で殺人事件が起きるとか、そういう意味ではなくw …これで3人目だよね…1人はすっきりして、今回しっかりとサポートしてくれたけど。

鈴木先生の「正しさ」はもはや魔性か????

片づけをしていたら、あの日いろいろなものを投げつけられた中に缶ポーションがあるのに気づいた。…いや当日も気づいてたのだけど、変形しただけだと思っていた。今日手にとって見ると少し軽く、空気のようなものが入っているのを感じる。どこかに小さな穴が開いて、もれているようだ。……そんな勢いでぶつけられてたのか、私。

ポーションは人にぶつけず、飲ませるかかけるかにしてください。

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2009年4月26日 (日)

アドベントチルドレン「人間」ランキング

「俺は…人間なのか…?」

かつて英雄が自分の出生の秘密に触れてそうつぶやいた。鬼神の如く強靭な肉体を持つ英雄が疑問を持つのも当然だ。

が、「ファイナルファンタジー7アドベントチルドレンコンプリート」をしみじみ見ながら、

全員、自分が人間なのか疑問を持っていい

と思ったw

あの英雄を倒したクラウドは言うに及ばず…だが、ティファの超人っぷりはすごいだろう。
あのセフィロスに斬られても元気だった村娘。
ライフストリームに落ちてもものすごく元気。
巨大ロボットさえ片手で投げ飛ばす。
その彼女が、リアルな映像になると本当に「どんだけ丈夫なんだ」と思う。

ヴィンセントの登場シーンはもう、人間だとか実験体とかいうレベルじゃない気がするし。ますます人間離れしていってる。

SF的設定の一切無いタークスの2人も、まあヘリコプターから落ちたくらいじゃなんでもないのだな……。

唯一、「あ、魔法食らったりビルから落ちたりしたら死んじゃうんだろうな」と思えるのが若社長くらい。銃を撃っても撃っても当たらないあたりも人間らしく、微笑ましい。撃つスピードは、FF7の頃よりも速くなった。酔狂な私は、ルーファウス戦を30分もやったことがあるのだが、のたのたと1発ずつ撃つか、時々笑い出すしかせず、「この人、大丈夫だろうか」と思ったので、その成長っぷりにも感動。

というわけで、メインキャラクターの中で一番人間らしいのが、若社長。あとはもうw

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2009年4月17日 (金)

FF7ACCを見ながらクラウドとセフィロスを閉じ込めてみた。

ディシディアのストーリーモードも、あとひとつが98%というところまできた。

ミッションは今のところ81%。完全コンプなんていうのはまだまだだとは思うものの、ちょっと気になるミッションがある。

043。

まだ私のデータでは、たったの21%ということで、名前すら分からないが、何でもこれが凄まじく難しいらしく、かつおもしろいようなのだ。(詳細)

ぶつけるのでなく、ぶつけられる?

それも、10万回とな??????!

私のようなアクション大の苦手な人間にも妙におもしろく思えるのは、こういうセンスだ。

たくさん負けないとクリアできないミッションもあるし、上手ければいい、強ければいいというものでもないのがいい。…それにしても10万回とは。ヘタレな私は、さんざん激突させられたと思ったのに21%。どんだけマゾなんだ。

で、(詳細)を参考に、相当時間がかかるようだが「放置」でやってみようと思った……というところにきたのが、ファイナルファンタジー7アドベントチルドレンコンプリート発売だ。

もう、家にいるのならディシディアやってる場合じゃないわ! という状況。これを利用しない手は無い。

当然、相手はクラウドだろう。となれば、ひたすら斬られぶつけられる役はあの「英雄」しかいない。幸い、「天の叢雲」も源氏も装備できるし。

セフィロス「『攻』の役を贈ろうか?」
クラウド「……! その言い方はやめてくれ……ッ」

というわけで、セフィロスをひたすらEXモード維持、リジェネしまくりに自分なりにカスタマイズし、ACCを見ながら、クラウド君に「上半身裸のセフィロスをひたすら斬り、壁や床にぶつける作業」を任せることにした。

……ああ、ザックス増量は予想のうちだけど、イリーナ増量がうれしいよ~~

などと盛り上がりつつ、やっぱり気になる「閉じ込められた二人」。

すごいな、これ。

本当にセフィロスが「吸ってムーチョ」状態で、ずっと「片翼」。もちろんレベル1温存クラウドも、HP攻撃を当てるたびに激しくレベルアップをしているし(気分は「先生」)、元々集中をマスターしていなかったし、うっかり召喚獣をつけ忘れたせいで効果が低くなってしまっているのに、まだまだ高いブレイブとHPを保っている。……おいおい、こんな無抵抗の相手にブレイバーはずすなよwwwと、ウォッチも楽しいが、これならACC見ながら、料理を作りながら、仕事をしながらでもがんがん「ぶつけられ回数」が稼げるというものだ。

さて、スタッフロールに入った。クラウド君の作業を終わらせてやろう。…と、PSPを手にとった。あとは瞬殺…と目論んでいたが

「約束のチュー」(森川智之さんの声で)

しまった、獄門なんかセットしていたのでHP攻撃が当たらない!w

デジョンに落ちないだけましだけど、当たらないチューはいかんと思う。落ち着いて、地に足をつけて□ボタン。

「バカ一閃」

……なんか、最近は「八刀一閃」を、そんなふうにいうそうですね……

ふう、なんとか倒せた。クラウド君、レベルいくつになったんだろう。とにかくお疲れ。すごい勢いでがんがんぶつけてくれていたのはわかったよ!

ワクワクしながらミッションをチェック。

結果は、21%→22%。

ACC一本で、1%くらいは進めることがわかった。こ、これは先が長い。まる3日放置した人の証言も理解できた。

※名無し様から、「アルティマニアでは『マップを破壊したり激突ダメージを与えたりした回数が10万回に到達する』とあり、自分で操作したほうが早いのでは」というご指摘をいただきました。ありがとうございます。
しかし私は普通に100日以上プレイをし続け、それなりにマップ破壊や激突をしてきましたが21%、この方法を取り入れてからは3日ほど、テレビを見たり眠りながらで30%に到達できました。
このミッションについてはまだまだ検証の余地がありそうですので、この記事は「参考」ということにしてください。

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2009年4月12日 (日)

アドベントチルドレンをおさらい

16日の「ファイナルファンタジーアドベントチルドレンコンプリート」発売を前に、旧作を見直してみた。

FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN COMPLETE 【通常版】 [Blu-ray] DVD FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN COMPLETE 【通常版】 [Blu-ray]

販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2009/04/16
Amazon.co.jpで詳細を確認する

パッケージのセフィロスが柴田亜美さんの絵みたいでいささか怖いが、あのアドベントチルドレンが超高画質のBlu-rayで、追加シーンやリメイクシーンも交えて登場。前作ではわかりにくかった部分もわかりやすくなっているという。

……これ、もう何度も何度も超絶迫力のグラフィックに釣られてうっとり見てきたけれど、たしかにわかりにくい部分がいくつかあった。カダージュ3兄弟(?)は一体なんなんだとか、デンゼルって誰よとか。頭の弱い私にかろうじて理解できたのが(以下ネタバレ)

神羅カンパニー旧社屋が、元従業員2人によって完全に破壊される

ということぐらい。

と文句をつけながらも、流していると息子もつい盛り上がる。PVで公開されているシーンだけでも凄いし、昨日の試写会情報からも、多くの改変がある模様。16日……仕事が早く終わりますように…(つД`)

☆ ☆ ☆

この週末は内職が入ったのでゲームどころでは無かったが、それでも寝しなにストーリーモードを頑張る。

改めてプレイして100パーセントを目指してみると、C3とか、ガブラスのストーリーとか、難しい。

ことにC3-5に出てくるレアのガーランド、レベル99だけどものすごく強い。以前は倒さず先に進んでいたようだし、魔導船でレベル130の敵を何体か倒してきた私にも「なんだこれ~~~」的な強さ。(……まあ、暗闇の雲の強さが犯則なんだと思うw)スカルミリョーネを使うので、マジックポットは役立たず。何度かの挑戦で、ようやく倒せた。しかし100パーセントにはまだまだ遠い~~~。

と、うろうろしているうちに「至上の常客」のミッションをクリアしていたみたい。
「なんだろ、これ?」と調べると、ショップの入荷率100パーセントクリア、ということだった。

「え~さっきまで98%くらいじゃなかったっけ?」と驚いた。まだまだ先だと思っていたのに。「心得」をひとつとれば複数の「~装備」が入荷されるわけだ。……なんか、拍子抜けした。

召喚石が残りあと一つ。
ミッションは80パーセントを超えた。

しかし、FF7のアーカイブという誘惑が待っている……

いや、その前に1と2をやりたい~~~

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2009年3月21日 (土)

「もうお母さんは要らない」

主婦の仕事、お母さんの仕事が報われずに虚しくなるということは、多くの女性にあると思う。

毎日お財布とチラシをにらみながら、少しでもおいしいものを、栄養のあるものを、体にいいものをと工夫しながら作った食事を、「要らない」と言われた。

カップ麺のほうがうまいと言われた。

アレルギーなど虚弱体質の子だからと、生まれたときから食には心を配ってきたのに、そんなことはうぜえ、のだそうだ。

秋日子かく語りき  /大島弓子/著 [本] 秋日子かく語りき /大島弓子/著 [本]
販売元:セブンアンドワイ ヤフー店
セブンアンドワイ ヤフー店で詳細を確認する

そんな平凡な主婦のため息を描いたのが「秋日子かく語りき」だ。

突然の交通事故死。
1週間だけ時間を借りて、女子高生の体でこの世に舞い戻った主婦。
残してきた夫や子どものことが気がかりな主婦がみたものは……

私が初めて読んだ時、そのおばさんが自分の母と重なった。大根のジアスターゼなんてセリフがもう、そのまんま。平凡ながらもこつこつと、家族の健康と幸せを守って生きてきたのに、自分がいなくなっても家族はなんともない。むしろこれからは夜更かしをしたり、好きなものを食べられると呑気なものだ。
私の人生って、いったい。

おばさんの嘆きが、そのまんま「母」の嘆きだった。

今、自分の嘆きになっている。

人は親になって一人前、というのは正解ではない。
子どもを作り生んだだけでは絶対に一人前ではない。

自分が親にしたことをひとつひとつ自分が受け止めてこそ、一人前になるのだ。

思えば私も同じように母を傷つけなかったか? あれほど健康に気を使い、ジャンクフードや清涼飲料水を与えず、野菜を食べろ、大根にはジアスターゼが、という母を疎ましく思い、大人になって自由な時間とお金を手にするにつれ、外食やジャンクフードに耽った時期もあったではないか。

しかし今、私は空虚である。

わかっていても、自分の心の中に開いた穴を補完しなくてはならない。

「秋日子」の中のおばさんは、家庭の象徴だと信じていた大きな観葉植物に固執した。

多くのドラマ等では、それが趣味や仕事への原動力となったり、不倫や薬物へのきっかけとなったりする。

連休中日の今日、とりあえず私はディシディアで心を平静にする。ああ、もうご飯にあれこれ悩むこともないのね、思う存分遊べるわ。

ただいま魔導船65連勝中。

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2009年3月19日 (木)

「彼らの犯罪」~樹村みのり~を手に入れた

彼らの犯罪 Book 彼らの犯罪

著者:樹村 みのり
販売元:朝日新聞出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

沈黙の少女漫画家・樹村みのりさんが、また作品を出していた。

と、えらそうに書き始めたが、私は彼女のことを本当に何も知らない。子供の頃からなんとなく見ていた作家で、「マモル君が死んだ」を著すようなすごい力量を持ちながら、同期の少女漫画家のような華々しい活躍はなく、ふいっと消えた人、のような印象。

が、地味に活動されていたんですね…orz

この本は、3つの大きな作品と、いくつかの短編が収録。3つの方は、同世代の方なら誰でも思い当たる、「あの事件」の裁判傍聴記や体験談を主体にしている。

若い女性を監禁、複数で暴行し、死に至らしめた少年(当時)達。
暴力と怠惰に耽る息子を悲観し、殺害した良識ある夫婦。
お金の要らないユートピア……その手口。

生々しい言葉の描写に胸が詰まる。が、やはりいつもの「樹村スマイル」。

多くの登場人物たちが、微笑を浮かべながら、陰惨な事件や恐怖を語る。

作者の目線は、微笑を浮かべながらも怜悧だ。被害者、加害者の双方に思いを馳せながら、見事に事件を分析していく。

いつもながら、私小説的な作風の方なのでどこまでがノンフィクション、どこからがフィクションなのかもよくわからないが、物語として楽しみながら、常人には理解しがたい事象を読み解ける心地がする。

……これらの作品が、樹村みのり「空白」の時代に描かれていたことを、目次で知る。

で、2つめの「親が・殺す」は、私への良い戒め……。

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2009年3月 4日 (水)

リアルに見た「ネットいじめ」

ケフカのレポートゲット。……やっぱり、よくわからないキャラクターだった。一言で言うと「当たればもうけもの」????技はそれぞれおもしろいけれど、トリッキーすぎてわけがわからない。いろいろな技を覚えれば覚えるほど、使い方がわからなくなっていく。

「攻撃が必ず当たるアクセサリとか……無いよな…」…あるわけない。

おっメテオおもしろそう! とセットしてみた。千葉繁さんの声とともに楽しんでみる。

かーーーーーーーーっ! きぃーーーーーーーー! かーーーーーーーーーっ! きぃーーーーーーーーーーーーー!かぁーーーーーーーーー

やかましいわ(`Д)ノ!

情緒不安定で、中二病真っ只中の娘。最近いろいろ気になることを言う。

「私、勝った。あいつ、豚死ね、ゴキブリ死ねとか延々ブログに書いてたんだけどさあ、そういうのよくないですよ、ブログやめたほうがいいんじゃないですか、っていう書き込みがいくつか続いてwwwあいつ、じゃあブログやめますよとか書いてんのーwwで私、そんなこと言わないで、楽しみにしていますからとか書いたんだけどーーー」

と、娘の大声に、昼夜逆転の息子が「うるさい!」と起きてきた。日曜の、昼のことである。

事情をよく知らない息子は、そんな痛い奴放っておけとか厨にかまうのも厨だとか説教を始めたが、事情を知る私は、目配せをして息子を黙らせた。さあ、それより昼ごはんだ。

娘が私の実家に帰り、息子がバイトから帰った夜、少しリラックスしたところで、「事情」を話してみた。

その荒れたブログ主…仮にQとするが、Qの書く「ゴキブリ」とは、「多分私のことー♪」と、娘が言う。Qは、娘のリアル知り合いである。娘は友達のブログを見つけ出すのが得意で、これまでも何人か見つけてはウォッチしている。Qのブログもまた、そのように見つけてきてひそかにウォッチしていたようなのだが……

先月、娘と何人かの友達が、Qにいたずらをしかけた。架空の女性像をでっちあげ、バレンタインチョコを渡し、その反応を楽しんでいたというのだ。やがてQもそれに気づき、事の顛末を書くことなく、ブログで死ね死ねの連呼を始めた。そんな様子もまた、娘は楽しんでいたのだ。

最低だ。

これまで私は子ども達に、時に残酷描写も含まれるような漫画も読ませてきた。しかしそれは、人間の弱く醜い部分を知り、虐げられる弱者の心情を知り、最終的には相手を思いやる心を持ち、逆境に負けない強さを持ち、間違ったことをしない正しい心をはぐくんでくれることと期待してのことだ。

にせバレンタイン???私の世代なら、「ウラミハラサデオクベキカ」と魔太郎が来るだろうし、子どもの世代なら地獄少女が「いっぺん、死んでみる?」じゃないのか? 私の子が、高橋葉介の「学校怪談」で育った子が、そんな卑劣でゆがんだ遊びに興じて人を傷つけるなんて、考えもしなかった……。

という話をしたところで、息子の顔色も変わった。中学不登校時代に、級友に殺意を持ちながら暗い部屋で黙々と鍛え、修学旅行の風呂場では「……なんでそんないい体してるんだよウホッ←(これは違う)」と恐れられた、無駄にたくましい腕と拳が、わなわなと震える。

「俺、腐児子と仲間の顔、形が変わるまでぶん殴りてえ」

……うん、そうだろうと思ったから、昼間言わなかったんだ……。

先週、息子は2度ほど大暴れした。理由は、これよりももっと些細なことだ。…というのは私の視点で、息子にとっては母の私も万死に値する!くらいのことなんだろうけど、深夜、皿、茶碗、醤油瓶(いただきものの高級品だったのに…)と窓を叩き割ったのが1回。やはり丑三つ時、風呂場に逃げた私に、やはり皿や茶碗等をばんばん投げたこともあった。想い出の品(セーラームーンの茶碗…)も粉々。コレールのボウルも、木っ端微塵だ。

子ども達が小さい頃、割れにくいことを考えて、購入したものだった。丈夫が売りのコレールも、息子のような屈強な肉体と、「壊す! もうぶっ壊す!」という強い意思があれば、まさに木っ端微塵なんだなあ…しかも、踏めば重傷間違い無しの形状になってしまうんだ……。幸いこれではないけれど、風呂場から出て自室の布団に帰ってみれば、布団血だらけ。小さい欠片、踏んだ~。

というような兄に、「事実」を知らせたら布団血だらけレベルじゃないことになりそうだ。よそのお嬢さんまで、顔の形が変わるまでボコボコにとか……orzあのね、ああいう漫画から学んで欲しいことはそういうことじゃない。そうじゃないんだ、二人とも。

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2009年1月26日 (月)

ガラスの仮面43巻が出ましたね~と、気になった記事

さすがに旅行に行ったあとで外回りできませ~んというわけにはいかない。一応先週少し外回りして、しっかりいい感じに売り上げたし、今日も内勤を済ませて外へ。

と、「ガラスの仮面」の新刊が、4年ぶりに出ていましたよ。

とあるお店で、巨大な手書きディスプレイを目にし、その心意気に感動して1冊買った。私がひいきにしている本屋さんはいくつかある。品揃えなどは微妙だが懇意にしているところとか、明らかに本好き、漫画好きが揃っていて、熱い思いをPOPにするようなお店だ。

ネット依存症の私だけど、やはりこういうこだわりのある本屋さんは応援したい。機械的に数字をあげるだけでは、世の中は決してよくならない。

「420円です」
あのディスプレイに感動しました、と一言添えたかったけれど、黙ってお金を出す。それにしても、少年少女漫画って、本当に値段が変わらないなあ。私が小学校低学年の頃、初めて買った「単行本」は360円だった。あれから30年以上。消費税なんていうシステムが加わっても、ほとんど値段が変わっていない。小学生が大事なお小遣いを握り締めて買える値段設定なのだろう。ガラかめなんか、買うのはほとんど大人、雑誌を買って広告主さんに貢献することもないのだからもっと出してもいいくらいだけど……結構、「物価の優等生」だと思う。

さて、旅行中ほとんど新聞が読めず、今日まとめて目を通したら、気になる記事を発見。

故・米沢嘉博さん
蔵書マンガ継承
明治大が図書館

マンガ評論家でコミックマーケット代表を長く務めたマンガのカリスマ・米沢氏の蔵書が、母校の明治大学に寄贈され、夏にも「米沢嘉博記念図書館」ができそうだという記事だった。将来は「東京国際マンガ図書館」(仮称)に発展させる予定ということで、期待が持てる。昭和~平成の、出版物のみならず同人誌も数多く蒐集されていた氏だけに、「国会図書館にも無い」コレクションも数多い。それらが研究の対象として保存・展示・閲覧されることはすごいことだ。

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2009年1月20日 (火)

ヘタリア、ミツルギ、シバトラを買った

年末年始、そしてぎっくり腰にさらに坐骨神経痛を併発し、とても買い物をする余裕がなかったが、それでも無理やり表題の3冊を買った。

先日某国への配慮により「アニメ放送中止」で話題になって、ますます宣伝効果をあげることになった「ヘタリア」。たしかに何度か表紙を見ていたはずだが、さてどこにあるかなあ、とヨロヨロしながら探すと、あった。

BLコーナーに。

普段あまり寄らない場所にある本を手にするのは、いささか勇気がいった。思わず「シバトラ!10巻」と「ミツルギ7巻」にはさんでレジに出してしまったが、他意はない。

さて、電車の中で早速ヘタリアを広げてみた……娘に買いに行かせてもさほど問題はなさそうだが、何だろう、この気恥ずかしさ。可愛い男子(国)たちがやたらキュートに戯れながら世界史をたどっていく……。ああっ周囲の皆さん、これ、国際情勢の漫画ですからっ! ほのぼのキャラに萌えてるんじゃないですからっ……と叫びたくなる。電車で読むのは羞恥プレイ。まだどろどろのBL読むほうがましだなあ、と思うのは私だけだと思うけど。

キャラクターが今ひとつよくわからなかったりするが、トリビア満載でなかなか楽しかった。子ども達に読ませて、勉強させてやろう。某国は1巻では少ししか出なかったけど、……一体何が問題なのだろう。

「シバトラ!」は本当にブレない出来。3冊のうち、息子が真っ先に手にとって、今貪るように読んでいる。この作品に出てくる少年少女は、どこかでうちの子供たちの「隣人」だ。共感したり、同情したり、義憤に駆られたりしながらぐいぐいひきつけられ、シバトラの活躍に胸がすく。読み終えた息子が「このガソリン男はネーヨ(呆)!」と言い放ったが、そうか? うちとどれほどの差があるのだろう?

さて「ミツルギ」7巻だ。またおもしろくなってきた。生徒会面々の迷惑な活躍に拍車がかかり、小西君まで大暴走。それにしても、なんで中二階堂に息子を見てしまうんだろう。

学園革命伝ミツルギ 7 (7) (CR COMICS) Book 学園革命伝ミツルギ 7 (7) (CR COMICS)

著者:河田 雄志
販売元:ジャイブ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

残念、帯付の画像がみあたらないorz

帯には「コツコツと累計50万部突破」とある。なんだ、しっかり売れているんだ。そして気になるのが

「ミツルギ+αドラマCD全員プレゼント!!」

ですと!!???

美剣散々=緒方恵美
中二階堂=杉田智和
姫宮京=ゆかな
緑川青羽=福山潤
藤原万床=若本規夫

おお、素晴らしいキャスティング。実のところ私もずっと脳内で緒方恵美ボイスでミツルギのセリフを読んでいたし、他のキャラも申し分ない。……校長が暴走しないか、主役を食わないかがいささか~ぁ心配であるが。

……で、1月26日発売のコミックラッシュを買えと……?

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2009年1月18日 (日)

アニメ「ヘタリア」が放送中止だそうですが

読んでもいない漫画でも「アニメ化→放送中止」となると興味が出てしまう。
http://hetalia.com/news/

これまで表紙だけ見て、(なんかBLかなあと)あまり縁がなさそうに思えてきたのだけど、この騒動をきっかけに内容を知り、「おもしろそうだ」と思えてきたのは皮肉であるというか天邪鬼であるというか。

しかし今私はぎっくり腰で安静の状態。PSPの液晶保護シートがはがれてきてしまって困ってるのに、それも買いにいけない身である。
「あんた、ちょっと買ってきてくれない?」と娘に声をかけてはみたが、これって、中学生の娘にお使いを頼んでよい本なのかも少し気になるw 娘は「今さら。別にいいけどw」などと言うけれど。

もしかして社会が超苦手な娘に良い教科書になるのかも?と期待もするのだけど。

ああ、それから、どんなに人気が出ても「聖☆おにいさん」はアニメ化しませんように。

それにしてもディシディアおもしろすぎるーーーーーーー!
クリアしてなおおもしろくなる恐ろしさ。

今日はガブラスをお迎えし、バトルコロシアムを楽しんでいるところ。

しかし……なんでガブラス……? 娘など「…誰?」だったが。

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2009年1月13日 (火)

鎌倉へ行ってまいりました~江ノ島編

江ノ電で、江ノ島に行くことにした。

のんびり、ぶらり、ローカル路面生活電車の旅……というイメージは今は昔。休日ともなれば観光客で殺伐とする電車になっている。

人ごみと乗り物がキライという娘、駅のホームにびっしり並ぶ人を見て超不機嫌モード。だからてめえは俺のことがわかってないんだよ、イヤだっていってんだろ、あーもう死ぬしかないな、などとブチ切れて愚痴愚痴言うが、もう、私もスルースキルを身につけた。周囲の皆様には驚かせ、不快にさせて申し訳ないが、この子、この状態で恥ずかしいからといって家に閉じ込めていては、ダメ。

まあ、混むといっても、通勤電車に比べれば余裕。娘には負担かもしれないが、こういう環境に適応できなければ、首都圏では何もできないからね。……てか、あんたコミケに行くバスは平気じゃないのかと。

途中下車をしながら、江ノ島へ。なんだかんだで風光明媚。4姉妹が住む家の最寄り駅極楽寺。朋章がサーフィンしていた海が眼前に拓け、「海街diary」1巻の表紙になっている鎌倉高校駅を通過し、みぽりんの家があると思われる腰越を通過。気分が悪くなったと降りた七里ガ浜駅では、目の前の家などをウォッチング。すごい地形に立つ家は見所満点。やっぱりここでも娘の恫喝を右から左へ受け流し、まあ、まずはせっかく遠くに来たのだから普段見られないものを楽しもうやと、見所を探すコツを教える。気づくと、娘も楽しみ始める。

やっと江ノ島駅についたが、もう4時。
「疲れた。休みたい。何か食べたい」
うん、同意。時間はあまりないけれど、ちょっと休める場所があるといいなあ。

でも、あまり甘やかしてはいけないし。
「そうだねえ。でももう随分食べたし、シラスソフトとか、そういうのがあったら食べてもいいけどねえw」と答えた。
「ちょwwwwwしらすソフトwwwwwしらすアイスとかwwwwwww」
「まあ、そのくらいインパクトないとねえ?wwww」

などと冗談を言いながら、江ノ島への道を歩いていると、こじゃれたイタリアンのお店を発見。

「本日生しらす入荷!」
の文字が目に入る。シラスはこのあたりの名産で、海街でもたびたび出てくる。ミポリンはしらす猟師の娘だし。生しらすを買って帰るのはあきらめていたけれど
「生しらすカルパッチョ」580円の文字に心が躍った。少し足を休めて、トイレも済ませたいし、しらすカルパッチョと鎌倉ビール、娘はケーキで休憩しようかな。

意気投合し、入店。ファミレスやカラオケボックスやネカフェしか知らないような娘には、ちょっと新鮮なオシャレなお店。恭しく接客してくれたお姉さんに注文。

「生シラスのカルパッチョと…」
お姉さん、顔を曇らせた。
「申し訳ございません。生シラスは切れてしまいまして……シラス抜きの魚のカルパッチョなら…」

ええええええええええええええ((BREAK)それが目当てで入店したのに?

「じゃあ、コーヒーで。チーズケーキと、紅茶で」
「お食事は、よろしいですか?」

いいです……。

とりあえず足を休め、お茶を飲み、回復。トイレはオシャレだし、それはそれで満足。娘にもこういう観光地ではトイレは絶対行っておけと勧めた。伝票を見ると、チーズケーキ500円。メニューには「ケーキ380円~」としかなく、娘は気を使って、一番安そうなこれを注文したようだけど。まあ、こういうオシャレなお店にはよくあること。文句を言うのも野暮というもの。娘、「すごくおいしい♪」と喜んでいたのでよし。

Enosima 夕日を見ながら、江ノ島へ渡る。

潮風、波の音、夕日。

トンビは、ここでは本当に凶暴化していて、あちこちに「トンビに注意」の看板を見るけれど、気流に乗って舞う姿は美しい。かもめとトンビが夕空に舞い、魚を狩る姿はそれはそれで美しい。

江ノ島は、鎌倉とはまた違ったノリで、娘に言わせると「ださい」

けど、そのダサさがたまらない。酷評した娘でさえついつい夢中になるダサさ。しかしおいしそう。

で、「しらすアイス」を見つけてしまうわけだ。

「ちょwwwwwwwしらすアイスwwwwこれがあったら買ってくれるっていってたよね?w」
「ちょwwwww斜め上の発想、観光地まじぱねえw ……けど、あんた寒いって言ってるし、もういいよね…?」
「食べる!これは食べないわけにはいかない!」

というわけで、しらすアイスとしらすコロッケを食べる。どこまでも観光地の罠にはまる私達。けどそれが楽しい!

しらすアイス、本気でおいしかった。甘さ控えめ、塩味で、しらすも入っていて。娘、しらすアイスだけでも湘南に通いかねない勢い。

また参道の土産物屋を冷やかしつつ、弁天様参拝。……W弁天さま参拝って大丈夫なんだろうか。

空には満月。夕闇に浮かぶ夜景は美しく、てくてく歩きながら部活のこと、対人関係のこと、いろいろ話した。こういう時間を持つのも、このお出かけの目的。

先ほど生しらす売り切れだったオシャレな店だが、あれから1時間以上たった頃に通っても、まだまだ「本日生しらす入荷!」で、「生しらすカルパッチョ580円」の黒板はそのままだった。「アラ、生しらすカルパッチョですって」と立ち止まる観光客多数。…きっと、そう思って入って、「もうしわけありません」→「じゃあ普通の海鮮カルパッチョで…」というお客も多数だろう。
「これは、江ノ島の罠だねw こんなに時間が経っても、この看板引っ込めないって、立派な釣りだわw」
「あーw」

歴史や地理はどうかわからないけれど、結構娘の社会勉強になったと思う。

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2009年1月 9日 (金)

市川治さんを悼む

声優・市川治さん死去のニュースを、ひょんなところからいただいた。

http://www.yomiuri.co.jp/national/obit/news/20090107-OYT1T00701.htm

私がアニメの「スタッフ」に興味を持ったのは、物心つくかつかないかのほんの幼い頃。

しかし本格的に興味を持ったのが小学6年から中学生くらいの頃で、その頃初めて「声優さん」の素顔を見た。

大好きなコンバトラーVのガルーダさまや、ボルテスⅤのハイネルさまの声の主はこんな人………あの気高い美少年とは似ても似つかない、優しそうな「おじいちゃん」的なお顔が、そこにあった。

夢見る少女の夢は、潰えた。

そして、新たな夢を見始めた。声だけで、あんな現実離れしたキャラクターを作れる人たちって一体?

「はーっはっはっはっは!」

あの気高い笑い声。自分の子どもくらいの年の悲劇の貴公子を演じ、その美声で当時の少女たちを後追い自殺も辞さないくらいに魅了された方である。

また、そんなアニメに夢中になり、上映会などを行いたいと動いた若者に応じ、一度は上映会の申し込み・問合せ先として立たれたこともあるお方である。

実は、私はそれとは知らずそのイベントに問い合わせ、ご本人とお話させていただいてしまった。電話番号から推察される住所や、苗字からまさか…とも思ったが、受話器の向こうには、あのクリスタルのような声がたしかにあった。腰が抜けそうであったが、一応それとは公表しておられなかったので、平静を装ってお話し…イベント当日「あの電話番号はお忘れください」とのご本人のコメントで、確信したのだった。

私、「ハイネルさま」とお話したのねーーーーー(゚∀゚)!

と同時に、こんなミーハーな女の子にも真摯に応対し、アニメのファン活動に積極的に手を貸してこられたことなど、今のご時勢を鑑みれば、どれだけの貢献者かと思う。

今、同人や声優イベントは数多いけど、こういう方々が頑張ってこられて、こういうこともできるということ。

ゼロから一を積むということは、本当に大変なこと。

年寄りとして、記録させていただく。

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2009年1月 6日 (火)

漫画と季節感

テレビで、「凧揚げをして正月気分を楽しむイベント」のニュースと娘と見た。

「そういや、うちって凧揚げしたことないね……」

子どもが小さい頃、夫に何度も正月らしい正月をしようと言ったのだけど、夫はまったく興味を持っていないようだった。だから、うちの子供はおせちやお年玉はともかく、凧揚げや独楽遊びをしてないし、羽根突きもやっていない。まあ、平成生まれの子ども達では、そう珍しいことではないかもしれないが。

「そういえば、最近の少年漫画とか、そういうネタがないと思わない?」
娘が、ひざを打った。

昔、私の子供の頃の漫画といったら、正月には羽根突き、初詣、福笑い、お年玉といったネタで埋まったものだ。
節分には豆まき。
春には花見。
夏には海水浴でスイカ割り。
秋には焼き芋。
ついでに、銭湯ネタというのもよくあって、もう銭湯なんかなくなったような時代でも、主要キャラクターがみんな「風呂が壊れた」と銭湯に集合、という漫画も見られた。たまに旅行するなら、商店街の福引で当てるのだ。こんなパターンの中でキャラクターを回すのが、児童向け漫画だったのだ。

高橋留美子は、このパターンをよく使っていた。「うる星やつら」が懐かしい。夏には美少女たちの水着や浴衣、初詣では振袖姿が誌面を彩った。少年少女向けのラブコメでは、浴衣姿にドッキリ、おみくじにドッキリ、でストーリーが進んだ。

「しかし、今は見ないよね……殺人ノートの話とか、殺人ウイルスで日本が滅ぶとか言うストーリーで、いきなり振袖ヒロインが『あけましておめでとうございまーす』とかw
「ちょwたしかに。『D.Gray-man』とかでも、そういうノリはないな。銀魂とかも…」
「『銀魂』(まだ読んでないけど)は、まだあるほうじゃない? ちょっと異常な正月になってるかもしれないけど」
「あーそうだwテニプリは…」
「あれは、別の意味でありそう。いきなりキャラクター達がおせちつつき始めたり」
「あるあるw」

ジャンプ系はあんまり読んで無いのであくまでイメージだけど、娘が激しく同意してくれたので、大体合っているのかも。

そんな少年少女漫画のなかにあって、もはや唯一かもしれないくらい、そのパターンを行くのが「さよなら!絶望先生」だろう。

恵方巻やひなまつりに花見、七夕、お盆などなど季節ネタと時事ネタを盛り込み、美少女達の水着や浴衣、振袖姿を楽しませてくれる。そろそろ全員のお風呂が壊れて銭湯に集合するだろうか。一体何度、高校2年の夏を迎えるのか。

「その絶望先生だけど、この前の号ではネタがいっぱいの正月に合併号で休刊になるのに絶望してたよ」と教えると、娘はころころ笑っていた。

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2008年12月31日 (水)

一期一会

大掃除と、おせちと、なんかいろいろの間、昨日の買出しのついでに有明ビッグサイトへ。

このコミケではコスプレ会場が2つになり、拡張状態だったらしい。

コスプレイベントは、今数多くあり、もしも漫画やゲームから飛び出てきたような、超ハイクオリティのコスプレを見たければ、正直ほかのイベントや雑誌などをオススメする。

しかしコミケのコスプレは、独特のアットホームな雰囲気や、アイデア勝負が楽しい。写真は撮れなかったが、なぜかフットワーク(今は無き宅配業者)のコスプレイヤーのあとをずっと歩いていた。……いいなあ、こういうの。

2chキャラのやるおのコスプレもあった。もちろんカブリモノだが、中の人たちが妙にイケメンだった。かぶる瞬間を見た我々ギャラリーは口々に「イケメンなのに」「イケメンが」とざわざわ。イケメンの無駄遣いも、またよい。

美味しんぼのコミックス版海原雄山は、いつもおなじみの方だろうか。細かなところまで、ネタ満載の段ボール芸であった。

アニメ、漫画の祭典ではあるが、そうではないキャラクターのコスプレが輝くのもコミケの特徴だ。お笑い芸人の「髭男爵」を見かけた。樋口君も良く似ていて、これは取らせてもらわなきゃ! と並んでいたら、もう一人、なかなか良く似ている山田ルイ13世が乱入。ダブル貴族の「ルネッサ~ンス」、おかげでベストポジションで撮影できた。(未許可なのでアップできなくて残念)

こういうことも、コスプレの醍醐味。超絶クオリティのために、一切そういうのを排除する人も要るけど、(それはそれでわかるんだけど)同じ作品のキャラとかが集まってお祭り騒ぎなのも楽しいもの。

昔、「幻想水滸伝」が流行った頃は「108人集める!」と呼びかけていた人を見かけてついウケた。坊ちゃん108人ならまだ集まりそうだけど、オヤジやオバさん、人外も含めたキャラクター108人そろえるのは奇跡に等しい。

108人とはいかなくても、「このメンバーが揃うのは奇跡!」という出会いが、けっこうある。私はふらりと写真を撮りに行くだけだが、「このコスプレが見られて幸せ」「このメンバーが集まったのを撮れて幸せ」という、そんな喜びを求めている。

今年も、ひょんな検索ワードから迷い込まれた皆様方と、一期一会の年でした。皆様、よいお年を……

先ほど紅白歌合戦を見ていたら、ジブリメドレーを歌う平原綾香さんをみて、娘が「ああ、えーっと、『月』歌った人……」

歴史、地理ばかりか、「木星」と「月」の区別もつかないのかと。orz

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2008年12月28日 (日)

息子がコミケの恥ずかしい紙袋を抱えて帰ってきた

朝5時。明るさと、キーを叩く音で目を覚ます。

またか……「早く寝なさいよ」と、声を出した。

「いや、これから出かけるから」

そうか、今日はコミックマーケットの日か。5時起きで出かけるとか言ってたっけ。

で、でかけた。そして私は、久しぶりの休みでゆったりと朝寝に入った。

たって、寝てる場合でもない。もう穴だらけで絶望的な家だけど、それなりに片付けて、掃除して、おせちの準備もしなくてはいけない。今日のBGMはアース・ウインド・ファイヤーのベスト盤。これを聞くと、はりきって掃除できるなあ。息子の本や、フィギュアの山はどうしようもないとしても、台所やお風呂くらいは磨ける♪

夕方、息子が帰ってきた。大きな紙袋を抱えて超ご機嫌。

「見てくれよ、この紙袋」

あーはいはい、コミケ名物紙袋。最近は公式以外のものも増えてきて、大型化、ネタ化もすごいのよね。冷たい視線を投げかける母に、息子。

「見ろよ、これ。一見美少女メイドさんの絵なんだけど、男なんだぜ、これ」

………たしかに、そう書いてある。胸もぺったんこだ。

で、それを誇らしげに肩にかけて、嬉々としてそこらを歩いてきたと。

「いや、これよりはいいと思って」と、息子は他の紙袋を見せてくれた。うん、たしかにそれってフツー……

まあ、私は昔懐かしい「究極の選択」を迫られたわけだ。

美少年女装メイド紙袋を持った息子と

普通にエロそうなオタク臭い紙袋を持った息子

……あれ……?

私、なんでこんな選択肢しかないの…????

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2008年12月24日 (水)

漫画も見逃せない年末

セフィロスに勝てる気がしなくて困っている。

このままずっとセフィロスとクラウド、二人だけの世界で終わりそうな予感だ。……くっ、ち、違う! そんな趣味じゃないっ!

しかし「10回負けたらセフィロスが手加減してくれる」とか
「30回負けたらセフィロスの装備が、木刀、ふんどしとかになる」とかでないと、本気で勝てそうに無い。
「50回負けたら、長ネギに全裸…」

だ、誰か妄想を止めて。

さて、冬のコミックラッシュである。

16日には「アルカサル外伝1」が出た。コミックス収録は無いと行っていた「アンヘラの飛翔」も含まれ、ファルコも登場して読み応えは十分。…しかし、家系図とかがあれば分かりやすかった。

22日には「もやしもん7巻」と「鋼の錬金術師21巻」。どちらも良かった。もやしもんは色んな方向でノリノリなのがわかるし、いよいよ最終局面に入ったハガレンも、重いストーリー展開、緊張感溢れるシーンにほどよく混じるギャグが絶妙だ。

本日24日は「大奥4巻」が発売された。綱吉の代に代わり、登場人物も一変。赤面疱瘡の影響で、一時期恐慌状態だった日本も、男子少数で安定し始めた。社会通念は様変わりし、若い世代は「男女がほぼ同数」だった時代のことなど想像さえできなくなっている。綱吉というクセのある(が、妖艶!)な将軍のもと、どのような世が描かれるのかさらに期待。

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2008年12月20日 (土)

ジャンプフェスが朝日新聞占領!

数日前から告知されていたけれど、12月19日の朝日新聞があの少年ジャンプイベント「ジャンプフェスタ2009」にのっとられた。

081219 あらまあ、天下の「天声人語」を、銀魂キャラではさみましたよ。オセロだったらひっくり返っているところですよ。

そして5面を見ると、ジャンプフェスタの1面広告。

…で、気になったのが、数日前から朝日新聞で告知されていたジャンプフェスタの広告。このイベントの入場者って、とある都区の人口に匹敵するとかいうじゃないですか。

まあ、すごいのね!…ジャンフェスに行ったこがなく、混雑に恐れをなしていた私だけど、一体どこの区に匹敵するのかしら…

と、wktkして5面を見ると

昨年は千代田区+中央区に匹敵する人数が来場   とある。

なんて、微妙な数字!w

両区はまさに日本の中心だけど、「人口」としては立派な過疎地。高層マンションなどができて昔…って、私基準では20年位前いくらか増えたと思うけど、やっぱり在勤者こそ多くても、在住者は少ない地域だと思う。

数年前の国勢調査では、千代田区の少ない人数の中に、農業従事者が数人いたのがネットで話題になった。千代田区は、そのほとんどが皇居であり、「人、住んでんのかよ!w」な場所である。お堀のあたりなどは空気もよく、素晴らしい環境だが、その周囲は官庁街であり、有名企業の本社街であり、ビル、またビルの街である。どこに農家とかあるのやら!

…と、もしかして、日本の農業の祭祀頂点であり、邸内に稲田をお持ちである夫とか、養蚕を行われるご夫人とか、あのご一家のことかーーーーー!と、当時大変おもしろかった。

でもまあ、とにかくジャンフェスが天下の朝日新聞をのっとった。おいおい他にもっと、すごい人数が集まる漫画イベントがあるだろうとは思ってしまったが、とにかくすごい。

…なんたって、この紙面を息子に見せても「やべえ!天声人語はさんでる、やべえ!www」だそうだし。…そう思うなら、毎日天声人語読めや……

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2008年12月15日 (月)

ヤッターマンのために早く帰宅してしまった

このところの「ヤッターマン」は異常だ。

素晴らしく豪華に悪ノリしている。

今日など、さりげなく小林幸子(本物)を登場させての「紅白メカ合戦」。OPを歌う西尾友紀と、ナレーターの山寺宏一が物まね芸を惜しげもなく披露。なぜか声優の神谷明さんまで乱入してメカ探偵コナンとかw

だ、大丈夫なのかこれ????というネタがすごいスピードで続いていく。小林幸子がステージに上がると、2000年からの豪華メカ……じゃない、豪華衣装に続々変化。お子様なんか誰も見てない、おばちゃんたちが大喜びの世界だっ!

ゲームファンにはよく「ラスボス」と言われる小林幸子さんの豪華衣装だが、お約束的に大暴走。「気持ちい~~~~いぃ~~~♪」と歌いながら巨大化していく。 こ、小林幸子嬢、ノリノリである。

大団円のあと、美川憲一(こちらは偽者)と新たな戦い(紅白)を誓い合う小林幸子さん。そこに、「12月31日」の日本テレビの番組の宣伝テロップがかぶるwwwwいろいろギリギリすぎる。

実況を覗いてみたが、打ち切り決定してから暴走が始まったという書き込みがあった。

……打ち切りや続編中止が決まってから急におもしろくなるアニメは数多いが、これもそういうことだろうか? それにしても、豪華すぎる。

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2008年12月14日 (日)

科学博物館「菌類のふしぎ」でもやしもんラクガキ追加

10月に娘と訪れた、東京・上野の「国立科学博物館」特別展示「菌類のふしぎ」。

今日は娘が友達と再訪した。

ママと行くのもいいけれど、お友達と行くのも良いイベント。お買い物や食事なども、違った楽しみ方ができるだろう。今日は雨模様で寒いけれど、科学博物館なら一日たっぷり楽しみ、お勉強にもなる。交通費、食費などを少し多めに渡し、

「楽しんでらっしゃい。ミイラに宜しくね」と送り出した。

ちまちまと、娘がメールを送ってくる。やれ迷った、今ついた、今ご飯、など。稀代の方向音痴なので、まあ連絡をくれるほうが安心。でもなんとか会場入りし、楽しんでいる模様……と、添付付の、いわゆる写メが着た。

「ラクガキ、追加されてるよ!」

Tsuika ぬおおおおおぉぉぉぉっ!

石川雅之先生、あれからさらにラクガキを追加しに来られたのかw

限定版コミックスと通常版コミックス、おまけだけでなくちょっとした追加要素でもファンは両方買ってしまう。

そんな漫画ファン心理を衝いた作戦ですね?

かはく、恐ろしい子!

娘が帰って、夕食を食べながら「平成教育学院」を見た。

「鉄砲が伝来したのはどこか」という問題だった。娘は「…台湾?……沖縄…?」という。おいおい、南蛮渡来の鉄砲を、こういうじゃん…orz正解は、種子島。あんたのじいちゃん、ここで仕事もしてたんだよ~ロケット打ち上げとかで…orz

次に「ヘクトパスカル」をアルファベットで書け、という問題が出た。

うわ、これ難しい。だって、私が子供だった頃はミリバールだったものw 現役中学生の娘なら、わかるわよね?と聞くと
「ヘクトパスカルなんて、聞いたことが無い」
はああああぁぁぁ? 天気予報とかでも普通に聞く言葉だし、習ってるはずだけど???
答えはhPa。真ん中のPが大文字なのだそうだ。ヘクト=h+パスカル=Pascalだからだと。勉強になった。それが気圧の単位なのくらいしかわからないけど、でも毎日テレビを見ていて「聞いたことが無い」という娘が心配だ。

「快晴 の天気記号を書きなさい」という問題になった。懐かしいなあ。雲ひとつ無いイメージ、で覚えたものだ。「これはわかるよね?」と私。娘は首をかしげ、
「『工場』しか、わからない(゚∀゚)」

天気記号だと言っているだろうがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

「今日の関東地方は、雲ひとつ無い『工場』です」とか、あるかあああぁぁぁ!

「桜田門外の変」で暗殺された人物…ああ、私は漢字で書くのはちょっと不安だけど(どうしても、『弼(すけ)』が『粥(かゆ)』になりそう)、そのくらいはわかるわ。招き猫に関係する人物よね、「まんがサイエンス」でもネタになってたし…と娘に問うと、

「ところてんに出てきた(゚∀゚)?」
ところてんって?「日出処天子(゚∀゚)」。

そりゃあ6世紀の話だろうがああああぁぁぁ! 桜田門外の変は…えっと、何年かは忘れたけど、とにかく幕末じゃああ! 漫画で言えば「陽だまりの樹」じゃああああ! クロノトリガーでも400年違えば別世界なのに、1200年以上違う時代をなんで混同しとるんじゃ、「火の鳥」でも読んでこいやこの腐女子がああああああああああ!

だ、大丈夫かうちの娘。

娘は嬉々としてかはくで買った「もやしもんポスター」を見せてくれた。びっしりと可愛い菌キャラクターがいて、……あらお母さん、なんだか教育によさそうな感じに思えてきたわ。「こんな漫画のポスターなんて買ってきてもう!」というはずが、「まあ可愛い! これで菌のお勉強はばっちりね!」と見事に洗脳された。かはく、やっぱり恐ろしい子!

「これを枕元にでも貼って、しっかり覚えなさいね♪」

教育ママ、あっさり陥落。

けど、高校受験にこんなマニアックな菌の名前って…役に立つんだろうか……

娘、…大丈夫だろうか……(私も)

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2008年12月10日 (水)

「もう、しませんから」作者が奴隷に

立ち読み。

それは、本屋さんにも出版社さんにもいろいろ「いかがなものか」な行為。

けれど、完全にできなくなったら、もっと大変かもしれない。

「さよなら絶望先生」にはまってから、もう四半世紀も手に取ることさえなかった「週刊少年マガジン」を心待ちにするようになって随分になる私。「もうさすがに少年漫画はね……」と、当初は絶望先生だけを読んでいた。

そのうち、最終ページにも作者のコメントがあり、これがおもしろいのに気づき、読み始めた。

絶望先生を探していて、時々目に入る漫画も、ちょこちょこ読み始めるようになった。「シバトラ!」はとうとうコミックスを大人買いしてしまった。他にも気になる漫画が、いくつか得てきた。

「立ち読み」ができなかったら、きっとこれらの漫画にも出合うことが無かっただろう。

猛スピードで漫画を読める私だが、さすがに読むページが増えると、仕事の合間の息抜きに…というにはちょっと時間がかかってきてしまった。……購読し始める日が来てしまいそうだ……

で、今日もパラパラめくっていたら、巻末の「もう、しませんから」に釘付けになってしまった。この漫画は、自分の興味で読んだり読まなかったりなのだけど、今週は「ヴィンランド・サガ」の作者・幸村誠さんとの合同サイン会のルポだ。これは読まないわけには行かない。

ご存じない方のために一応書いておくと、「ヴィンランド・サガ」は11世紀のヴァイキングを描いた壮大、壮絶なストーリー。そして、この「もうしま」の作者は、そのスピンオフ作品「元祖ユルヴァちゃん」で、ありえないくらい原作を冒涜しw、トンデモな「ヴィンランド・サガ」の世界を描いているのだ。この抱腹絶倒な作品には、まじめに「ヴィンランド・サガ」を堪能したい読者にはまさに万死に値するだろうw。私など、「笑い殺される!」という強迫観念を抱き、明確な殺意を覚えている。

そんな「ヴィンランド」ファンに襲われたときのために!と身のかわし方などを考えながらサイン会に赴く西村英雄さん。あら、私この作者名今日初めて認識したわ。なんとなくこれまで「ユルヴァちゃんの人」「もうしまの人」でしか覚えてなかった気がする。立ち読みってすごい。

それはともかく、サイン会場に現れた幸村誠さんは、なんと自作のヴァイキングコスプレで登場。……そういうお方だったのか。コミックスを読むだけで、どういう方かなんてあまり知らなかった。そして驚くことに、「ユルヴァちゃん」作者……「ヴィンランド・サガ」を盛り上げつつも、勝手に主人公トルフィンの生まれ育った村に「ムッシュムラ村」と名づけ、原作よりも先に「ヴィンランド(どう見てもテーマパーク)」に姉のユルヴァちゃんを到達させてしまった西村氏にも、素敵な衣装を用意していたという。

首輪と、ベルト……

これをつけるだけで、たちまち春の訪れを知る風物詩「雪に埋まった脱走奴隷」に!

このサイン会、素晴らしいなあ! 参加された方、うらやましい!

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2008年12月 2日 (火)

息子が久々に大暴れ

昨日の朝、息子が久しぶりに大暴れした。

不満の原因は「パソコン使わせてくれない」だった。

しかし、娘も使うし私は仕事でも使う。使っていいよ、という時には息子は遊びに出かけたり、寝てしまったり。「今使う?」と聞いても「今使ってもしょぉーがねえだろぉー!」で、平行線。物を投げまくり、また窓ガラスが割れた。洗濯用洗剤がぶちまけられた。卵1パックが、玄関ドアにぶつけられた。卵パックは息子の私物か?まだ暴れていたのだけど、朝把握した被害はそんな感じ。あ、私もものをぶつけられて、おかげでペンタブにコーヒーが染みてしまったっけ。

卵だけは、腐るし近所にも迷惑なので朝出勤前に始末した。
「あーもったいない」
外にまで流れ出した卵液、ドアに挟まって取れない殻。

けど、なぜか心が落ち着いている。以前なら、情けなさや怒りで心を乱しながら片付けたものだけど。

なんでだろう?

「息子もすぐ反省するだろう」と確信していたから?
以前と違って、我に返るのが早い。こちらが熱くならなければすぐに冷静になるだろう。謝りはしないとしても。

また、「俺今日学校休んでパソコンやるぞ」というのにもほとんど相手をしなかった。「行け」ともなんとも言わず、黙々と片付け。そして「昨日で定期切れたよね、回数券代」とお金を渡しに行くと、なんと制服に着替えている最中だった。

帰宅すると息子は嬉々としてパソコンに向かっていた。「おかえりー」と、いつもよりかわいい声。脱ぎ散らかした制服を見ても、ちゃんと学校に行った様だ。「ほらー脱ぎ散らかすなってー。ワイシャツは洗濯機に入れて」と声をかけ、適当にご飯を作った。

息子は何も言わず、お風呂の準備をし、とっとと入った。なんと言ういい子っぷり。

早く帰宅したおかげで、珍しく「ヤッターマン」が見られた。息子と見るのはひさしぶり。なんと歴代タイムボカンシリーズの3悪が何人か出ていた。
「うわあああマージョさま~~~! マージョさまのセル画、持ってるからねw」
「すげーーーーーー」
今日は野球ネタ、ものまねネタ満載。松坂、イチロー、ゴジラ、ダルビッシュなどにしか見えない少年野球選手がどかどか出てきた。
ボヤッキーがピッチャーをすれば「にょほほほ~~」
「きゃあああ~~~岩田鉄五郎wwwww」

全国の女子高生というよりは、お父さんお母さんのために作っているようなアニメだ。息子もこの圧倒的なパワーに「すげえ……ハヤテ(のごとく)みてえだ…」とつぶやく。

「何言ってるの。ネタ満載、時事ネタ盛り込みは、こっちが元祖だよw」

仲がいいのか悪いのかわからない親子。
ご近所の方、お騒がせしてすみません。

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2008年11月30日 (日)

鈴木先生が大変なことに~子供達と討論能力

金曜日、「鈴木先生」6巻を買った。

電車の中で一気に読んだ。前巻ですでに嵐の予感であったが、どえりゃー展開に息を詰めた。

中学教師鈴木先生は、生徒一人一人をしっかり見てくれ、いつも体当たりで指導してくれると生徒に評判。あまりに立派すぎるので、時に同僚が嫉妬でぶっ壊れるほどの先生である。
これまでも三角関係がこじれた生徒とか、友人の妹(小学4年)と肉体関係になった生徒とかのエピソードで、鈴木先生は中学生達に真摯に「性」を語った。ついでに、「ナマ派」なのも告白した。親も学校も「避妊教育」に重きをおいているこの時代に、一石を投じたのである。

その一石が、彼女である麻美さんに、新たな命を宿させてしまった。

「…うっ…」と口を押さえてしゃがみこむなんて、いまどきドラマでもないだろうというベタな展開を目の当たりにして立ちすくんだ女子中学生たち。

鈴木先生が出来ちゃった結婚?

汚い…

過剰に反応した生徒が暴走し、鈴木先生を「討議」にかけるという。

6巻はそのほとんどが、中学生達の「性」に対する討論で占められる。これまでのエピソードに出てきた子らやそれまで目立たなかった子らが、それぞれの意見をいい、時に傷つき、これまで溜めてきた物を吐き出し、少しずつ理解しあっていく。テーマがテーマなだけに、おいそれと結論なんか出そうに無い。

何が問題なのか?「出来ちゃった結婚」の是非か、教師の行動か、さらには他の誰でもなく、いつも正しかった「鈴木先生」が、そのような過ちをしてしまったのが許せないのか。

ちゃんとした恋人相手だし結婚すれば問題ない、責任さえとれば何をしてもいいのか、出来ちゃった結婚は本当に罪か、結婚という形で生まれなかった子はいけないのか……ひとつのクラスの子供達にもいろいろ出生の事情があり、「経験」のある子、無い子、皆が真剣に涙を流しながら語り合う。

で、当の鈴木先生は被告席に座りながら、何よりも彼らがきっちりと討議することを望み、誘導していく。……この討議をしていれば、きっと傷つく生徒がいるだろうことも担任としては予想していたので、早めにいつもの鈴木説法をやろうかな…と顔をあげるが中村ににらまれてすごすご引っ込むところは笑った。主役はもはや、中学生達だ。

非常に生々しい討議に、一中学生の親としてはどぎまぎするばかり。結局この討議は1巻に収まらず、次に続くらしいが……か、カーベー……wwwwwww

息子が小学生の頃、遠足のしおりに「おやつは300円以内」とあるのに噛み付いたことがあるらしい。

「300円には、消費税は含みますか!?」

息子のクラスでは、それをきっかけにちょっとした討論になったらしい。息子たちは必死で戦い、「おやつは300円以内(税別)」を勝ち取ったという。

「他のクラスのやつが、『え、ずりぃ~』とか言ってたけど、そう思うんなら討論すればいいのに」と、当時の息子は語った。非常に個性的な子で、いろいろご迷惑をかける子であるが、私もその意見には賛成した。私もそうだが、子どもたちは権利を与えられるばかりで、どうもそういった能力が育たないのではないかと思う。不満があれば、理論で勝ち取る。そういう能力の芽を出させるために、少しくらい子供達には不自由をさせてもいいのではないか。

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2008年11月17日 (月)

明智抄、久々のコミックス!~「河童少女(エンコウショウジョ)」

待ちに待った明智抄作品が本日発売!

予約しなくちゃ手に入らないんじゃというくらい、レアだと思っていたがなんと出版社とタイトルが覚えられず、この日を迎えてしまった。

「河童少女」と書いて、「エンコウショウジョ」と読む。

エンコウ?

河童がエンコウ? ……援交?

普通に「えんこうしょうじょ、下さい」といえば、相手にそのように脳内変換されてしまいそうだ。

河童少女 (ぶんか社コミックス) Book 河童少女 (ぶんか社コミックス)

著者:明智 抄
販売元:ぶんか社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

エンコウ……猿猴、であった。

エンコウとは、河童のような姿をして水の中にいるが、「親に殺されたり、捨てられた子ども」の成れの果てである。

この本では6編の「E・N・K・O・U」が収められており、「子を殺す親(大人)」の物語がつづられている。

明智抄の作品は、明智抄にしか描けない。

当たり前だけど、毎回そう思う。一見ユーモラスな河童や、カエル(同時収録『砂漠蛙』)の姿に秘められた哀しみを、そして病んだ人の心の底をこんな風に描ける作家はそうそういない。

慈しみながら、子を捨てるor殺すことを選択した人、独りよがりな考えから子どもを殺す人。いずれも描写は容赦が無いし、ショッキングな場面が続く。

だが、なぜ私はこんなに胸を熱くし、泣けるのだろう。
なぜ時に、救われるのだろう。 この、救いの無い物語に。

作品によっては実在の事件を髣髴とさせるものもあり、「殺す側の心理」に相当肉薄しているのではないかと思える。ホラーコミック誌連載なので、当然ホラーなのであるが、怖さの質がどこか違う。

自分の心の中を暴かれているような、そんな恐ろしさ。

初期代表作「女の十字架」に出会ってから、「なんでこの人、私が心の奥底にしまって誰にも見せていないイヤなものを、物語にしちゃうんだろう」と恐れっぱなし。そして、救われっぱなしである。だから、私にとっては誰よりも怖い作家さんなのである。

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2008年11月13日 (木)

荒れる娘へ

君は、一人ではない。

誰もが、その茨の道を通るのだ。

傷つき、痛みに耐え、心の中の黒い物と闘いながら、大人になっていくのだ。

何かと、学校の誰か、あるいは家族への「殺意」を口にする娘。

これも、別に珍しいことではない。そうしてそれを口にしている限りは、大丈夫。実行しなけりゃ、なんでもない。

「もやしもん」をフィーチャリングした「菌のふしぎ」展で、私は娘のおねだりをたっぷり聞きながら、お買い物を楽しんだ。ガチャガチャに興じ、可愛いキノコグッズや、もやしもんグッズに「これかわいい~」「うわあ、これも~」と、おおはしゃぎ。

せっかくだから、もやしもんのタオルハンカチなんかも一杯買った。娘と一緒に住んでいないので、ハンカチをちゃんと持ってるか心配だし。

可愛いオリゼーのハンカチは、まだいい。麹菌はお肌にもいいしね。

しかし真っ赤な地に「O-157」のハンカチって一体w
毒性の強い大腸菌ハンカチで手を拭いていいのかw
しかも、かもしてころすぞ、などというメッセージ付w

これはいいなあ。

「学校で、この野郎、ぶっ殺してやろうか、と思ったら、このハンカチを見せなさいね」
「ちょwwwwwおいいぃぃwwwww」

娘、なんか受けてた。

レジに行くと5000円近くのお支払い。娘は目を丸くして驚いていた。普段、食料品にもケチケチしてるのに、と。

なあに、娘が道を大きく踏み外すことを考えたらなんということはない額だ。

おまけに可愛いし!

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2008年11月12日 (水)

息子の漫画の買い方

今日は久しぶりにひどい二日酔いになってしまった。

昨夜は相当酩酊状態だったようだ。どうやって、何時ごろ寝たのかもよく覚えていない。日記もいつにもまして支離滅裂だ。

わずかに覚えているのは、息子と夕食を食べながら、漫画談義に花が咲いたこと。

たしか「かんなぎ」とか「こどものじかん」とか「ひぐらしのなくころに」とか、「手塚治虫は偉大だぜひゃっほーーーーーい!」とかいろいろ語り合った気がする。

そんななか、息子が一冊のコミックスを出した。

…いや、書名などを出すのはやめておこう。息子が言うには
「俺は、本屋で見て『これは絶対、つまらなそうだ』と確信して買ったんだ」と言うのだ。

そんな、もったいない。ママなんか今だって好きな作家とか、すごく評判がいい作品とかを吟味して買っている。「すっごく気になる」のに、なかなか数百円のお金を出す勇気がなくて、書店で何ヶ月も、いや何年もお迎えにいけない本が、たくさんあるのだ。なのに、「つまらなそうだから買った」だなんて。

「いや、ちょっと読んでみ」
しぶしぶ、手にとって数ページ読んだ。……絵は、それなりにうまい。今は絵がそこそこ描ける人が大量にいるし、いかにも漫画やアニメが大好きで、その世界では十分ウケるだろうなというレベルではあるが、十分及第点を取れると思う。

が、……酔っているせいなのか…? 全然わからない。ひとりよがりというかなんというか、誰が主人公なのか、どういう設定、世界観なのかさえわからないし、どこで笑えばいいのかもわからない。

天才降臨か??????

人並みの読解力はあるつもりだったし、不条理漫画も喜んで読めるのだが……つまらないというより、わからない。もはや、読めない。

「な? これ、すげえだろ? どこがどうつながってるかもわからないんだよ!」

高らかに笑う息子。……いやあ、たしかにいろいろすごいな。こんなんでも、デビューしちゃうんだ。単行本出せちゃうんだ。おばちゃん、ついてけないわ。

「俺は、俺の『目利き』を試したんだ。『これは絶対おもしろいだろうな』と信じて買って当たったときのうれしさと言ったら! で、これは絶対つまらない!と買ったら、大当たり。どうよ、俺の目利き」

う~~~~~ん。絵はそこそこうまいし、表紙から見てもそれなりにおもしろそうではある本を、なぜそこまで見抜けたのか。息子の眼力、恐るべし。

……けど、お金を大事にしろ~~~

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男は「中古」じゃないとダメ?

恐る恐る…書いちゃうけど。

昨日の日記を書いたら、書かないで終わらせるわけにはいかないだろう。夕べから、ずっと悶々としているし。

昨日は、とある美少女キャラが非処女であることに一部の人が荒れているということに対して、『別にいーじゃん』と言ってのけた。ろくに読んでもいないのに。

右の頬を打たれたら、じゃないけど左の頬も打つ。

男は、「中古」じゃないとダメなのか?

「ベルサイユのばら」という、名作少女漫画がある。

これはもともと池田理代子女史が、シュテファン・ツヴァイクの「マリーアントワネット」に感銘し、彼女の物語を描きたいと言い出したのだが、当時の少女マーガレット編集氏は「女の子が歴史ものなんて、難しい物語がわかるわけがない」と一蹴。そこで「女の子たちが好む物」をてんこ盛りにして、かれこれ30年を超えても世の万年少女たちをとりこにするほどの大名作になったものだ。

ことに人気が出たのが、男装の麗人にして、大貴族の令嬢オスカルと、平民の親友アンドレの純愛だ。長年信頼を寄せ合い、友情を育んでいた二人。それが、いささかなりとも男女の愛情に目覚めたのはフランス革命の足音が聞こえる頃。

バスティーユ襲撃=フランス革命の前夜、二人はそっと契りを交わす。

明日はどうなるとも知れぬ二人の、ひそやかな契り……

思わず涙をぬぐう名場面だが、そのとき、オスカル様は33歳。

アンドレは35~36歳などと見られている。

その現実を知ると、いろいろな感想が沸き起こるだろうが、ことに何かと「おまえだけを」と言い続けた純愛男の「アンドレは『初めて』なんですか?」なんていう疑問は、昔からあったらしい。

結論を言うと、昔原作者本人の口から、彼は10代でプロの女性の手ほどきを受けている、という発言があったらしい。それが公式ということだし、しょせん想像上のキャラクターのプライバシーなど気にすることではないのだが。

ただ、その疑問と答えが「男は経験してないと」というような見解にたってのものなら、少し違うかなと思った。「○歳にもなって経験がないなんてw」などと決め付けてはいけない。それぞれの信条でそういうことは決めてよろしかろうし、知っていようがいまいが、純愛になんの影響があるだろうか。

アンドレが「イノセント」でも、別にいいじゃないか

魔法が使えたって別にいいじゃないか

……私だけ?

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2008年11月11日 (火)

あさきゆめみしアニメ化中止ですって

ノイタミナでアニメ化が発表されていた「あさきゆめみし」のアニメ化が中止。「Genji」に

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081110-00000032-maiall-ent

……こういうパターンって、珍しいのではないだろうか。出崎統監督の意向とのことだが、いろいろ憶測を呼びそう。

そして古いアニメファンの頭の中にはすでに、三連カット+止め絵の「Genji」のイメージがふくらんでいるのである……

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2008年11月10日 (月)

萌えキャラは「新品」じゃないとダメ?

なんか、今アニメでも大人気の「かんなぎ」最新話で、主人公のなぎが「非処女」であるという描写があり、一部で荒れているとかいう話を小耳に挟んだ。

「かんなぎ」、第1巻しか読んでいなくて、息子の集めている美少女モノのなかではおもしろいなあという感想を持ったくらいで、アニメも見てないのでコメントするのもはばかられるが…

彼女の場合は、別にいいような……

昔、大人気RPGドラゴンクエスト発売日近くに発売したばかりに、そのクオリティの高さとは裏腹にあまり売れなかった「テイルズオブファンタジア」というRPGを、友人からプレゼントされた。スーパーファミコン終期、ゲームソフトが1本1万円くらいした時代だ。このソフトは、中古でも当時それなりのお値段だったので驚いた。

実に魅力的な、素晴らしいソフトであった。私の根気が無く、残念ながらラストまでいけなかったが、キャラクターは生き生きとしているし、ドラマティック。なかでも妙に印象に残ったのが、可愛い魔女・アーチェだ。

箒に乗って宙を舞い、ロリロリな声で、いかにもその筋の人にウケそうなキャラクター。だが、彼女はとある場面で、「清らかな乙女」ではないことをほのめかすのだ。

その瞬間、私は萌えた!

安易なキャラ作りでこの隠れた大作を収めなかったスタッフ万歳!

後に、この「テイルズ」シリーズが、ドラクエ、FFに次ぐ大人気シリーズになったのは言うまでもない。

人にはそれぞれ、歴史がある。

人を愛するのなら、その過去もすべて受け流すか受け入れるべきだ。

なぎは、1巻だけ見た限りでも世慣れた風があるな、と思う。そこが魅力だ。
そのあと読んでないが、表紙だけ見ると、世の需要にあわせてキャラ増加、美少女だらけの世界になっちゃったのかな~……と思ってしまった。
…けど、今日のそのウワサに、少しさわやかな風を感じてしまった。

なんかね、その心意気が素敵。

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2008年11月 3日 (月)

娘が「女帝エカテリーナ」を読んだ!

最近は、昔買った漫画を読み返している。

「もやしもん」1巻を読み返した。

結城蛍が別人!w(あたりまえか)

海街に触発されて、古い吉田秋生作品を引っ張り出した。

高校生、酒飲みすぎ!

「河よりも長くゆるやかに」のトシちゃんたちもスレ過ぎだが、叶小夜子お嬢様までも、おばさまとウイスキーの飲み比べw たしかに昔は、未成年の飲酒におおらかではあったが、ことに吉田秋生作品では酒豪だらけだ。さすが、子供の頃に鎌倉の梅酒で二日酔いになっただけのことはある。

そしてなんとなく「女帝エカテリーナ」(アンリ・トロワイヤ原作・池田理代子著)をひっぱりだして寝っころがって読んでいた。そこに娘がやってきて猫の如く甘え始め、なぜか一緒に読み始めた。

今日は豚肉のポトフとピラフ。塩コショウを多めにすりこんで2日おいた豚ロース塊肉を朝からフライパンで焼いて余分な脂を抜き、くしがた切りにしたキャベツ、たまねぎ、にんじん、セロリとにんにく、ローズマリーと一緒に水からゆでる。
煮立ったら、保温鍋でおいて、食べる前にもう一度加熱。ブロッコリーのゆでたのも入れ、肉を切って盛り付ける。素材から出た味だけで、スープも(゚д゚)ウマー

という感じで夕食を作りながら振り向くと、娘があの分厚い「女帝エカテリーナ」を貪るように読んでいるではないか!

社会科が苦手だというから歴史漫画を勧めたのに、一向に手を出さなかった娘が!

たった! クララがたった!というくらいの一大事だ。

「やべ~エカテリーナむちゃくちゃおもしろい~~~!!」

だから言ってるじゃないか~~
エカテリーナは中学生には少し難しいかな、とも思う大人向けの作品だが、おもしろい。
美貌にも後ろ盾にも恵まれなかった少女ゾフィーが、己の才覚と努力で歴史に大いなる足跡を残す女帝になる物語は、娘の心を捉えたようだ。ちょうど同じ作者の「ベルサイユのばら」と重なる時代で、デュ・バリー夫人がベルばらとほぼ同じ髪型でちらりと出てくるサービスもある。これとポーランドを描いた「天の涯まで」、ナポレオンが主人公でベルばらの続編でもある「エロイカ」を読めば、18~19世紀の世界史がちょっと楽しくなるのではないだろうか。

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2008年11月 1日 (土)

上野で醸されてきました~かはく特別展:菌類のふしぎ

念願のっ東京上野にある国立科学博物館=通称「かはく」で開催中の特別展「菌類のふしぎ」に行ってきた。

超人気コミック「もやしもん」とのコラボレーションということでいろいろ話題。うん、私もかはくは大好きだし、菌とか大好きだし、「もやしもん」も、携帯電話が醸されている(酔いつぶれて朝目覚めると、なんともやしもん携帯シールがびっしり貼られていたんですよ!不思議ですね!)くらい大好きなのだけど、どうなのよ、それ……と期待と不安をひとつにして、娘と久しぶりのかはく訪問。

…いやあ、なかなかの好企画。

まず会場内のデザインが素晴らしい。什器はすべて、段ボールか紙管製。「紙を、こんな風に使うか!」と感心させられることが多くてそれだけでもおもしろい。

菌だなんて、微細な地味なものだと思われがちだが、段ボールで太古の巨大菌を再現したり、机の下にさりげなくもやしもんのキャラクターがひしめいていたりと、決して「机上」を眺めるだけではない見せ方がおもしろい。

そう、本当にビジュアル面のレベルが高いのだ。段ボールと紙管でシックでナチュラルにまとめられた会場で、資料や標本がとても際立つ。可愛いもやしもんのキャラクターたちと樹教授が、「菌」の世界を実にわかりやすく、とっつきやすく導いてくれる。

そしてまた心憎いのが、もやしもん原作者・石川雅之氏によるラクガキだ。

Kamosu 基本、段ボールに紙管だし! という感じで、会場のいたるところに石川氏のラクガキがある。それも、撮影OK!

某ランドの隠れねずみもおもしろいが、これがまたただ書いているだけでなく、適材適所の感心する書き込みで、通常の博物館にはできないようなナビゲーターになっているのだ。

展示物についてあれこれコメントしたり(これがまた秀逸!)ちびっこたちを励ましたり。

たとえば、展示の折り返しあたりでは、紙管のちょっと低いところにこんなものが…

Tukareta

これを鑑賞したり、撮影したりしようと思うと、自然にしゃがんでしまう。はあ~…足が気持ちいい。夢中で見ていたけど、結構博物館見学って、体力を使うんだよなあ~

と、自分の疲れに気づいたり、癒されたり。

こんなささやかな気遣い、おもしろさ。展示自体もいかに多くの人に「菌」の世界をのぞき、楽しんでもらうかに工夫を凝らした内容で、とても楽しかった。

会場入り口付近では少なかったけど、徐々にデジカメや携帯電話のカメラを構える人が増えてきた。そう、「撮りたい!」という欲求、おもしろい見所を「探したい!」という欲求が、見学者の間に生まれてきたのだ。探究心を掘り起こす、という意味でも本当に素晴らしい展示であった。

今日、かはくに向かう中でメアドを登録し、本格的に携帯デビューした娘、「最初の写真撮影は、友達とと決めているから…」などと言っていたが、どうしても探究心に勝てず、撮影しまくりになってしまった。とあるところでもやしもんオールスターのイラストを見つけ、「これ、待ち受けにしたい~」と熱中。「ここ、携帯なかったら地獄!」とかいう。

期日はお正月明けまで。菌類を観察するにはいろいろと道具や覚悟がいるが、とりあえずここではデジカメなどがないと地獄。

そしてお金が無いとミュージアムショップでは……ああっ……

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2008年10月30日 (木)

オトナとコドモのいい関係~息子と「よつばと!」を語った

きっかけは、ある小さなニュースだった。

迷子で泣いていた女の子を、20代の男性が送ってあげようと車に乗せ、彼女のいう「おばあちゃんち」を探していた。どうしても見つからないので、交番に行くと、「連れまわし」で彼は逮捕されてしまった。

その事件の真相や、その後についてわからないのであえてソースは出さない。ただ、とても象徴的なニュースだと思ったので挙げた。

というのも、今本当に、親切心であろうがなんだろうが、子どもたちには接触できない時代になってしまったのだ。登校中の子どもに「おはよう」と声をかけただけで「不審人物」扱いされたなどということは、特に男性にはよくあるらしい。

女性の私でさえ、うっかり「危ないよ」などと声をかけたり、迷子の子をあやしてあげたりすると変な目で見られること多数。い、言っとくが私はそれほど怪しい外見をしていない…と思うw

そりゃあ、知らない人についていってはいけないというのは、昔から当たり前だ。

知っている人でも、子どもが思わぬ被害に遭うことはよくあることだ。

しかしこれほど疑心暗鬼に、親や教育者以外の人間としか、子どもたちが接触できない時代も無いと思う。

「あいさつくらいは、したほうが却って安全なんじゃないかな、と思う」

と私。うちの近所では、既知・未知に関わらず、すれ違ったら「おはようございます」「こんにちは」などと声を掛け合うことを推奨している。それが、犯罪抑止力につながるというのだ。人の顔がほとんど覚えられず、人付き合いが苦手な私も、「おはようございます。今朝は寒いですねえ」なんていう他愛ない言葉くらいは、交わすようにしている。いろいろ問題だらけの家庭であり、ご近所に顔向けできないのはやまやまだが、うつむいてこそこそするよりそのほうが円滑な人間関係を築けると思うからだ。……も、もしもとんでもないことがあったとしても、「挨拶一つしない、親も子も変わった家でした」と言われるよりは「きちんと挨拶はするし、悪い人(子)ではなかったようなのに、なんてことでしょう…」と語られるほうがいいし! という「打算」もある。(同じ最悪な結果でも、このふたつは天と地ほどの差があるのだ!)

しかし、自分よりも年配の方々とはそれでなんとかやっているが、年若いご家族とはなかなか関係を築けない。赤ちゃんを見れば一応社会的に「微笑む」ものだ、と、現在エロBL作家の友人から教わった。……実のところ、私は子供の頃から子どもというものが大の、大の、幽霊とかオバケのほうがマシだ!というくらいの苦手で、自分の子の育児もおっかなびっくり、うわあ、公園に子どもがいっぱいいるよぉ、お母さんとかいるよぉ、こわいよぉ、何話せばいいんだよぉ、と震えながら育児に臨んだのだけど、今はベビーカーの赤ちゃんを見れば自然に顔がほころぶし、おなかの大きな女性や、うぎゃうぎゃ騒がしい親子連れにも慈母のごとき広い心と微笑で接しちゃいたい!というくらいに、見事に変貌を遂げた。子どもって、生み育ててみるものだなあ。

けど、イメージ的に、今の小中学校で義務付けられているようにPTAですよーとか、地域ボランティアですよーとか、首の名札か腕章でもつけていないと、子どもに接することは許されないような、そんな雰囲気がある。女性やお年寄りにでも、だ。

まして若い男性では!

美少女フィギュアやコミック、ギャルゲーなどを持ち歩き、「俺は子ども好き」と公言する息子。

彼はたしかに、けしからんロリ漫画などの愛好家でもあるが、純粋に子ども好きなのだという。実際、小学校の頃から低学年の子どもたちに人気があり、よく遊んであげていたという。周囲には危険視ばかりされているようだけど。

「俺は本当に子どもが好きだし、困っていれば当たり前に手を差し伸べたいと思う。けど、それができない現実もある」

そこだ。

あんな変態漫画を喜んで読んでいるような少年なんかうちの子に近づかないで!

という親御さんも多いと思う。残念ながら、今オタク率は非常にあがっているし、外見などによっては親切で声をかけたり、助けたりしても犯罪者扱いされてしまうことになりかねない。

もしも、小さな女の子が川でおぼれていたとする。

川と言うのは恐ろしいところで、それなりに泳ぎに自信がある人でも溺死の恐れがある。それを助けに行くのは大変に勇気がいることだ。

だが今、体力のある若い男性は別の意味で勇気を求められるかもしれない。

よしんば幼女を救い生還したとしても、昔なら英雄だろうが、今セクハラ扱いされて終わりじゃないかと。

別のニュースだが、困った女性を周囲にいた男性は誰一人助けなかった、最近の男性は情け無い、という話題に対し、ネットの男性たちは、「助けたらセクハラとか言うくせに」「男女平等の世の中で、男性に依存するのはおかしい」という反応だった。

「悪いけど、そういう事例で誰も助けてくれず、誰かが死ぬくらいじゃないと、この状態は変わらないと思う……誰かが犠牲にならないと、なんて…考えたくないけど」

息子は、結構真剣に、いもしない幼女が犠牲になることを想定して、涙ながらに訴えた。

息子が中学時代、本格的に不登校になった、クラスメイトの言葉というのは、今も本人の口から語られていない。

けど、息子がまだ幼かった頃……いつも個性的でいいね! 頭もいいし、楽しみだね! あたしファンだよっ! と言ってくれていたとある奥様が、とある痛ましい事件の話題の際に

「悪いけど、うちの娘が行方不明になったら、息子クンを疑うわw」

と冗談交じりに語ったあたり……。私も、ちょっといろいろ人間不信になり、少なくともその奥様とは疎遠になったあたり……きっと、そんな言葉を投げかけられたんじゃないかと思う。

そんな話題からあがった漫画。

「こういう時代だから。理想郷というのはおかしいけど、子どもたちとの関係が素晴らしく描かれているのが『よつばと!』だと思うんだ」

息子は小さな瞳を輝かせ、激しくヘッドバンキングで同意した。

「よつばと!」というのは、もともと同人誌の世界から出てきた作家・あずまきよひこの作品で、今もオタクでしょーロリでしょー、みたいな読者がいっぱいの雑誌で連載中のコミックだ。

前作の「あずまんが大王」ともども、そういう「萌え」漫画の世界にありながら、普遍的な魅力を持つ作家さんで、この「よつばと!」に関しては小さな子から高齢者まで、「漫画」の読み方が分かる人なら誰でもとりこにするくらいの力を秘めている。

よつばは、決してオトナに都合のいいコドモではない。

「とーちゃん」も、理想的な保護者かどうかはわからない。

教訓や、説教くさいところは何も無い。

皆それぞれに、よつばをおもしろがったり、からかったり、遊んであげたり、同レベルだったりで、いろいろな年代の人が関わる。

隣人の美人姉妹や親の関わり方、とーちゃんの友人の関わり方、ふとであった人たちの関わり方。全部違う。

自然児・よつばは日々いろいろな人の言動を吸収しながらすくすくと育つ。

昨日よりも今日のよつばは、少し成長している……

8巻のお祭りのシーンには、涙が止まらなかった。

これまでよつばに軽く関わった人々が少しずつ出てきて、それぞれに、地域の子どもたちを見守っているのだ。とくに自転車屋のお兄ちゃんがいいよなあ~♪初出の時もいい味を出していたけれど、こんなチャラチャラした風貌でも、どれだけ地域の子どもたちを暖かく見守っているか!

なんでこんなふうに、大人も子供もつきあえないんだろうか。

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2008年10月26日 (日)

海街Diaryにはまりまくり

先週は、「海街Diary」の1巻・2巻を何度も読み返し、鎌倉4姉妹の物語に浸ってきた。これとリンクしている「ラヴァーズ・キス」、どこの本屋に行っても見つからない…

前から、すずがうちの娘に似ているなあと思っていた。

最近娘が髪を切ったら、ますますそっくりだ。年も同じだし。

そんなことを息子に話したら、息子も興味を持って第一話「蝉時雨のやむ頃」を読んだ。日ごろはメイドさんとか神様になった女子中学生とかが出てくる漫画ばかり読んでいる子だが、「これはいいね」と感動。だが

「うそつき。全然似てねーじゃん!」

……う~~ん…まあ、たしかに、こんなしっかりもので非の打ち所の無いような美少女を自分の娘になぞらえるなんて、おこがましいのは承知だけど、私がすずに娘の影を見るのは、彼女たちが親や周囲のおとなのせいで、しっかり者にならざるを得なかったことによるのだと思う。

私も夫も、親失格。

おませな娘に頼りきりで、甘えさせてやらなかった自分を猛省しつつ、この「蝉時雨のやむ頃」を読んでしまう。「真昼の月」に出てきた3姉妹の母親や、陽子さんへのさちのきっつ~い言葉が、自分に向けられているように感じてしまう…

まあそんな個人的な思いいれも含めて、この世界に浸っているわけだが、情感たっぷりの鎌倉の四季、姉妹たちのそれぞれの人生、ほんのり甘酸っぱい中学生たちの友情物語は読めば読むほど深く心に染み入ってくる。

風太視点のすずが、また最高に可愛い……(*´Д`)

最近の娘は、甘えたり、急にキレたりいろいろだ。学校でもいろいろあるようで愚痴をこぼす。私はそれに対してアドバイスするのだが、娘は「あんたは、あたしのいうことを一度も肯定してくれたことがない!」という。

……そうなのかなあ……

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2008年10月22日 (水)

キングダムハーツ寺に秋の気配!

何度か「キングダムハーツ寺」と勝手に名前をつけて書いている某お寺。最近はワンピースや銀河鉄道999のネタが多く見られたが、久々に、キングダムハーツが帰ってきた。

Pumpkin1 あら、懐かしいこのフレーズ。

仕事も人間関係も育児もうまくいかず、迷っていた私を救ってくださったありがたい説法ではないか。

…と、下を見ると…

Pumpkin2 おおおおおお!

キングダムハーツのソラ、ドナルド、グーフィの、ハロウィンタウン(ナイトメア・ビフォア・クリスマス)バージョンではないか!

ご丁寧に、両端にはジャック・オ・ランタン……あ、かぼちゃのほうね…も添えられている。

はっぴ~はろうぃ~ん!

って、ここ、お寺さんじゃないのかっ????

いいのかっ??????

こんなにも宗教や習俗におおらかな日本って素敵。

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2008年10月19日 (日)

絶望先生限定版で一家だら~ん

ベビーフット8日めの昨夜、風呂上りにそっと足を見てみる。

ひび割れてふやけた角質は、ぽろぽろと取れてくる。薄い皮もするりと取れて、つい夢中で剥きまくる。

子どもたちもこれに興味津々で、いつしか私の周囲に集まってきた。…あまり見られたく無いから、寝室に潜んでいたのに。「いいなあ」「あたしもやりたい」な、なんなんだ君たちは。若いんだからそんなに気にならないでしょ~

で、せっかく集まったんで、寝室のDVDプレーヤーで「絶望先生」コミックス15巻初回限定版DVDを鑑賞することに。休日もそれぞれにパソコンやゲームや漫画でばらばらになりがちな家族が今、絶望先生と足の皮剥きでひとつに!

イヤな一家団欒だなあ……

しかし、土曜の夜といえばののしりあい、壁壊し、窓割りが当たり前という我が家としては、貴重な一家団欒なのであった。

さて、絶望先生16巻にも、限定DVD付きが出るようだが………

お布施すべきか、もうやめてとの思いを込めて予約をやめるか。

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2008年10月18日 (土)

ケロロ軍曹にニコニコネタが!

久しぶりにケロロを見たら、さりげなくニコニコ動画ネタが一瞬登場。

風邪が治らないが、これからちょっと休日出勤行ってくる。

帰ってきたので少しだけ詳細。

今日のケロロ軍曹Aパートのオチ終了後、そのコマがニコニコでアップされているような画面に。「おまいらギロロ好きだな」「ちゃんとタイピングおぼえてこいw」「赤ダルマw」「夏実は俺の嫁」などのコメントがすごい勢いで右から左に流れ、上には「この映像をネットにアップするのは硬くお断りいたします」の文字。ネット流出阻止キャンペーンだったのだ。

Keroroniconico ……え~と、この画像は、アニメーション作品じゃなくて、我が家のテレビを写しただけのただのスナップです……ということにしておいて…。

ニコニコ動画でアニメを見て、みんなでわいわいコメントするのは楽しいけれど、高画質の新作をがんがんアップされてはDVD売り上げ減や、テレビの視聴減(CM見てくれないとスポンサーは困ります)につながる。アニメ業界、ゲーム業界などではニコニコ動画の動きはいろいろな意味で無視できないのだ。

しかしさすがは「ケロロ軍曹」、なかなか気の利いたネット流出阻止キャンペーンだと思う。

ニコニコ知らないよい子の視聴者には「???」かもしれないけど。

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2008年10月 8日 (水)

初めて「大人買い」したかも?~シバトラ~

今から「ドラゴンボール」や「こち亀」を極めようなどと思うと、山ひとつ売らなくてはいけない気がする。

だからやたらと巻数が増えがちな少年漫画には、遅れて手を出さないよう心がけている。

そんな私が悩みに悩んで、ついに買ってしまったのが「シバトラ」だ。

シバトラ(3) シバトラ(3)

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小中学生にしか見えないくらいの童顔で小柄な少年係刑事が、少年少女の世界に溶け込みながら彼らを補導 救う!美麗な絵、魅力あるキャラクターたち。可愛いけれど強い「シバトラ」こと柴田竹虎刑事が、身を呈して現代の「少年犯罪」に肉薄するのは実に痛快。

前に、日記の中でタイトルもなにもわからず「麻薬の話をやってるのがおもしろい」と少年マガジンについて書いたと思うが、普通の少年少女に忍び寄る麻薬のエピソードは、本当におもしろかった。というか、怖い。こんな巧みな方法で、ごく普通の子がそれとは知らずに麻薬漬けにされるかもしれないという恐怖。それに携わるのが、主人公もよく知っている女の子・リカちゃん。上の表紙図で、右側にいる子だが、シンナー常習で歯がとけていてキレると怖いが、妙に人懐っこく、可愛く素直な女の子だ。それがこんな…

基本「少年少女性善説」が貫かれていて、ハイハイ悪いのは大人大人、親、教師、社会、な感じではあるが、逆に「少年少女は天使じゃない派」の新庄刑事の存在もあり、甘ったれた風はまったくなく、親として社会人として襟を正されるような造りだ。

現在8巻まで出ている。まだ今なら田畑を売るくらいで買える!と、買ってしまった。けど、子どももきっと楽しめると思うので、安い……よね?

携帯ゲーム系をある程度やりこむと、とたんに「漫画買いたい病」が出るので困る。育児中、絶望中、ど貧乏中の期間、我慢に我慢を重ねた反動もあって、溜め込んでいた好きな作家、気になっていた作品などが、欲しくて欲しくてたまらない。

もののけ草紙 1 (1) Book もののけ草紙 1 (1)

著者:高橋 葉介
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ああ、ヨースケ。たまたま往年の名漫画雑誌「マンガ少年」でデビュー作を見てから、魂を奪われたようになっている。

そして、彼の作品を見つけたときには、値段も見ずにふらふらとレジに行くという生活を続けて、かれこれ30年くらいだ。時にはエログロすぎて「これはいかがなものか」などと眉をひそめることもあるが、もう、一生ついていくのかな、くらいの気持ちでいる。

で、この作品は久々に素直に楽しめた。「手の目」を持つ女芸人の奇妙な毎日。彼女の語り口は軽妙で、雰囲気も満点。

が、レジに他のマンガも含めて持っていったら、思いもかけぬ高額を要求された。

この本……1200円+税もするのか。

2色ページも挟み込み、部数もさほど多くないだろうから、仕方があるまい。しかし1ページにつきほとんど5コマ以内というペースのため、あっというまに…ほんとうに、あっという間に読み終えてしまう。

デビューの頃は、500円もしない値段で、何十時間も楽しめたものだが……。絵も、せりふも練りに練られていて。

我々ファンは、足元を見られているのであろうか???

才能ある作家を守るための出費は厭わないが、才能ある作家を甘やかす出費は持ち合わせていない。

なァに、別にけなしてはいない。ここらでちょいと苦言を申しておけば、次はもっともっと、「手の目」が魅力的に、足はガクブル、涙はボロボロ、ああ、高橋葉介を30年応援してきてよかったなああああああというふうになるんじゃないかと、期待してるンでさァ。

来月は、あっしの40年のマンガ好き人生の中で唯一、ファンレターを出してしまった人が久々にコミックスをだしなさる。

……出した先の編集部に知り合いがいて、笑われたのがトラウマ…。

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2008年10月 7日 (火)

私は歩いてイスカンダルに行けるか?~バンダイ「遊歩計」発表

昨日、バンダイが遊びながら健康を目指すエンターテイメント万歩計「遊歩計」を発表した。

http://www.bandai.co.jp/releases/J2008100601.html

「宇宙戦艦ヤマト」と「母をたずねて三千里」の2種で、90日間の達成率でエンディングが変化したり、イベントなどもおきるそう。

昔、ピカチュウのこういうのを遊んだ記憶があるが、あの頃はあまり歩き回れる状況ではなく、家の中や車の助手席でふりふりしてカウントを稼いでいたっけ。あの頃は私だけでなく、電車の中などでふりふりしている子供も多かったようだw

が、しかし、今の私は歩いて稼ぐお仕事! ウォーキングをしてお給料がもらえる素敵な仕事です!

これのために健康になるというコンセプトからは逸脱してしまうが、お仕事をしながらグッドエンディングが見られれば言うことなしでないか! 

問題は2つ。

私はこの二つのアニメに、それほど思い入れが無いw

ヤマトは、さすがに今は「何もかもみな懐かしい」的に楽しめるが、どちらかというと批判しつづけて30年余。三千里も全部見たけれど、こんな有名アニメ、私が応援しなくても~と、マイナー好みの私にとっては、それほどの存在ではない。

そして、1個4725円と、それなりのお値段!

スポーツクラブに入ることを考えたら安い……ゲームソフト1本と同じくらいだ…と、今、逡巡中。今売られていたら、すぐ買うかもしれないが、12/6、その頃は「クロノトリガーDS」×(家族の人数分)に夢中で、「ディシディア」同梱版が届くのを心待ちにしている予定なのだ。ただでさえ何かと物入りなこの時期に、果たして買えるだろうか。ボーナスは…営業成績は格段にあがっているけど、息子の学費以上にもらえる見込みは無い!

☆本日のコミックスお買い上げ☆
仕事の合間に「シバトラ」全8巻と、「おもいでエマノン」と「ミスポピーシードのメルヘン横丁2巻」を購入。……あれ……?5000円近くかかっている…。

や、やばい…早く、新しいゲームソフトを買わないと、恐ろしいことに……

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2008年10月 6日 (月)

子どもは漫画を教訓に出来ないのか?~わたしの人形は良い人形~

帰宅して鍵を開けるところで電話が鳴った。実家からだった。

用件は、こうであった。実家に預けている娘が、明日から3日、自分で弁当を作ることになっている。で、ご飯をいつもよりも多めに用意しなくてはいけない、というので娘が張り切って米を用意した。

5.5合炊き炊飯器の、「水」のラインぎりぎりまで。しかも、水まで入れちゃった!

いくらなんでもこれは大変だ、実家には複数炊飯器があるらしく、まだ残ったご飯もある。なので、今半分炊いたのを娘に持たせるから、そっちで食べてくれ。以上。

幸い、帰宅したばかりで今日のご飯を炊いていない。娘が迷惑をかけたうえ、炊いたご飯をいただけるとは、ひたすら頭が下がる話である。それにしても、炊飯器いっぱいに米を入れるって……

わたしの人形は良い人形 自選作品集  /山岸凉子/著 [本] わたしの人形は良い人形 自選作品集 /山岸凉子/著 [本]
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これを連想した。山岸作品は、バレエものだろうがオカルトだろうが、随所に「食べ物」ネタがある。「テレプシコーラ」だって、篠原家の食卓やお弁当が事細かに描かれるからこそ、あたかも現実の家庭を見ているような気分になれる。

この作品は、私の生きているほうの弟が「月刊ASUKA」で第一話を読んで、恐怖のあまりに泣いたレベルの作品である。私の息子は幼い頃、極度の人形恐怖症で、洋の東西を問わず人形を見るとパニックをおこすため、娘は人形を買ってもらえなかった経緯があるが、どうやらそれも、息子がこれを読んでしまっていたことに因るらしい。息子が「ローゼンメイデン」でようやく恐怖症どころか萌え萌えになり、「実は…」と告白したのだ。

終戦直後の日本。一人の少女を葬送する際に添えられるはずだった一体の市松人形が……

メインヒロインは、その少女の友達の娘。戦争なんて何も知らない現代っ子で、厳しい受験戦争を勝ち抜き念願の名門校に合格、母の実家「跡」に建てられた素敵な新居に胸を躍らせながら引っ越してくる。引越し荷物の中から、立派な市松人形を見つけ、嬉々として部屋に飾るのだが…

という現代少女の日常が、描かれ始める。名門校だけに授業は厳しい。部活動でも早々にドジる。母は新居ゲットを機にパートに出る。そして、ヒロインがご飯を炊き始めてある種の「恐怖シーン」になるのだ。

炊飯器まるまるの、大量のご飯! ウキャアアアアア!

ヒロインは、家族の人数×1合の計算で、ご飯を炊いてしまったのだ。母は嘆く。「一合のお米で、ご飯は2.5杯炊けるのよ。これは常識です!あ~お母さん、教育を間違ったわ~」

まさに、この恐怖だ。

わが愛娘ちゃん、ご飯の炊き方、わかってなかったか? たしか、この名作も読んでいたはずだったが??????

娘が、炊き上がったご飯を持ってやってきた。
「やあ。まあ、『わたしの人形は良い人形』でも、100回くらい読めw」と迎えてやった。娘はばつが悪そうではあったが、……とにかく学校でいろいろあるので、母親に甘える機会を得て、ちょっと嬉しそうであった。

娘が言うのには、「(我が家)には、ボタンひとつで1合とか2合とか測れる米びつあるやん~~~(実家)には、それがないんよ。で、そういうものかと思って、炊飯器の目盛り一杯に、お米を入れた」……うん、たしかに教育を間違えた。

我が家で炊く米は、通常1日1合だ。それで家族3人が、余裕でいける。たまにカレーなどをやる日には、2合。一人1合とかいう方もいるのだろうが、私はそれでずっとやってきた。それで、ボタン一つで1合、もしくは2合を図れる米びつを導入し、たしかそれを、子供たちに教えたと思う。急に働きに出て、子供たちに混乱させずに指図したかったからだ。

一応、その米びつには、昔ながらの計量カップも入れている。「1.5合欲しい」などの時にはそれを使う。そもそも家庭科学習がなされているのだから、1合=2.5杯はさすがにこの年齢には常識、と思っていたのに、娘は「シラネ」という。

ああああああ。世界的に見ても栄養価と味が優れ、生産性の高い日本の米のことを! 本来南洋の植物であるイネを、寒い東北が「米どころ」と名乗りをあげるまで、狭い国土で改良を重ねてきた歴史を! 今も「百万石」なんていわれるとおり、食べ物を通貨扱いさせたくらい、米という食物に思い入れのある民族なのに!

便利な米びつがないと、炊くことも出来ない子供を育ててしまった。誰でも美味しくご飯が炊ける、日本の誇る炊飯器でさえも、使いこなせないような。

「わたしの人形は」の、最初の登場人物たちは、その「白い飯」のありがたみをよく知っていたはずだ。だから、そのシーンにつながる。あまりにも描写の少ない「最初の少女」だが、彼女の妄執のひとつが、ヒロインにご飯を炊かせるのだ。

そんな説教をする一方、娘は私が今日入手してきた漫画に夢中。

沈夫人の料理人 4 (4) (ビッグコミックス) Book 沈夫人の料理人 4 (4) (ビッグコミックス)

著者:深巳 琳子
販売元:小学館
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新刊古書の区別無く、意外と本屋で見かけないシリーズなのだが、ようやく見つけた。仕事の合間、バス待ちの間に。本当に、実在するのかとさえ思ったくらいだ。

小躍りしてレジに持っていったら、なんと5円も引いてくれた。なんという幸運。

この極上の美食SM、息子は興味を示さないが、娘は目を輝かせる。

この美しくも底意地の悪い沈夫人の表情に、私は骨抜きになっている。また、そんな奥様へのご奉仕に命を賭け、翻弄されながらも愚直に仕える料理人。ああ~~~、なんて素敵。

けれど、ここで紹介されるレシピには、何を何グラムとか、何分ゆでる、などとは一切描写されていない。奇をてらった料理も出てこない。塩加減?そんなものはご自分で、というものだ。う~ん、カエルとか、干したイカの卵とか、中国料理の奥の深さには感じ入るばかりだ。もしかしたら、現在その国の人よりも日本人のほうが、その文化に敬意を表しているのではと思うほどに。……本当に、中国の皆さん、国土の環境と、優れた文化(だけ)を、大切にしてください……

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2008年10月 5日 (日)

漫画に散財する私

絶対買いたいのにちょっと後回しにしてきたコミックスがたまりにたまる。

そのうえ、新しく気に入った作家さんのほかの作品まで気になる。

「あら、あの気になってた本が中古で出てるわ…ためしに1冊…」でまた欲しい本が増える。

先週は、重いというのにこんな本を買ってしまった。

刑務所の前 (第1集) (Big comics special) Book 刑務所の前 (第1集) (Big comics special)

著者:花輪 和一
販売元:小学館
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花輪和一のファンをやって四半世紀を超えた。この本も当然買っているはず……であったが、当時漫画など買っていられないくらいの窮状で、そのままにしていたのだ。

しかし、神様は何かと配慮をしているらしい。発刊当時の精神状態の私に、果たしてこの本が受け入れられたか。むしろ今、手にとって本当に良かったと思う。息子と楽しもう。

魔女   1  /五十嵐 大介 著 [本] 魔女   1 /五十嵐 大介 著 [本]
販売元:セブンアンドワイ ヤフー店
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…ため息しか出ません!一こま一こま、うっとりと楽しんでおります!

「天顕祭」も繰り返し繰り返し読んでいて、質の高い漫画がこんなにたくさん読める今の環境をとても幸福に感じた。

10月10日には「海街diary」の2巻も出る。なんか、関連本も出るようなので鎌倉めぐりに使いたい。

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2008年10月 3日 (金)

私はギャンブラーではない~息子とアカギを見た~

今日は本当に帰りが遅くなってしまった。会社を出たのが21時だ。スーパーで買い物をしたが、半額で売られていたパックのお寿司を、夕食にすることにした。…今日も歩いたし、売った。作った。へとへとだぁ~。

それでも味噌汁くらいは作らないと、しいたけと小松菜とネギの味噌汁を作る。テレビでは、アニマックスの「アカギ」をやっている。

大人気ギャンブル漫画だ。ネットでもアニメは絶賛されていて、その存在は知っている。息子も大好きである。

……が、困った。

私にはちっともそのおもしろさがわからない。命だの破滅だの、そんなものを賭けて何になるのだろう?

私は、ギャンブルをまったく楽しめない性質である。パチンコ、競輪競馬は言うに及ばず、麻雀などはもってのほか。会社でトトカルチョに誘われても絶対にのらないし、トランプだって、できれば「一人遊び」だけしたいタイプ。ついでにゲームで対戦もしたがらないし、RPGのストーリー上で、カジノやカードゲームやチンチロリンなどがあっても、できれば避けて通りたい。

貴重な装備などを得るうえで仕方なくスロットなどをやるとしても、負ければリセットを繰りかえし、着実に稼いでいく。ずるい? いいのだ。私はギャンブルを楽しむ気など、まったくない。仕方なく「作業」をしているだけだ。モンスターを倒し続ける作業と同じだと思わなければ、到底そんなことやっていられない。

こんな私なので、主人公アカギの破滅的な性格はもちろん、すべてのキャラクターの気が知れないので、退屈で仕方が無い。ナレーションが古谷徹さん(またハマリ役かも?)だというくらいか、見所が無い…

と、息子に愚痴った。息子は熱く「アカギ」の魅力を語るし、それもわかるのだけれど、わからないものは仕方が無いではないか。

「なんで、そんなに真剣に麻雀やってるのかわからないわ。遊んでいないで、まじめに働けばいいのに」と、私がつぶやくと、息子が笑い転げた。
「あ、あんた、もしかしてあのシーン見たの?」

へ? 前から、見てなくても音だけは聞いていたけど何?

「アカギっていうのは、伝説的なギャンブラーでありながら、中学の頃消息を絶っているんだよ。で、ニセアカギが現れる。そんなこんなで、工場で、まじめに働いているアカギを発見したやつが言うんだよ、『おまえ、何を遊んでいるんだ?』って」

は???? 

「もう俺、笑ったねwww『働いてる』んじゃねえかwww」

……それは驚いた。もう、私のようなギャンブルは射幸心をあおるからいけないザマスなPTAの発想とは真逆。そこが魅力なのだろうけど。

食事をしながら少年漫画談義。少年向けの漫画は、長く連載していると、読者の欲望の赴くままに「ひたすら戦い続けるだけになる」「ライバルがインフレする」「徐々にひっこみがつかなくなる」などの宿命を背負う。最近はあの漫画もこの漫画も、そういう道をたどってしまって悲惨なのだという。ああ、昔は大好きだったのになあ。せいぜい20巻あたりで終わっていればなあ……と、惜しむ。「デスノートは、まだ12巻で終わってよかったわね。もっと早くてもよかったけど」「4巻で終わってよかった。テニプリは、おかしくなってかえってよかったけどw」……そうか、すごいなテニプリ。

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2008年10月 1日 (水)

糸色望先生が結構本気で日本を語っています

……今日も仕事で朝から歩きすぎて、帰社後、何も手につかない状況に。…で、もろもろの雑用をこなしながら体力の回復を図ろうともくろんでいたら、ちょっと困った事態になって、また外歩きすることに。外は暗いというのに。

体力にそれほど自信が無いので、適当に休息を取りながら効率よく回らなくてはいけない。…が、能力も無いし、会社の商品もライバル緒社に完全に追い抜かれているので、遠いところ遠いところに足を運ばざるを得ない。色眼鏡無く、人柄や個性を認めてくれるお得意を探すのが、私のすべてだ。…けれど、あれほど馬鹿にされていた私の営業が、社長にも「皆、見習うように」と言われるようになった。愚鈍でも、実を結べばいいのだ。…体力は消耗するけれど。

暑かったり寒かったり。足が痛くてどうにもならなかったり。

水曜日の大切な休息は、「少年マガジン」だ。旬の、「さよなら絶望先生」を読まなくては。「シバトラ」も見逃せないし、小林まこと先生の回顧録も必見だ。

他にも週刊誌などをぱらぱらとめくる。心身の休息になるし、営業トークのネタにもなる。

さて今週の糸色先生。

なかなかに、いつもより3割増しくらいで社会派ではないのか。

「麻生総理、読んでくれてますか~?」とでもいうようなパワーを感じる。

これが、ただの「ブラックジョーク」ですみますように。現実に、なりませんように。

でも、笑えないくらい、その通りになりそう。

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2008年9月29日 (月)

コミックで「祭り」を堪能~よつばと!と天顕祭~

 よつばと!   8 よつばと!   8
販売元:セブンアンドワイ
セブンアンドワイで詳細を確認する
日記に書いていなかったけど、当然のように「よつばと!」8巻を発売日にゲット。

季節はちょうど今くらいらしく、よつばの住む町は秋祭りでにぎわう頃。東京都下あたりかなと思えた街だが、結構本格的な祭りが行われているらしい。

初めての祭り。

よつば視点で描かれる神輿や山車、大人たち。

大人視点で描かれる、山車を元気にひいて、お菓子の詰め合わせに喜ぶよつばら子どもたち。

なかでも印象的なのは、みうらちゃんだ。お化粧を施し、神妙な顔で舞っている。

はあ、いいなあ~~

私がこれまで住んできたのはいずれも「新興住宅街」という奴で、気がラクではあるが、土地に根ざしたものが何も無い。これまでお祭りを楽しむのはレクリエーションとしてだけで、どこの氏子になったこともない。地元民として祭りの手伝いをするけれど、神輿はどこの神社の物でもないし、いろいろなところから集まった人々や子どもたちが、いろんなものを混ぜて「お祭り」を作っている。根ざす物が何も無いから、とりあえずサンバとかねぶたとか、よそのものなんかも平気で混ぜちゃう。これはこれでおもしろいけれど、「本物」の祭りにある畏怖や、血が滾るような興奮などは経験したことが無い。

この、祭りの回は何度読んでも涙が出てくる。なんでだろう。

憧憬? 郷愁?

純真無垢な子ども、少し大人の仲間入りをした子ども、かつて子どもだったけれど、大人として子どもたちを暖かく見つめる瞳。

「よつばと!」の世界は、本当に居心地がよい。

一方、ねんがんの「天顕祭」をてにいれた!(2週間ほど前だけど)

書店でとても気になりながら、「ダ・ヴィンチ」の特集などに背を押され、「海獣の子供」に耽った勢いで購入。

天顕祭 天顕祭

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

表紙は、運命に抗う「姫」の顔である。

時代は「未来の日本」らしい。「汚い戦争」のあと、国土はフカシ(=不可視)という毒に侵されていた。フカシに接触すると、「フカレ」てしまい、やがては死ぬ。爆心地から生えた竹が土地を浄化し、人々は復興の兆しの中で生きている。

「…ナウシカ?」というのが読み始めた第一印象。この作品は同人誌として初めて文化庁メディア芸術祭マンガ部門で受賞、という快挙を成し遂げたそうだが、正直、「そのテの世界観」は、オリジナル同人作品ではありがちじゃないの~~?…と、読み進む。

が、このどっしり地に足が着いた世界観はどうだ! 細部まで綿密に構築されているし、「神事」や「神話」を見事に取り込んでいる。最初は、竹を組む足場にうっとり。昔タイ旅行をしたときに、やはりちょっとした建築現場で竹を足場にしているのを見た記憶がよみがえる。あの頃、日本では徐々に建築現場はカバーが施され、鳶職人の姿を見ることが少なくなってきたのだ。竹を組んだ、当時の日本人である私にはとても不安定に思えるその足場で、まったくカバーもなしに働いている人々を移動中の車からちらりと見た。この作者も、そういうものを見たのだろうか。

鳶。 最近はすっかり忘れられているが、この物語の主人公は、鳶の若頭と、女の身でその世界に飛び込んだ謎の少女・咲である。

今、鳶に触れるとしたら、出初式などであろうか。天を衝くような高所で恐れを知らぬような軽業を披露する。それは神への挑戦のようでもあり、神と、民を喜ばせる神事でもある。

が、咲は地底に蠢く神の捧げもの=姫という自分の運命に抗い、高所へ上る。そして戦う……神と。

そんな主人公たちの煩悶をよそに、このなんとなく昭和中期の世界の人々は、いろいろな暗い歴史を秘めた「天顕祭」で縁起物を買い、はしゃぐ。本来の「祭り」の意味なんて薄らいで、娯楽のひとつになっていきそうな、そんな時代なのだ。

ああ、私の生まれるちょっと前だ。

それが、「古事記」の世界とリンクした!

未来物語なのに、そう思わせてしまう。実に良質なファンタジーだ。

酔った勢いでさらに感想を連ねてしまうが、「汚い戦争」って一体いつのことなんだろう?

数十年前の話のようにも思えるのだが、50年に一度の「天顕祭」を幾度も重ねているところから数百年はたっているような。

そんなこんなで日本は文化が後退し、あたかも20世紀前半のような雰囲気で違う発達をしているようだけど……。

見ようによっては「汚い戦争」=もっと激しく原爆が落とされちゃった第二次世界大戦 かも、と妄想してみる。

そんなパラレルワールドだとしたら、昭和初期のムード満点、神道が強大な力を持ち、一次は「人柱」なんていうものに人心がすがるのも自然なような。

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2008年9月24日 (水)

秋の夜長はコミック♪

ゲーム熱が収まってくると、狂ったように良質なコミックが読みたくなる私の性。

逆に言うと、凄い勢いでコミックスを買わないために、携帯ゲームを買うのだけれど。私が本気出したら、ゲームソフトなんか目じゃないほどお金を使いそうだ。それに、本はかさばる! 話題作は全部読みたい。昔からごひいきの作家さんのは全部買いたい。お金が山ほどあるのなら、本屋に行って「ここからここまで、全部ちょうだい」ってやってしまいそうだ。ていうか、漫画喫茶に住みたい! ゲームと言う拘束具がなかったら、私は暴走してしまう~~~~!

またいけないことに、最近は新聞でもよくコミック評を扱っている。そこに載っているのは、本当に全部読みたい。

海獣の子供 1 (1) (IKKI COMICS) Book 海獣の子供 1 (1) (IKKI COMICS)

著者:五十嵐 大介
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

これも、前から本屋で見かけて気になっていたのだ。雰囲気のある画風に惹かれながら、でもなかなか手を出せずにいた。「はずれたらいやだ」というのと「はまったらもっと困る」という葛藤があったからだ。

たまたま古本屋で見かけて、恐る恐る1巻をゲット。

……すごい体験をした。

電車の中で読んでいるのに、私は海の中でたゆたっている。日差しが痛い。耳も痛い。鼻まで、海水がしみてくる。潮の香りが、私を包む……。

「なんで2巻も買っておかなかったんだ!」と激しく後悔。夢に見るほどその夜はどっぷりとその世界に漬かり、翌日(休日)近所の本屋へ。

ねえ。

地元の本屋には、気配さえない。環境の良い街だけど、こういうとき「所詮田舎だなあ」と思う。さらに翌日、娘を連れてちょっと遠い街まで出かけた。あそこの本屋にはたしか絶対あったはず。あそこの品揃えは、ちょっとしたものだから。…その本屋には、スタッフが作ったらしい特別コーナーがあり、複製原画まで飾られてあった。

この著者は、携帯電話も持っていないのだそうだが、デジタル全盛のこのご時世にこうしてペンと青鉛筆の懐かしい原画があるということが、また新鮮に思われた。「肉筆」の魅力を再認識。

ところが、本は「売り切れです」だった。

やむなく別の街に行き、そこで2、3巻をゲット。物語はどんどん進み、主人公の少女は変貌していく。読者は彼女の大きな瞳を通してこれからどんな世界を見るのだろうか。

娘は私と全然違うタイプで、部活動や生徒会などに精をだし、人間関係の洞察にも優れているが、本屋に連れて行くと立派な「オタク母子」になってしまう。小さな頃から、本屋では二人とも夢中になって本を読んでしまうのだ。

で、買って帰るとやっぱり黙々と読んでしまう。布団の上でごろごろしながら、それぞれ勝手に本を読んでいるけれど、どこかで感情を共有しているようなのでそれはそれでよし。

本は、宇宙だよねぇ……。

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2008年9月18日 (木)

娘と勉強しよう~秋の博物館・歴史めぐり

社会科がまるでダメなわが娘。なんとか早く苦手を克服しなくてはいけない。

娘と話していて気づいたことは、「キーワード」だけはたくさん覚えているが、整理ができていないということだ。

戦国時代の話をしていても、取りとめも無く「後醍醐天皇」「後白河天皇」「享保の改革」「天明の飢饉」などとつぶやいている。って、今は戦国時代の話をしているのに!と叱るが、とにかく、いろんなものが混沌としていてわからないのだそうだ。

それじゃあ年表を見ながら整理しようか、と言っても年表と聞くだけで逃げ出す。…おおまかでもいいから歴史の流れを把握しないと、単語を覚えても意味が無いでしょうが!

とにかく興味を持たせないといけない。歴史なんて、楽しく学んで点数稼げばいいじゃないか。ついでに地理も。

というわけで、娘に「歴史散歩」をしようと提案した。こら逃げるな。近隣の歴史を学びながら歩くのだ。歩けばいろいろ感じることもあるだろう。しかも娘の大好きな「おいしいもの」にありつける確率も大!(エサが重要)

京都や奈良は遠いので、東京や鎌倉辺りで、と下調べをしながらコースを考えている。

私は昔、仕事の関係でよく東京歴史散歩をしていたので、それなりにコースは組めそうに思えた。ただ、20年も昔の話だし、今の新しい情報も欲しい。とくにグルメ。

で、歴史アレルギーの娘にもとっても分かりやすく楽しみやすそうな、江戸東京博物館をチョイス。両国にあるので、周辺にはお相撲さんにまつわるものも多数。ちょっと足を伸ばせば回向院や吉良邸跡もある。首洗いの井戸なんか、娘が好みそうだ。

そして浅草方面へ。旧安田庭園と、横網町公園で関東大震災の話題に。隅田川を楽しみながら浅草に行けば、そこはイエスとブッダも楽しんだトーキョーワンダーランド。浅草寺の伽藍を横から見れば、FF7「ウータイ」の雰囲気も楽しめる。

と、あれこれ楽しく情報を集めていると、娘が「そんなのより、『かはく』いきてぇ」と言う。

「かはく」とは、上野の科学博物館のことだ。以前にも書いたかもしれないが、私は「ここで育った」と言いたいくらい、子供の頃から慣れ親しんでいたし、幼い子どもらを連れてもよく遊ばせた。またわけもわからずにミイラが見たいだけちゃうんかと……

と、思っていたが、駅の大きな広告で思い出した。

そうだよ、秋に「もやしもん」とコラボした菌の特別展「菌類のふしぎ」があったじゃないか!

これは行こうね、と約束した。「混むだろうけどね」と言うと、生意気にも「あたし、コミケはいいんだけど、人ごみってイヤなんだ~」などという。

安心しろ、「江戸東京博物館(常設)」は、そんなには混まないと思うから。

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2008年9月10日 (水)

ついでに「元祖ユルヴァちゃん」を購入~ここも父がいないようだが~

娘と漫画の豊富な本屋をめぐっていて、「元祖 ユルヴァちゃん1」を見つけた。

 元祖・ユルヴァちゃん   1 元祖・ユルヴァちゃん   1
販売元:
で詳細を確認する

前に「ヴィンランド・サガを買った。『元祖ユルヴァちゃん1』が同時発売と書いてあるが、どこにも見当たらない。私はからかわれているのか?」という日記を書いたが、この本は本当に出ていたようだ…「今頃見つけるなんて…」と思いながらとっととレジへ。

この作品は、幸村誠の話題作「ヴィンランド・サガ」の派生作品である。本編の主人公の姉である、ヴァイキング娘、略してバイキンギャルのユルヴァちゃんが主役を勤め、本編とは別の意味でとてつもない「ヴァイキング」の世界を描く。

父を失い、弟も行方をくらまして、美しい母と二人っきりの生活になったユルヴァちゃん。家計を助けようとハンバーガーショップのバイトを始めるが…って、ハンバーガーショップ???マンモスを狩りまくっちゃうし、素手でミンチにしちゃうし、親友の女の子たちとは斧で喧嘩しちゃうし、とってもパワフル。かつて故郷では「戦鬼(トロル)」と恐れられた父も、草葉の陰でおののいている。というか、草なんかろくすっぽ生えていない厳寒の○○村」(一応自粛)で、青春を謳歌中。

この日買ってきた本の中で、子どもたちの反応が一番早かったのがこれだ。いやあ、本当にひどい(笑) 原作が台無しだ(笑) 笑いっぱなしだ(笑) もはや父などように超えているではないか(笑) ユルヴァちゃん、最強~~~!

たしかに本編のユルヴァちゃんも、我々日本人にはちょっと理解しがたい強烈なところがあったけど、こんなことになっていようとは。

こ、これ、本編と同時連載中らしい。なんと言う世の中だ。

あっ!

最近いじってないんだけどドラクエ4DSの女勇者、なまえを「ユルヴァ」にしちゃってたよ~~~~~~~~!

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2008年9月 9日 (火)

父親のいない家庭って~ようやく「スーパーリアルRPG」を購入~

娘とのプチ夏休みで、「スーパーリアルRPG」を見つけた。

心理研究家ゆうきゆうのスーパーリアルRPG 心理研究家ゆうきゆうのスーパーリアルRPG

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

このシリーズ、Web版ではとても楽しませていただいたし、書籍化にあたってはわくわくしながら本屋めぐりをしたものだ。……が当時、全然見当たらなかった。

一応心理学に興味があるという娘のおねだりもあって購入。そう、この本はソウさんの漫画も素敵だが、心理研究家のゆうき ゆう先生の文章が秀逸なのだ。

懐かしく、序盤を読んだ。主人公・三郎は父不在の家庭に育ち、16歳の朝、自分がRPGの勇者のような妄想に囚われる。

……あら。  うちも父親がなんとなく不在。 このお母さんの所業がリアルすぎるわ。

逆に、こういう漫画でネタにされるくらい、RPGなどファンタジーの主人公って不思議と「父親不在」が多い。実は父は○○の戦士とか○○の末裔とかであり、故あって行方をくらましてるとか、世界を守るために命を落としているとかで、主人公はそんな血を引きながら与えられた宿命に従い、冒険に出るのだ。

そういうイメージであるが、たとえば「クロノトリガー」は意味もなく母子家庭の主人公であった。この時空を超える壮大な旅に出て、世界を救う意味が主人公クロノにあるのかないのかわからないまま物語が終わり、「クロノの父親」について想像の翼を広げた人は少なくないだろうと思う。

「どきどきポヤッチオ」という、ちょっとギャルゲーみたいなゲームも思い返す。主人公の少年が訪れた村には、いろいろな人が住んでいて、可愛い女の子たちが5人もいる。

…しかしこの村、子どもに両親が揃っている家庭がほとんどない。戦争に行っている、死んだ、別居中など理由はそれぞれだが、多くは父親がいない。母親がいない父子家庭もあるにはあるが、なんだか不思議だなあ、と思った。

平凡でないところに、人は物語を見出すのだろうか。

しかし、小さな頃からゲームや漫画の世界にしか興味を持たなかった息子は、それでも三郎のように「自分は勇者なのではないか」というような妄想に囚われることは無かった。

というか、彼は自分の父親に無関心…正しくは、「そういうものだ」と思い込んでいるようだったのだ……orz

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2008年9月 6日 (土)

娘が1週間で別人になりました…

今日は娘の体育祭。

とりあえず弁当だけは渡さないとと思って行ってみた。娘、別居しているうえにプログラムも何も渡さない。…とても渡せそうになかったので、とりあえず午前の競技を見ることにした。

全学年女子による創作ダンスが始まった。ということは、わが愛娘も体操服に身を包み、はつらつとおどるということか。

萌えながら、娘の姿を探した。

娘はすらりとした体型にブロンズのような肌、そして長い髪が特徴だ。色は黒いが22世紀のオリエンタル・ビューティーくらいは狙える美貌である。22世紀くらいにはっ…

しかし、どこを探しても見当たらない。似ている子はいるのだが、髪型が全然違うし。

結局我が子を探せないまま、競技は終了。お昼タイムになる。娘の大好物で我が家の弁当定番である、しょうがとにんにくをたっぷり利かせた鳥のから揚げ弁当に、いただきもののぶどう、それに「保冷剤」として、凍ったおしぼりと凍ったアクエリアスを添えたものを持って佇んだが、一向に娘が見当たらない。

生徒たちはおのおの保護者たちのもとに向かい、生徒席にはほとんどいない。遠めに見ると、男子ばかりが数人残っている。……あれ……ここにいればくると思ったのに……しばらくオロオロと佇み、とりあえず生徒席に近づいてみた。いない。娘は、いない。どこにも。娘に何かあったのだろうか……昨日夜遅く塾から帰った娘から電話があり、「眠いし、朝早いから今夜はばーちゃんちで寝る」「うん、ママも疲れてるし、ゆっくり寝て弁当届けるわ。あんたも今夜はしっかりお休み」なんていう会話をしたばかりなのに。

…なぜか、見慣れない子が手を振っている。誰かなあ。こんな男子、覚えてないけど。昔…と言っても幼稚園や低学年のころよく役員とかやったから、覚えてたのかなあ。どっちにしろみんな大きくなっちゃって、誰が誰だかわからないわ…と思って生徒席を見ていると

「おーーーーいっ! 気づかんのかいっ!」

と聞き覚えがある声が聞こえた。

え、えええええええーーーーーーっ?

髪をさっぱりと切り、ボーイッシュな男子……じゃない、女子がそこにいた。って、娘じゃないか! 多少変態ではあるものの、22世紀の美少女の!

「誰ーーーーーっ!」

「わたしだーーーーーーっ!」

暑いから、切ったという。

……なんかもう、涙が出た。子どもがどんどん、私から離れていく。もともと私の思い通りになんかならなかったけど、このタイミングでそれをやるか……さてはさっきの子は……髪型だけで自分の子を見誤るなんて……orz

いろいろショックを受けながら、弁当とおしぼりと「保冷剤」を渡した。「保冷剤」に一番喜んでいたような気がする。

そんな日に、ようやく「鈴木先生」5巻を手に入れ、読んだ。

鈴木先生(5) 鈴木先生(5)

販売元:楽天ブックス
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相変わらず鈴木先生は、苦悩しつづけている。生霊を飛ばし、彼氏の淫夢まで覗き見てしまうようなオカルティックな彼女と愛を育みつつ、いろいろ、とにかく大変である。

先日ネットでこんな書き込みを見た。現役中学教師のぼやき。「金八先生はいいよなあ~週に一回しか、問題が起きないんだから」

それを息子に話したら、とてもウケていた。そして自分の所業を振り返り、反省しているようだった。

たしかに、中学生くらいの子って本当に大変だ。幼虫がさなぎになり、成虫になるまでにとてつもない変化をするように、親としても先生としても、この急激で微妙な時期にどう対応するかがとても大切だ。親は自分の一人二人の子に必死であるが、先生ときたらそんな、問題の有る子も無い子も、30人くらい見なくてはいけないのだ。「手のかからない子」の苦悩に触れたこの巻には、いろいろ考えさせられた。

ああ、虫はいいんですよ。生んだらあとは何とかしろ、ですから。人間は余計な知恵があるので、たとえばアゲハの幼虫を見かけても世話をやいていいのか、放置していいのかいろいろ悩む。うちの山椒やパセリを食いつくして、慌てて補充したりもしたが、それでも幼虫たちは私の目の届かないところでさなぎになろうとする。

さなぎに触れると、びくびくっと動く。

それをおもしろがって触りまくっていたら、さなぎは死んでしまうだろう。かといって放置していたら大丈夫ということでもない。

まして自分の子どもなら、失敗なんか許されない。

…娘がなんだかボーイッシュになってしまった、なんていうのはまだ失敗のうちに入らない。

とりあえず、息子の心配の方が大事だろう。

思春期に♪ 少年から♪ おかまに変わる♪

ということのないように、…がんばるッ。

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2008年9月 3日 (水)

リアル「暁の蛇」~蟲師が完結~

本屋の前を通ったら、やたら分厚いアフタヌーンが目に入った。

蟲師が表紙だ。完結、とある。どひゃー!

完結編は前後編になっていたので、立ち読みはやめた。少年漫画などだと、人気があるうちはやめられなくて、最終的にぐだぐだになる例もあるが、10巻で終わらせるというのは鮮やか。昔の「すすめ!パイレーツ」を思わせる。ものにもよるだろうが、作家のテンションや時代との関連を考えると、10巻、20巻あたりですっきり完結するのが良いと思う。

で、なんとなく「1~9巻絶賛発売中」というのに目がいった。……あら……あたし9巻って買ったかしら……買ってないような気がする…

慌ててそこの本屋で探してみる。なんと、1から8までしかおいていない。「あのう、蟲師の9巻は」と店員さんに聞くと、「ただいま在庫切れになっております」との答え。

あらやだ、いつの間にか出てて、売り切れたのね。一応夏の新刊はチェックしてたのに……と焦り、別の本屋で9巻を買った。

2冊目だった。

「暁の蛇」を思い出した。

「暁の蛇」とは、蟲師のなかのエピソードである(第5巻収録)。

人の記憶を食らう蟲。父の帰りを待つある母子のちょっと切なく、なのに蟲のせいで救われる物語である。

非常に家庭環境が良く似ている(爆)せいもあり、私はこのエピソードに思いいれ、記憶を食われる母・さよに感情移入をしてしまう。もしかしたら彼女は、すでに夫のことを知っていて、あえて影魂を寄せてたんじゃないかな、などと独自の解釈もしてしまう。夫の真実を子どもに隠し、朗らかに「お父さんは一生懸命働いているんだよ」と言い聞かせ、いつか帰るのを待っていた自分と、どこかかぶるのだ。

で、本気でリアルさよになってしまった。

ブログ内検索をすると、ちゃんと、自分の日記にも蟲師9巻を買ったと書いてあるではないか。

忘れすぎだ、自分!

2009年○月△日

パソコンの前に「蟲師」という漫画があったので読んでみた。
「おもしろいわねえこの漫画。
母さんこんなの初めて読んだわ」
((((((;゚Д゚))))))

ボケ進行の度合いも確かめられて、ブログって本当に便利である。

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2008年8月30日 (土)

あさきゆめみしがアニメ化ですって

源氏物語1000年記念で、いろいろイベントや展覧会なんかが行われているけれど、

「あさきゆめみし」ノイタミナでアニメ化というニュースに、昨日は驚いた。

大和和紀作品のアニメといえば「はいからさんがとおる!」を思い出すけれど、30年くらい昔のこと、あの美麗な絵とテンポのよいギャグを映像化するのはほとんどムリじゃなかったのか……と振り返る。一ファンの少女であった私は、テレビの前で「全然イメージが違う~~~~」と泣きそうになったものである。今、あの番組は一応人気アニメという扱いらしいが、冬星さんや狼さんが出てくる前に終わった番組が、人気があったとは到底思えない。

しかし、今のアニメの「原作再限度」はすごいからなあ~

乱れる髪の一本一本、衣の一枚一枚、手書きでジェバンニがやってくれました、くらいのびっくりがあるんだろうか…楽しみなような怖いような。

☆  ☆  ☆

いよいよ夏休みも終わりである。

毎日、娘に「宿題はやったの???」と目を吊り上げているが、娘は知らん顔である。

昨日、塾から帰った娘に声をかけると、娘は得意げに答えた。

「レポート用紙を買ってきた!」

………   え ……?

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2008年8月 5日 (火)

アニメって、そんなにバカにされるものなのでしょうか?

もう、何十年も、「アニメをそんなにバカにしないで! 日本のアニメはすごいのよ!」と虚しく叫び続けてきた気がするけど。

日本テレビの朝の情報番組を見ていると、宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」と押井守監督の新作「スカイ・クロラ」で日本中が騒然!という気になる。要は、日本テレビがこれらに関わっていて、全局をあげて宣伝しているわけだけど、反比例するように、どんどん私の心は醒めていく。

先日の「スカイ・クロラ」の紹介コーナーでは、ベネツィア映画祭に出品!なぜ押井作品は海外でも高い評価を受けるのか!という内容だった。

なんでもこの番組によると、押井守作品が海外で評価される理由その1は、

「声優を使わず、俳優を起用している」

だそうだ。

ええ、たしかに昔から押井守監督の声優の使い方は面白かったですよ。千葉繁という脇役声優の才能に目をつけ、「うる星やつら」という絶大な人気の原作つきのアニメで、独自の展開をし、本来名も無い脇役だった「メガネ」を、あそこまで存在感たっぷりのキャラクターにしてしまったとか。

「劇場版機動警察パトレイバー2」では、根津甚八と竹中直人をさりげなく起用していた。私はあまりアニメに詳しいほうではなくて、何も知らずにその映像を見て、「あの役とこの役の声優さん、すごかったわ~誰かしら???」とわくわくしながらスタッフロールを見て、そのビッグネームに驚いた。けれど、でかでかと「あの芸能人が声優初挑戦!」なんて軽々しくやっているものとは違って、本当に適材適所、声優としてこの役をイメージどおりに出来る人を選び、またそれをちょうちんのごとくぶら下げたりは、していなかったんじゃないかと感じた。

押井作品が、日本のアニメファンどころか、世界に認められ始めた頃って……よくはわからないけど、そんなに「声優ごときは使いません!プwアニメなんか普通出ないような、有名人ばかり使ってますよ!」というような監督だったっけ…?「攻殻機動隊」は、そんなに芸能人だらけだっけ……?

攻殻機動隊2ともいえる「イノセンス」で、「Sプロデューサーが、素子の声を人気女優にやらせようとしたが、押井監督の強い反対で、本来の声優さんでできた」という噂を聞いた。Sプロデューサーとは、最近のジブリ作品でも幅を利かせる敏腕プロデューサーである。

押井作品が海外で評価される理由その2は

「アニメなのに、ロケハンしている」

だそうだ。アニメなのに、ですか。

たしか大昔、「赤毛のアン」でロケハンを敢行という記事を読んだ気がする。アン・シャーリーが過ごしたプリンス・エドワード島を忠実に再現するために、アニメスタッフがカナダに飛んだのだ。当時の、金をかけないアニメ作りの世界ではそれは画期的なことで、緻密に描かれた背景や自然描写に、私は涙したものである。

けれど、ロケハンしたから名作、しないからダメ、というものでもないのがアニメだと思う。

「パトレイバー」劇場版第1作の、失われ行く東京をロケハンしたのは私でも知っている。たしかにあの描写はすばらしかった。舞台は1999年だが、パトレイバーという作品が構築されたのはその10年も前だ。好景気に沸き、若者は肉体労働を嫌い、いろいろな規制が緩和され、外国人労働者が大挙して、「国際化」なんてものが叫ばれた時代だ。地上げが横行し、ウォーターフロント、ジオフロントなどという言葉で彩られながら、東京はどんどん変わって…いや、壊されていく。そんな時代だから、二足歩行でいろいろな局面に対応できる「レイバー」が生まれ、それに対応する「パトレイバー」が生まれた。本当に、面白かった。もう20年も昔の作品なのに、今見てもおもしろい。幼少時「つまらない~ほかのが見たい~」とごねていた息子も、今では夢中である。

けど、アニメの魅力って、ロケハンするかしないかなの?

世界で人気の日本のアニメはいくらもあるけれど、ドラゴンボールとか、マッハGOGOGO!とか、ボルテスⅤとかって、ロケハンしたから、声優を使わなかったからすばらしいの?

この作品のこだわりとか、緻密な描写をあげつらうのは勝手だけど、このコーナー、いちいちアニメというものをバカにしてない?????

たまたまその番組を見ていた息子がわなわなと震えた。「俺、こいつぶっ殺してえんだけど」画面にはSプロデューサーが映っている。

これこれ、犯罪予告をしてはいけません。気持ちはよ~~~~~~~~くわかるけど。

「この人でしょ、素子の声を女優にしろって言ったの」

「マジ市ね! こいつ殺してえ!」

いかん、火に油を注いでしまった。

また朝のテレビを見ていて、まったく違う映画の「芸能人声優挑戦!」報道を呆れ顔で見ていた娘。「こういうのってさあ、映画の内容とか何にも触れないで、どうでもいいような芸能人のプライベートに話題を持っていったりして…よっぽどつまらない映画なのかなって思うわ」とつぶやいた娘に、「スカイ・クロラ」が海外で評価される2つの理由(by Sプロデューサー)を教えてあげた。部活で出かける直前の娘が、やはりわなわなと震えた。

「……何それ…ありえねー……!」

彼女、骨太な押井作品なんかよりも、年齢相応に中学生女子が楽しいアニメが好きなタイプだが、遅刻するぞ!と言われてもめげずになんか押井作品っていうのはなあ!と熱く語り始めた。あんた、見ていないようで、見ていたんかーーーい!w

まあ、これほど、多くの人たちが築いてきた日本のアニメーションという表現と、声優という人々を小ばかにしているようなら、私は見る気もうせる。

昔のような、アニメ声優とか俳優とか関係ない適材適所な絶妙な配役でもなく、「話題作り」だけで配役するのなら、魅力も半減である。

というわけで、我が家は昨今のアニメにプチストライキ。

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2008年7月31日 (木)

有名シェフとアニメを語り合った~隠れたディズニー名作~

仕事でいろいろお話することはあるが、自分の大好きなアニメやゲームの話題になることは滅多にない。

今日は某シェフとお話していて、小さなお子様と「崖の上のポニョ」を見に行きたいとか、「ポケモン」の映画がどうとかいう話題になった。あまりオタク臭を出してはいけないが、私のオタク魂は静かに震える。そうこうするうちにシェフは「ファインディング・ニモ」について熱く語り始めた。100回くらい見たというシェフは、いろいろなシーンで「あれはすごくよく作られていますね」とおっしゃる。ええ、私もあの映画には薀蓄を傾けられますとも! それにあれは子供よりもむしろ大人、それも親のほうが感銘を受ける作品ですものね!と語る語る。

そしてつい調子に乗って、ニモとほぼ同時期に出たディズニーアニメ「ブラザー・ベア」に脱線してしまった。

 ブラザー・ベア ブラザー・ベア
販売元:TSUTAYA online
TSUTAYA onlineで詳細を確認する

世界のアニメを代表するディズニーにおいて、2D→3Dへ移行する時代を表すような位置にある作品だ。3Dのニモは超大ヒット。昔ながらの2Dアニメであるこの作品はあまりぱっとした興行成績も得られず、かなり地味だ。

けれどこれはもっと評価されていいだろうと思う。少なくとも私は、小学校高学年から高校生くらいの、ディズニーアニメなんかに興味がなさそうな少年に見せたい、と思った。いろいろ血気盛んな少年たちに。

この物語の主人公は、血気盛んな少年である。上ばかり見ていて、基本的なことを守らないばかりに、あるとき少年は熊を殺す。そして神の意思により、「熊」になってしまう。

前半の、リアルな絵柄は「加害者の視点」で描かれる。このシーンで描かれる熊は、いかにも凶暴で恐ろしい。ちょっと決まりを破ったといえども、自分たちの財産を奪い、命をも脅かす熊を殺して、何が悪い?という、少年の主張もわからないでもない。

しかし少年が熊になって、いきなりお定まりのディズニーアニメの世界になり、諧謔的な熊の世界に入ってからは、「被害者の視点」を描くことになる。熊は、こういう生活をしているのか。最初はとまどった少年だが、出会った孤児の熊との共同生活で、いろいろなものを学んでいく。

しかし、その小熊は、少年が殺した母熊の子であった。

小熊が語る「そのとき」は、少年が感じたものとはまったく違っていた。生きるために、子供を守るために必死な母熊が、「残酷な人間」によって殺されたのだった。

どうすればいい…?

少年は自分の罪を自覚し、歩き始める…。

☆  ☆

なかなかの意欲作だと思う。私はおよそディズニーアニメなんかに一番ふれないような世代に見せたいと思ったし、そういう意図もあったんじゃないかと思うのだが、そんなコンセプトでは興行成績はあがらないだろう。手書きアニメがCGに劣ることは絶対に無いが、世が目新しい技術に目を向けていた時代に、この作品は不利すぎた。

「そうですか。今度借りてみますよ」というシェフのお言葉に、我に返った。
「いえあのー…最初のシーンとか、小さいお子様には怖いかもしれません。中学生から大人が感銘できる作品なんです」などと追いかけたけど。

簡単に、……いや、大人から見たらこう言ってはなんだが「そんな理由で???」という動機で「誰でもよかった」的に人に刃を向けるこのご時世だが、少しこういうアニメでも見て、切りつけられる側の目線を理解すればいいと思う。

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2008年7月25日 (金)

うちのおにいさんが聖☆おにいさんで爆笑

23日、悩みに悩んで買ってきた3冊は、自分ももちろんだが子どもたちが待っているだろう、という本だった。

娘はまず、テレプシコーラ第二部を手に取り、いきなり「えええええ?急展開!」と驚いていた。そう、あの六花ちゃんがいきなりローザンヌ行きの飛行機を待っているのだ。しかしさすがはローザンヌ。まるまる1巻使ってたどり着けるくらい、遠い、遠いぞ!

息子はテレプシコーラを読んでいないので、すぐに「聖☆おにいさん」にむしゃぶりついた。

……なんか、息子がげらげら笑っている。

NHK教育テレビの子供向けドラマで「主人公が漫画の本を読んで笑う」というシーンのように、ありえないくらい笑い転げている。そ、そこまで笑うか????

というか、そこまでこれで笑えるのだから、社会科や歴史が苦手だとは到底思えないのだが……。

息子は今もあの三者面談に納得がいかず、どの友達も異口同音に「授業中友達に勉強教えちゃいけないって、どんなんだよwww」と、息子の味方なのだそうだ。私も、息子の言い分だけを聞いていたら多少そうだったのだし、そりゃそうでしょとしか言いようがない。百歩譲って息子が正しい行動をしていたとしても、先生方が「目に余る」というのなら、それに従うしかない、というのが社会というものだ。

ところで息子の指導法を聞いた。授業中、ろくにノートをとらない子に、息子は一発でノートをとるようにさせるという。

「おまえノートとらないのか? よぉ、そこにあおむけになれよ」(セクシーボイス)

と声をかけるのだそうだ。すると、慌ててノートをとり始めるという。

「…? なんでまた?」と聞く私。

「ああ、あおむけになったやつの顔の上で、俺がヒンズースクワットやるんだよ」

orz

先生に代わって精神的セクハラ体罰。

すごいが、……すごいんだが、まずいだろうそれは!w

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2008年7月24日 (木)

漫画とゲームと水槽に囲まれる私

むちゃくちゃ忙しいです…

炎天下、とんでもないルートを歩いていると、心臓が発作を起こします。でも、心電図をとるとなんともないので、基本放置です……苦しい…あれ、何だこの森は…涼しいなあ……どこかでお囃子が聴こえるよ……はは…キツネにでも化かされているのかな…

という今日でしたが、これだけは言わせて欲しい。

例によって例のごとく、未成年者の不可解な親殺しについて、「加害者少女の所持していた漫画・小説を押収」という報道。ああ、それは調べてくださいよ。加害者の心理が、それでわかることもあるでしょう。

けれど、だからといってそのタイトルを批判したり、表現を抑えようというのは違いますよ。

今、猟奇的な表現のものが若者に受けるとしたら、それは若者自身が求めているからにほかなりません。表現者も同じような空気を吸って、当然感じていることを表現しているのに過ぎません。

「こういうものを見ているから子どもたちがおかしくなる」のではありません。もしもそうだとしたら、もっと異常行動に出る子どもが出ているでしょう。

なんで、こういうものが受けるのかを考えるほうが先です。

で、週刊新潮さん。新聞広告の見出しだけ見て言うのもなんですが

「水槽だらけの家」で父親殺害・中3少女が読んでいた「オカルト漫画」

って。

「水槽」も叩き対象ですかあああああぁぁぁぁ!

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2008年7月20日 (日)

娘の自由研究~アニメを科学するらしい~

「アニメのセル画貸して」

と娘に言われた。理科の自由研究で、アニメをやろうかと思っているそうだ。

「アニメの自由研究って……『ディーグレイマンのキャラクターの血液型とか星座とか好きな食べ物とかを羅列して研究しましたキャハ☆』なんてのはやめてよ」
「そんなんしねーよw」

理科となると、錯視がいいよなあ。

私は昔セル画を集めていたので、それなりに自慢のものもあり、それを見せてやって楽しませた。今はデジタル化して、ほとんどセルは使われていないが、セル画はとても分かりやすい資料である。私はトレスマシンを使わない古い作品のセルも持っていて、軽く日本のテレビアニメの「絵」の歴史について講義した。

ひとつのカットが全部揃った物も見つけた。当時のスタジオで使われていた袋ごと、である。シーン自体は地味なものだが、袋には作品タイトル、シーン、カットが書き込まれていてこのように膨大なセルを管理していたのかがわかるし、何より「動く」のがよくわかる。実際に使われたセルや背景画も美しいが、アニメーターの鉛筆画の線の美しさはどうだ。娘も感動。

「できればみんながわかるアニメがいいなあ」娘は、ウケも狙っているらしい。…まあ、「ダイターン3」なんて、普通の中学生や先生にはウケないわね。ウケる人がいたらすぐマイミク申請してやるわw

と、私が持っている四半世紀以上前のセル画で、みんながわかりそうなのというと…おお、「新ルパン三世」がたくさんあった。それも一枚絵じゃなくて、前景に次元、後景に五右衛門がいるのを見つけた。背景画とセル3枚で構成されているその絵は、残念ながら周囲が切られているのだが、手前の人物、後ろの人物(口無し)に、口だけのセルがある。

つまり、しゃべらない次元の後ろで五右衛門が何かしゃべってる、というシーンなのだろうと思われる。

日本独自の「リミテッドアニメーション」の手法がわかる資料だ。

つい、「これを始めたのは手塚治虫という天才でなあ」などと薀蓄もしゃべってしまった。ディズニーが作ったフルアニメーションとは違う、安く、枚数も少なく、それでいておもしろいアニメを作る手法だ。昔は「日本のアニメは手抜きの粗製濫造」と叩かれた物だが、その頃のアニメでさえ、多くの人の心をつかんでいる。ディズニーを目指して漫画を描いた手塚が、新しい漫画表現を作り出しながらこの手法を編み出したのだ、というと感動的だ。一方、おかげでいまだに日本のアニメーターたちは極貧、という構造も生み出したわけだが。

喜び勇んで資料を持っていく娘。ああ、その紙袋も大事にしてよぉ~。業界ではゴミ同然かもしれないけど、一介のアニメファンにはすっごく貴重なんだから。

さて、娘はちゃんと自由研究できるんだろうか。一応、ヒントを出した「ポケモンショック事件」のことも調べたらしいけど。

3年前にだした「ナウシカともののけ姫と、ついでにトトロを比較するとおもしろいよ」というヒントは、いまだに研究されてないし。

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2008年7月15日 (火)

7月、8月はコミックの季節!

まずいですよ…

限定DVD付き新刊が予約できるお行儀のよくない「絶望先生」の新刊が、今週ですよ。

それに23日には「巌窟王」「チェーザレ」「テレプシコーラ」「るくるく」など、欲しい新刊がてんこ盛りだ。夏休み、それは人気コミックスがどんどん出る季節。「鋼の錬金術師」「のだめカンタービレ」「へうげもの」「よつばと!」「聖☆おにいさん」……ああ、いっぺんに襲い掛かるのはやめてーーーー! 私の財布の中はとっくにゼロよーーーーっ!

と言いつつ、その日私はDS(ドラクエ4はメタルキング狩り中)を家に忘れてしまったので、恐れながら久しぶりに本屋のコミックスコーナーをのぞいてみた。…ああ…「鈴木先生6」も出ていたか…いやそれより「ミツルギ6」だな…ついに友達より多い巻数になったのね、おめでとう、とまずはそれを購入した。仕事中、重い荷物を持って移動している最中なので、そんなにたくさんは買えないんです、鈴木先生、待っててね。

…と、レジを過ぎて本屋を出ようとすると、文庫本コーナーで「グーグーだって猫である」の文庫版を見つけてしまった。

ああ。そうか、映画化するし、この間賞ももらったんだっけ。

大島弓子が大好きな私であるが、実はこれが未読である。

ちょっとしたタイミングもあったと思う。元の本は絵本のような装丁であるが、正直フルカラーなどでもないのに高い。当時、とても漫画を買う経済状態でもなく、あきらめてしまった。乗り遅れるととことん離れてしまうという癖もあるのかもしれない。

それと、どうしてもひっかかったのが「え…大島弓子さん、新しい猫と生活してるんだ…」と、軽くショックを受けたことだった。

大島弓子の猫と言えば、私にとってはサバだ。

気難しい顔をしたサバとの生活は何度も読んだ。

てことはサバは……。

ずん、と重くなった。それで手に取れなかったということもある。

薄い文庫本の割にはやっぱり高い気はするが、今ならとりあえず買える値段である。半年後にはわからない`,、('∀`) '`,、えーい角川名物映画化祭りに乗ってしまえ!

……サバの最期を、見た。……って、もう13年も前の話なのか。

新しい猫たちはもう擬人化されないらしい。そのままの姿で愛され、観察されている。素直に、可愛いなあ。「綿の国星」のような凄みはないけれど、やっぱり大島弓子的な洞察だ。

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2008年7月11日 (金)

アニメ「ゲド戦記」をタダで楽しみ損ねました

「5分で観客が取り残される」「ものすごく眠れる」「何がしたいのかわからない」

と評判のアニメ映画「ゲド戦記」の、念願のテレビ放映の日だ。

帰ったら録画しよう♪と思っていたのだけど……

残業で帰宅できたのは9時半だった…。

とりあえず、テレビをつけてみた。う~~ん、「5分で取り残される」最初からみたかったなあ。

同じスタッフが作っても、監督が違うとこんなに違う!やっぱり宮崎駿は偉大です! さあもうすぐお父さんの新作ですよ! ということをアピールしたいのかな、このタイミングでの放映は。

そういえば、「金魚姫」のタイトルや設定は、いつの間にか「崖の上のポニョ」から消えていたらしい。先日日テレの朝の番組でも鈴木敏夫プロデューサーが出て話していた。「金魚なのに海にいるのはおかしい」ということで、「ぽ~にょぽーにょぽにょきんぎょのこ~♪」だった歌も「さかなのこ」に変えたのだそうだ。

……いろいろ、大人の事情があるのかもしれないw

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2008年6月29日 (日)

今息子が職質されませんように

以前にも書いたが、息子はよく「職質」される。

一応ちゃんと制服を着て、髪型も短髪で月に一度は散髪してるし、そこらにいる茶髪や尻までズボンをおろしたおにいちゃんたちよりよほどきちんとして見える…というのは親の欲目なのだろうか、とにかくしょっちゅう職質されてしまうらしいのだ。

「はい、リュックの中見せて」と言われて、遊戯王カードとかゲームのアンソロジーコミックとか、携帯ゲーム機が入ってるのを見せて、「はい、いいですよ」というのが普通だったようだけど。

今、息子に職質する警官は、さらにおぞましきものを見るだろう。

筆箱くらいのプラケースにきっちり入れられた美少女たち。

手首、足首など、パーツだけをきっちり入れた箱もある。

それらがまさにきっちり、ぴっちり、空間充填してリュックに詰められているのだ。

それは10人中10人が、背筋を凍らせる荷物だ。

息子の興味は可動式フィギュアだけではない。自作のペーパークラフトも、だ。

つまり、息子は常に切り抜き用カッターを持ち歩いている。

今秋葉原でなら確実に「ちょっと来い」になるだろう。

平和な我が町でも、小学生を切りつけたとかいう不審者情報は数多い。…正直、息子はあまりこの町を歩き回ってないので関係ないと思うのだが、この所持品を見たおまわりさんが「ちょっと、もう少し詳しく話を聞かせてもらえる?」なんて言い出してもおかしくない。

息子がまた、偽名でネットショッピングしたらしい。「代引きのお金、ここにおいとくから受け取ってね♪」と託していったけど。

配達員さんからの電話が鳴る。

「池面(偽名)さんのお宅ですか?」

……ママ、なんて答えたらいいの????

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2008年6月28日 (土)

ガラスの仮面が再開ですってよ奥様!

昨日、何も知らずに「ガラかm(ry」などと書いたが、なんと本当に「ガラスの仮面」の連載再開が発表されていたらしい。http://www.betsuhana.com/yokoku/index.html

願えばかなうものなのだ。

「天上の虹」の新刊が早く出ますように。

「アルカサル~王城」番外編が、未収録短編も含めて単行本化されますように。

手塚治虫の「ファウスト」が(ry

さて、今週私は久々に本屋を歩いていて、「ヴィンランド・サガ」(幸村誠)の新刊を発見。その日の帰り道で購入した。立派なディスプレイ。累計120万部突破とか書いてある。おおお、かなり描写はキツいけど、ちゃんと大ヒットしてるのね。周囲の「ドラマ化決定」「アニメ化決定」の帯の人気コミックの中で、すごい存在感を示していた。

ヴィンランド・サガ 6 (6) (アフタヌーンKC) Book ヴィンランド・サガ 6 (6) (アフタヌーンKC)

著者:幸村 誠
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

しかし驚いた、ディスプレイには「元祖ユルヴァちゃん1巻と同時発売!」とある。

前の「プ~ねこ」と「チーズスィートホーム」のディスプレイと同様、2冊ご一緒にどうぞという形の物なのに、どこの本屋にも隣には別の映像化決定の本が入っていて、ユルヴァちゃんはどこにもない。

「冗談なのかな????? たしかに、ユルヴァちゃんで単行本ってwww」などと思い、裏表紙を見ると、やっぱりちゃんと「同時発売記念!」とか書いてある。

ユルヴァちゃん1、売り切れたのか?それとも本屋が入れなかったのか?

娘が早速ヴィンランド・サガを見つけ、手に取った。

「…食事中に読むものじゃないね」

うん。正直、少年マガジンではここまで描けない。雑誌移って正解だと思う。早く夕ご飯をすませて、心して、読め。

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2008年6月27日 (金)

ドン・ペドロと修道士ファルコが再会!

ホラーMを探そうとして、また偶然プリンセスゴールドを見つけてしまった。

あああああ。また、「アルカサル~王城」の番外編が出ている~~!

しかも表紙からも「ドン・ペドロ分」が匂うように感じられる。

つい手にとって貪るように読んでしまった。

…なんという、読者サービスたっぷりの、痛快な番外編だろうか。見覚えのある修道士登場に「ん?」と思うと、ドイツ・リリエンタール修道院の修道士が呼ばれるという。

おおおおおおおおおお。

「修道士ファルコ」とのクロスオーバーぁぁぁぁあ!

「修道士ファルコ」は「アルカサル~王城」からの派生作品と見えて、最初にいきなり、ドン・ペドロが絡む作品だった。

いずれ名をあげるのは間違いないと期待された若き剣士・ファルコは、とあることから剣を捨て、信仰の道に身をささげることを決意。身体的特徴のため髪を剃りあげる「トンスラ」ができないのが悩みだが、俗世を忘れ、日々精進している。

そんな男に興味を持った血気盛んな王、ドン・ペドロが彼に剣を……

というところから始まったのだった。

そのファルコが、帰ってきた! ドン・ペドロと、再会することになった!

こんな楽しいことがあるのだろうか。

なんだか、これまでもこの日記に書いてきたような私の願望が、一気に実現したような気がする。日記に書いたら実現するというのなら、いくらでも願望を書くぞ~~!明智抄の単行本が出ますようにとか、ガラスのかm(ry

それにしても、プリンセス・ゴールドは分厚すぎる。80Pもの壮大な番外編も、このボリュームでは辞書の中の付録のようだ。

仕事の途中で買えるものではない……

ま、まだ手に入れるチャンスがありますように。それから単行本にもなりますように。

流れ星は、今日は見えない。

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2008年6月19日 (木)

エラーに負けずお宝公開2!

昨日の続き。

実家から出てきた懐かしいアイテム。ことに、ずっと部屋に飾っていたサイン色紙に勘当してしまった。一枚は、漫画家の水島新司先生と、女優の水原ゆう紀さんのW色紙。

そしてもう一枚が「超電磁マシーンボルテスⅤ」の主人公「剛健一」役の白石幸長さんのサイン色紙である。

Shiraishi 古谷徹、三ツ矢雄二を育てた長浜忠夫監督の元でデビューした白石さんだが、この健一役のあとはダイモスなど長浜作品にほんの少し出ただけで、ほとんど引退。ゲーム・スーパーロボット対戦で健一役をやるくらいで、あまり声優として活動されていない。この方ののサイン色紙は、それほど多くないのではないだろうか。
また、wikiを見ると旧芸名が「白石ゆきなが」とのことだが、この色紙では「幸長」と書かれている。

どちらの色紙も、部屋に長く飾っていた物で、穴は開いてるし薄汚れて茶色いし、と、到底価値などあるものではないが、私の子供の頃の思い出自慢と、もしもこれらのことを研究されている方などの目にでも留まれば幸いである。

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2008年6月 5日 (木)

息子のクラスはリアル「ごくせん」+α

最近、超人気ドラマ「ごくせん」に難癖つける人のことが話題になったが、笑止千万。

ほとんどの、まともな知性と良識を持った人なら、この良質なフィクションを普通に楽しんでいるだろう。これを見て、本物の極道やら不良やらにあこがれるような子どもは、どうあったってそういう世界に飛び込むだろう。親の良識、本人の理解力、そういうものが不足している人は、漫画だろうがドラマだろうが、フィクションを楽しむ資格が無い。

さて、我が息子は今、「ごくせん」のようなクラスにいる。

野郎ばかりのクラス。茶髪やピアスなど服装の乱れた生徒もいくらか見られる。「委員長」は、ちょい不良系イケメンで、実は頭がよく統率力もあるが、汚い大人は大嫌いだ。体重100キロの、デブキャラまでご丁寧に揃っている。落書きだらけではないが、教室には美少女の首をつけたモビルスーツなんかが並んでいる。ほぼ息子の犯行だ。男臭い教室は、ドラマそのものだった。

「はみだしもの」を受け入れる学校。それは、私の時代なら、まず授業についていけない「落ちこぼれ」で、「不良」と相場が決まっていた。高校進学は、偏差値でほぼ振り分けられていたので、おのおのの学力が粒ぞろいになることになった。

しかし今「はみだしもの」の学力はさまざまだ。息子の学校は、息子と同じように「不登校」だった子が多いが、学力がないから不登校になるというわけでもなく、怠け者だから不登校になるというわけでもない。中には、怠惰で知能やモラルの低い子もいるようだが、ほとんどは人一倍まじめで心優しいからこそ、学校に行けなくなってしまったという事情もあるようだ。学力は、息子と「委員長」がぬきんでている。私は、息子の学力でなんとか「上」と言われる学校に進み、アスペなりに彼に向いた職業に進んでくれればと教育ママ的期待をしていて、「こういうところに入って浮かないだろうか、生きづらくはないだろうか」と心配していたが、息子は「今の俺のクラス最強!」と胸を張る。

息子いわく、不良系のやつ、オタク系のやつなどはみだしものばかりだけど、たとえば仲間の身体的欠陥を本気で嘲笑するようなやつなんかは一人しかいない、という。

みんな根は真面目で普通に向学心はあるし、本当に問題がある人間しかハブらないという。とてもよくまとまっていて、先生に反抗する(前述したが、一部の先生側の学力にも問題があるらしい)こともあるが、素直な良い子ばかりだ。

「他の学年だと、金を盗まれたり脅されたりとかいうことがあったらしいけど。俺の学年は全然ないらしい」

ふーーーーーーーーーーーーーーん

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2008年5月25日 (日)

FFTAにはまりながら「ジルベール」を待つ

FFTAには、いくつかの「法則」があると思う。

たとえば「クエストアイテムを手放したら、そのアイテムが必要なクエストが出てくる」

とか

「必要なアイテムを手に入れたら、そのクエストが消える」

とかだ。

それと、私にはこの法則があるように思えて仕方が無い。

「好きな名前の汎用は、敵にばかり現れる」

だ。

好きな名前、とは要は自分の好きな漫画やアニメ、他ゲームなどのキャラクターと同じ名前ということだ。

私の「バッフクラン」には、ダグラス(エリーのアトリエ)が早々に参加希望してくれて、今や最強ン・モゥになってくれている。しかし、そのあと「これだ!」という名前のキャラクターが来てくれない。

敵クランには、エドガー(FF6)とか、エンリケ(アルカサル~王城)とか、ダリル(FF6)とか、いろいろ好きな名前の人たちが出てくるのに。

ネロ(フランダースの犬)とスターリング(あらいぐまラスカル)が、仲良く襲ってくれるのに。

バージル(イブの息子たち)とか、セシル(FF4)とか、なんでうちに来てくれないかなあ……と、がんばっていると、ようやくシーフのモーグリ「オーギュスト(風と木の詩)」が参加表明してくれた。すでにシーフモーグリは優秀なのがいるけれど、とりあえず仲間に入れた。

あとは、「ジルベール」が来るのを待つばかり。

敵のジルベールには、何度か出会っているのだ。この際バンガでもいい。ジルベールかも~~~~ん!

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2008年5月23日 (金)

ニコニコ動画で息子をお迎えしてみた

息子のアルバイトは夜遅い。

私は晩酌しながら夕食を用意し、ネットを楽しんでいる。

息子が帰宅する頃には、結構「できあがってる」ことも珍しくない。

昨夜、息子が帰って、何かいろいろ話した。

私はそれに対する驚きのリアクションとして、なぜか踊ってしまった。

大またを開き、ばたばたと。

「ちょwwwなんだよそれ」

「知らないの? またテニミュがやっちゃったのよ」

私は息子にニコニコ動画を見せた。本家動画は権利者によって即刻消されてしまったが、あまりのおもしろさに、これから伸びたり派生したりすること間違いなし。

バイ菌おー
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3386193

ついでに、私がもはや夢に見そうなほどのMADも見せた。
バイキングウホッ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3291876

「や、やべえこれwwww」

息子、ノリにのって私のニコニコ履歴を漁る。ああ、それは、ついに来た!ゾンビーズの「ニコニコ組曲」。幾三シリーズも、コンスタントに名作があがってきてる。

息子も自分のオススメ動画を私に見せる。

これがとりあえず、親子のコミュニケーション。

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2008年5月22日 (木)

【祝】ドカベン岩鬼正美さんが夏子さんと結婚

今の日本はよほど平和なのか?

先日の美味しんぼ海原父子和解に続いて、「ドカベン」の岩鬼が夏子さんと結婚というおめでたいニュースが飛び込んできた。

……前の、里中プロポーズの時も書いたと思うが、現在不惑の私が、子供の頃の少年漫画である。当時小学生だった私は甲子園で戦うおにいちゃんたちを憧れの目で見ていたが、自分が大人になってもまだおにいちゃんたちは甲子園にいて、そのうちプロ編が始まったが、いまだばりばり現役らしい。ちなみに息子は6巻で読み止まってるので、「柔道漫画」のままである。

しかし記事は興味深い。あの太陽のように明るく、ふっくらした癒しのボディで漢・岩鬼をめろめろにした夏子さん、ほかの男性と結婚してバツイチになってたのか。しらなんだ。

あの大きなおにいちゃんたちにも、私に年を追い越されている間にいろいろなことがあったんだ。

とりあえず、岩鬼くん、夏子さん、おめでとう。

ところで、今週のチャンピオン表紙の「イカ娘」って何だ!?

次にニュースになる漫画(犯罪に結びつく系以外)はなんだろう。

紅天女が決定とか?

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2008年5月13日 (火)

美味しんぼで海原さん父子が和解

…というニュースが流れた。ニュースになるほどの、事件だった。

で、久しぶりにスピリッツを手に取った。…10何年ぶりだろう。佐々木倫子さんの新連載がトップである。ざっと、読んだ。連載開始の頃は小学生のようだった栗田さんが、3倍くらいヨコに伸びている。

………私の身内に、むか~~~~~し、小学館で働いていた人間がいて、「美味しんぼを終わらせると、スピリッツの部数が100万落ちるから、やめられないんだってさ」とつぶやいていた。当時から、「もういいかげんにやめればいいのに」感が漂っていたのだ。

それから、山岡とゆう子の結婚。これで終わるかと思ったら、終わらなかった。

子供も生まれた!これで終わるかと思ったら、やっぱり終わらなかった。

で、父と子の和解だ。とにかく、ようやく、和解した。私はおチヨさんのように涙ぐんでいる。「食」の道で戦い、高めあい、そうしてようやく認め合えた父と子。

ああ、感動したわ、これでようやく終われるのね、と思ったが、ニュースによると「まだまだ一生やる」とか……

いや、きっとこれ、実質最終回なのだと思う。番外編なり、なんなりで作りたいということなのだと思う。

だって、あの「美味しんぼ」が、それも歴史的シーンが、「巻末」ではないか!

国民的人気漫画で、日本人に多くの「食」の課題を投げかけてきた名作も、役割を終えたのだと、言わざるを得ない。

まるで打ち切りのようなあっさりとした和解シーン。1ファンとして涙が出る。

お疲れ様。ありがとう。

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2008年5月11日 (日)

母の日息子のプレゼント

「おかん」

「何」

「これ、母の日」

と、息子がぶっきらぼうに渡したものは、ペロティチョコだった。

Hahanohi って、「釣りキチ三平」!

そういえば、数日前から冷蔵庫にラムちゃんのペロティが入ってたっけ。あれ、舐めるのか?舐められるのか?

「ペロティマガジンって、…あ、もしかして、サンデーとマガジン50周年の関係?」

「うん」

週刊少年サンデーと、週刊少年マガジン。日本少年漫画史に燦然と輝く少年漫画雑誌がめでたく揃って創刊50年を迎え、コラボレーション企画でいろいろやっているのだ。

グリコのホームページも見てみた。新旧のヒーローたちがペロティチョコになっている。おおお、「パトレイバー」もあるじゃないか。ユニクロのTシャツにもなっていたし、再評価されているのかな。

「……『釣りキチ三平』じゃ、うれしくなかった?」

「……てかその前に、ママ甘いもの苦手だし」

「…って言ったってさー……」

「どっちかというと、母の日はモノよりもお手伝いとかしてくれたほうがうれしい」

お母様の一日執事、なんて、息子も楽しいと思うけど。

で、喜んでいないかというと、嬉々としてこんなところで自慢している私だったりする。

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2008年4月26日 (土)

エマとエヴァの週末2~シンクロ率400%~

遅い時間に息子が帰ってきた。「エヴァ見よう」とテレビをつけると、「攻殻機動隊」が写った。

「あ、オレこれ見てぇ。見ようぜ、これ」
「えーせっかくみんなでエヴァ見ようと……」
「いや、これマジお奨め。あのな(中略)…で、タチコマが輪になって、ぼーくらはみんなーいーきているー♪って歌うんだよ、マジ泣けね??」

さらっとネタバレしながら熱心に勧める息子のために、それを見ることにした。泣けた。

「さて、こちらも仕返しにエマのネタバレをしてやろう」

息子は、7巻まで読んだが、オレは8巻読んでねえとかなんとか言って、あの珠玉の9巻も10巻も手を出さないのだ。8巻以降は番外編だから問題ないってのに、もったいない。

「いきなり、エマが暴走する」

「( ゚д゚ )ええええ?」

「うん、本当。エマが自転車で暴走する」と娘もフォロー。

「そしてラストは『おめでとう』の嵐だ」

Omedetou うそは言ってない。

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2008年4月25日 (金)

エマとエヴァの週末

今日は、「エマ」最終巻と、「劇場版エヴァンゲリヲン」DVDの発売日。と言っても、両方とも数日前からお店にならんでいたりするんだけども。

エマはすでに読んでぼろぼろ泣いた。本当に、この漫画を読んでよかった。
新しい時代の予感が、この初々しいカップルと、その周囲の愛すべき人々から感じられる。なんて幸せなラストだろう。

光るものをもつ書き手に、好きなように描かせるのはすばらしい。

……と思ったら、あとがき漫画によると、作者さん、まだまだ描き足りてなかったらしいw……いや、リスやオペラ歌手3人組であんだけページを割くあたりが、只者ではないと思ったけど。

一方、エヴァ(エは、古いほうのエ)である。

子供が揃わないと再生できない。「映画館行こうか?」と誘ったが、「DVD買ったほうが安くね?」の一言で、待ちに待ったDVD発売なのだが。

娘が帰ってきた。私に近づいてきて、新しい漫画があるのに気づき、手に取り始めた。猫本、プ~ねこ、エマ。どれをとっても娘まっしぐらの本。
「どうだ、目移りするだろうw」と声をかけたが、もはや娘の目の色が変わっている。
「とりあえず、エマ!」
娘は黙々と読み始めた。おかげで、ゆっくり日記が書ける。

「ヴィヴィー、すっごくおとなっぽくなってる!」

娘が叫んだ。うん、あんたと同じように、すごい勢いでおとなになっていくよね。

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2008年4月24日 (木)

猫の漫画を買った2~プ~ねこ新刊が出てた~

昨日購入してしまった「猫本2」の隣に、「チーズスイートホーム」と「プ~ねこ」の最新刊が並んでいた。

「表紙買い」ということを、私は普段やらない。

出れば当然のように買う、という作家さんやシリーズが多い中で、ちょっと絵が気に入ったくらいでいちいち買っていたらきりがない。今、書評などを見て気になっている(けど買えない)漫画がどれほどあるか。大体、今は作画レベルが高くって、どれもこれもうまいし、おもしろそうなのである。

そんな私を「表紙買い」させてしまった唯一の漫画、それが「プ~ねこ」である。

北道正幸/プ ねこ: アフタヌーンkc 北道正幸/プ ねこ: アフタヌーンkc
販売元:HMVジャパン
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なんとも巧みな絵である。普通に猫のイラストを出しただけでも十分目をひくだろう。
しかし、それではこのシュールかつクールな内容まではわからないだろう。また、「猫ちゃんかわいい~」と、ほのぼの猫漫画を期待して買った普通の人や小さなお子様・お母様には悲劇になりかねない。
このシリーズは、いきなり表紙、裏表紙に4コマ漫画を入れている。一癖もふた癖もある漫画が、気になってたまらない。
「これは、私が買うしかないんじゃないか……」
ふらふらとレジに向かった。
中身は予想のはるか上をいく出来。まずは、装丁のすばらしさに拍手。売らんかなの前に、本来手に取るべき読者に訴求する、見事なデザインだ。私はすぐに2巻も購入し、新刊を心待ちにした。ついでに、息子がこの本のおかげで「サッカー道」にめざめ、すばらしいレジっぷりを見せるようになった。ありがとう!北島正幸さん!

さあ、新刊だ。猫本はあるし、チーズはあるし、プ~猫はあるし、ついでにちょっと前に(未読だけど)猫村さんも出たし、春、書店の漫画コーナーは猫まっしぐらである。
そして本を手にしようと思った瞬間、「祝!アニメ化!」という帯の文字が目に飛び込んだ。

ええええええ。

絶望先生がアニメ化の世の中といっても、まさかこれが……と手に取ると、「祝!」と「アニメ化!」の間に小さく『チーズスイートホーム』とある。

やられたあああああああああああああああ。

CLAMP「X(エックス)」の隣に置かれた新井理恵「×(ペケ)」が「類似品にご注意ください」という帯をつけていたとき以来の衝撃だ。しかし、この装丁にだまされて買う価値は十分ある。

☆  ☆  ☆

ついでに…「チーズスイートホーム」も最近手を出し始めている。チーのしゃべり方が正直苦手で虫唾が走るのだが、そんな私でも十分萌え死ねるかわいさ、毎日のいやなことをきれいに忘れられるようなほのぼのさである。

こなみかなた/チーズスイートホーム: 1: Kcデラックス こなみかなた/チーズスイートホーム: 1: Kcデラックス
販売元:HMVジャパン
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この1巻の、哀れっぽい表情がず~~~~~っと気になっていて、やっぱり表紙買いしそうに。一応中身を確かめて買い、最近生意気な娘をこらしめてやろうと、「さあ、萌え死ね!」と読ませてみたりしている。

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2008年4月23日 (水)

猫の漫画を買った1~青池保子の猫漫画~

久々に本屋へ。荷物が増えるのは困るけど、たまにはチェックしないとね…

猫本(ねこもと)2(にゃ)が出ていた。

おお、エロイカでおなじみの青池保子先生が書き下ろし猫修道院漫画を描かれたと、ご本人のブログで拝見していたが、これかあ。手に取ると、最強の猫漫画本リターンズ!とあり、36人もの漫画家が猫をテーマに漫画を書いているらしい。裏を見ると、参加執筆陣の名前が。おおおお、本当に豪華。

猫、ハムスター、鳥などのアンソロジー本なら私も何冊か読んだが、それなりにすごい書き手と、これからの人が中心でほのぼの「うちの子かわいい♪」とエッセイコミックを書いているのが普通。

しかし、この本の濃さは、読む前からわかる。最近アニメ化した「チーズスイートホーム」のこなみかなた、シュールなネタが病みつきになる「プ~ねこ」の北島正幸が、講談社としては2枚看板。

そのうしろに控えしが、萩尾望都、青池保子、上条淳士の3人だ。

この3人を、2番手におくか。

その次に、安野モヨコ、諸星大二郎、山下和美、漆原友紀、小林賢太郎(ラーメンズ)だ。この面々だけでも、十分看板になりえるだろう。

そのあとに、26人の漫画家が小文字で続く。って、おいおい、このお方が小文字でいいわけ????という作家さんも数多い。

レベル高すぎ。

青池めあてで購入したが、さすがにうちのペット自慢アンソロジーとは一線を画す内容の小編集になっている。あれこれ書いてもきりがないので、今日はめあての修道院猫漫画の話で。

まず、青池保子が猫漫画????である。

これまで青池作品の猫というと、ギリシャの富豪スパイの電撃塀を歩く猫の親子とか、ブラックジャックに出てきたお猫さまくらいは思い出すが、特別猫を描いたとか、この先生猫が好きそうだとか、あまり感じられなかった。まあよい、とにかく久々に青池先生の修道院漫画(トンスラ有り)が読めるのだ。

猫は悪魔か、人のよき隣人か。

外界を知らぬマルタン修道士の苦悩と恐怖、そして緻密な猫の描写。修道院に導入された生物兵器にまつわる逸話が、12ページにまとめられている。

…やっぱり修道院逸話が描きたくて、猫本に参加されたんじゃないかとw

これを機に、「ファルコ」のような作品がまた読めるようになりますように。

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2008年4月21日 (月)

娘の志望校で死亡~この高校だけはやめなさい!

案の定、「学園革命伝ミツルギ」にはまった我が子たち。

少子化で学校が閉鎖される時代。波亜怒雲(パードゥン)高校生徒会は学園の存続をかけて斬新な学園改革によって入学希望者を増やすべく今日も戦うのであった…

【Book】河田雄志 / 行徒 / 学園革命伝ミツルギ:  4:  Crコミックス

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…せっかく今度は最新刊(5巻)の画像を貼ろうと思ったのに、最新刊の画像がなかった。この漫画、内容の濃さに比べていささか不遇なのではないか。それともよほどこれがツボにはまるのは変人だとか。……表現は妙だが、初期の「パタリロ!」が好きな人なら、たぶん楽しめると思う。

まあそれはそれとして、性別不詳の麗人生徒会長・美剣散々(みつるぎちるちる)、美剣を崇拝する書記の姫宮京、一見まじめそうなのに底知れぬ変態副会長・中二階堂三一、とにかく近づいてはいけない気がする美少女・会計監査の妻先ドリル、唯一常識があり、突っ込み担当の会計・緑川青羽。この生徒会に牛耳られる波亜怒雲高校、略して「パー高」の一般生徒やご近所はいろいろ大変である。

子供と、ちょっとまじめに進路のことを語っていたときである。中学生の娘は着々と履歴書を飾る検定などを受けているが、いささか学問に対して意欲を失っているようである。幼い頃から習っている英語は得意だが、それでも学年トップというわけでなし、お兄ちゃんと同じく理科社会の分野がおもしろくないという。きっと、そのおもしろさを教えてくれる先生に恵まれていないのだと思うが、小説でも漫画でもいいから、ちょっと興味をもてればいいのに、といろいろ話した。そのうち、冗談で教育ママ風に言ってみたのだ。

「ちゃんと勉強しないと、波亜怒雲高校みたいなところに行くことになりますよっ」

( ゚д゚ )( ゚д゚ )子供たちが凍った。てか、こっちみんな。

( ゚д゚ )「ていうか、パー高に入りたいんですが」
と、娘。
( ゚д゚ )「オレもパー高にいきたいんですが」
と息子。あんた、もう16じゃないか。

「あんたたちねえ、パー高に入ったら苦労するのは目に見えているわよ、せっかく払った学費も、あの生徒会に吸い上げられるのよ?」と、教育ママ。

( ゚д゚ )「あたし、パー高の生徒会に入るもん!」
( ゚д゚ )「オレも生徒会に入るもん!」
( ゚д゚ )ネー( ゚д゚ )

なんなんだ、この仲良し兄妹は。

中二階堂に似ている、と言われ最初は反発していた息子だが、最近は違った反撃をする。

( ゚д゚ )「このうちは、おかん=中二階堂、オレ=中二階堂、腐児子=中二階堂だよ!」

姫宮京が40代になったかのような母に何を言うか。

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2008年4月16日 (水)

息子が容疑者に萌えた!~ゴスロリ男は息子の好み~

今朝もさわやかに起きられたわが息子。3月いっぱいでニコニコ動画を引退した「社長」氏のメドレー動画を再生していたおかげだ。最初の、「まっがーれ↓スペクタクル」に「なにこれ、テラ本人! これは金払っても聞きたいレベル!」売ってるぞ、着信フルで、と教えてあげたら驚いていた。

すぐ消されるかもしれないし、ゆっくり聞いているヒマは私にもないが、今朝はこれをBGMに朝の支度。やっぱり「ビッグブリッヂのししとう」よねえ、風の回廊は本当、泣けるわ、たった一日しかアップされなかった引退記念曲・ライオンキングは何度聞いても泣けるわ。……そんな話をしながら、着替えたり、顔を洗ったり。

そうこうするうちに、息子大好き「スッキリ!」の時間、それも私が個人的に「貴女の知らない世界枠」と呼ぶ時間になった。

夫やお子様を送り出した8時20分頃。さあ、奥様方の自由時間です……と言わんばかりに、この時間帯は妙に奥様にふさわしくないようなネタが特集される。ホストクラブに入れ込む女性たち! 深夜の渋谷を徘徊する少女! パチンコ屋に潜入するゴト師たち! 歌舞伎町の不動産屋を訪れるワケアリな人たち、など、清く正しい奥様方には縁のなさそうなネタばかりが提供される。

今日の話題は、昨日報道された 某猟奇ゲームにも関わった! 人気イラストレーターがファンの少女に淫行して金を請求! の話題である。

ご本人の写真は、ネットで見たので、これもあわせておもしろおかしいネタにされるんだろうな~~と、見た。「腐児男~、これが例のヒトなんだけど」「へー……   えっ!」

そうなのだ。このヒト、20代の細身長身男性なのだが、いわゆるめがねっこゴスロリのキャラを売りにしていたのだ。これがなかなか美しい。テレビでは、「女装猟奇ロリコン変態男」として扱っていたと思うが、息子が目をうるませ、上機嫌になり始めた。

「こ、これはアリだと思う(´Д`;)」

いやちょっと待て。冷静に考えて、15歳の自分のファンを食っちゃったばかりか、お金を要求したんだよ?おまけに女装男だよ?

「これはアリ(´Д`;)!」

……「もやしもん」の結城蛍……主人公の幼馴染の男なのに、なぜか突然ゴスロリ少女の姿で現れ、主人公と微妙な関係になりつつある???キャラに萌え萌えだったわが息子。……思いっきり好みのタイプだったか……orz

こーいうヨメを連れてきても、ママ認めませんからねっ……

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2008年4月15日 (火)

西尾アナにまた腐女子疑惑!?~漫画家のレベル~

今朝のズームイン!に、竹下登の孫でありながら「おばかキャラ」のDAIGOさん(30)が登場。例によって例のごとく華麗なる家計図が出され、金丸信や小沢一郎とも親戚という、本人も知らない血統が紹介された。そして、また例によって例のごとく「お姉さんは、漫画家なんですか?」と羽鳥さんが突っ込む。「ええ、はい」とうなずくDAIGOさん。普通の番組ならそれで終了という流れだが、かつて「たまたまコミケに行ったことがある」「休日には外出しない」「漫画大好き」という西尾由佳理アナが「ええ、有名ですよっ!」と力強くコメントしたのである。

……ただものではないですね、由佳理さま。

☆  ☆  ☆

昨日は、「ひぐらしのなく頃に」人気イラストレーターが淫行で逮捕! というニュースが流れ、私も驚いた。この見出しだと、誰でも「あの絵」の人が????と思うではないか。しかし。

「あんた、毒めぐさんって知ってる?」
「知らない」
「こういうニュースが流れたんだけど」
「…公式の人じゃないんじゃないの?」

ひぐらし厨の息子もこんな反応だ。そう、たしかにアンソロジー本に参加していただけの人のようだった。

同人誌の世界で、人気ゲームのアンソロジー本に参加するのは、たしかにそこそこ売れっ子とは言える。しかし「人気イラストレーター」っていうのは誇大な表現だ。

またわざわざまたこのゲームの名を引っ張り出すあたりに、報道側の偏見やある種の意図を感じてしまう。

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2008年4月14日 (月)

ニコニコ動画で息子を起こしてみた

息子の新学期の始まりだ。

また、起こしてあげてはキレられる日々が始まるのだ。

本人いわく、塩分不足で倒れたことがあるくらいの低血圧で、冷え性。手足が寒くて夜ねつけず、朝は起きられず不機嫌だという。そのくせちゃんと布団で寝ず、ソファ暮らし。湯たんぽを薦めても聞かない……難しいお子様である。

今朝は、朝PCでの内職を行い、送信。ついでにあちこち見て周り、ニコニコ動画をのぞいてみた。なんとなく、嘉門達夫風ニコニコ替え歌メドレーとかいうのを見つけ、再生してみた。うむ、下ネタも多いが、ふいをつかれて笑えるぞ。歌詞がよく聞こえるように、ボリュームアップ。すると

普段どんなに耳元でどなられようが頬を叩かれようが眠り姫のごとく眠り続ける息子がこのボーカロイドたちの歌声に反応し、薄目をあけて、こちらを見ているではないか。「…なにそれ…なんの替え歌?」「なんか、嘉門達夫風だそうだよ。ちゃんとオープニングもあった」「ふ~ん…」

息子が起き上がった。

東方の音楽を携帯電話でアラームにしても起きなかったあの息子が……

葉山エレーヌがどんなに暴走しても最近起きなくなったあの息子が……

足の裏こちょこちょでも決して起きなくなったあの息子が……

中二階堂君に妙~に似ている息子が、ニコニコ動画でさわやかに起きた!

ここぞとばかりに私はニコニコで、息子が好きそうだなーと思っていた動画を見せまくった。ほらほら懐かしい「聖剣伝説2」を、リコーダーで一人合奏してるわよ、「クロノトリガー」もあるわ。すると息子も自分の知ってるすごい演奏動画を出し始めた。フィルムケースで演奏するとか、一人でニコニコナンバーを演奏しながらなぜか「しまむら」の店内風になってしまうシリーズとか。プロ、セミプロ、アマ、関係なくいろんな才能を発揮している場だけに、玉石混交、玉を見つけたときの喜びは大きい。我が家はそれぞれにいい動画を探してくるので情報がよく集まる。

なんて素敵な朝。さわやかに母と息子がニコニコ動画を語り合う朝。

……これから毎朝ニコニコでお勧め動画を探さなくてはいけないのか( ゚д゚ )Σ

息子よ、明日はヒャダル子のセクシーボイスで起きてね……

☆  ☆  ☆

「モンスターハンターポータブルセカンドG」を購入。息子、うれしそうでとても素直。そして「できれば早くパソコンを使わせて……」ときちんとお願いしてきた。そう、黙っててあとでキレるより、ちゃんと自分の考えをおっしゃいね。

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2008年4月12日 (土)

人は貌に惹かれて動く~息子の貌~

昨夜の続き。

息子がいちいち「へうげもの」に描かれるおもしろい表情をまねするのがおもしろくてほれほれと見せていながら思った。

数奇者ながら、まだまだ若くて地位も低い古田に、何かとモノを見せたりじらしたりする信長。目を剥いて驚き、独特の表現をする古田を、読者ばかりでなく信長も愛していたようだ。

思えば、私も幼かった息子の表情を変えるのだけを楽しみに育てていた気がする。

息子は生まれたときから変わり者だった。もともとの顔が、いわゆる「泣き顔」ということもあり、いつも悲しそうな顔で、砂やアリを見つめているようなイメージだった。

育児に自信が持てず、この子は自閉症なのではないかと悩みながらもそうという確信に至るほどでもない、微妙なラインの息子にイラついた日々。

しかし、息子が「表情を変える」ことにはなんともいえない嬉しさを感じたのである。

息子を笑わせたい、驚かせたい。

何をやってもどこに行っても、私は少しおもしろいものを見つけると「息子~!見てご覧!」と見せた。それに興味を持ち、小さな目を見開いて見入るだけでもうれしさを感じた。もっともっと息子が喜ぶ姿が見たい!と動物園や水族館、公園などに連れ出したし、本でもテレビでもおもしろそうなものはじゃんじゃん見せるようになった。サル山から離れなくなるような子ではあったが、とにかく息子が刺激を受け、興味を持ち、驚いたり笑ったりするのが、自分の喜びであった。

今でも「これおもしろいよ」などと本や画像などを見せるのはそのせいか。しかし、あれほど表情が乏しかった息子だが、今「へうげもの」の顔真似ができるくらい、顔の筋肉をフルに使い、普通以上に豊かな表現ができるようになっているのにも気づいた。

最近の息子と来たら、ちょっとしたものでも「すげー!」と面白い顔で喜ぶ。それが可愛げあるので、なんとなく人に好かれ、可愛がられているようだ。

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2008年4月11日 (金)

へうげものを息子に見せてみた~私の可愛い玩具~

ついに、「へうげもの」大人買いの愚挙に走ってしまった。戦国時代の物語、おおまかなストーリーなど分かりきっているというのに、「つ、次の巻はどうなるのっ」の連続で、そわそわしてしまうのだ。そして分かりきっているはずの展開が「うぐぅ」という予想の斜め上につながってしまう。そして、キャラクターそれぞれの動向が気になって仕方がない。そして、いとおしい。

歴史モノ大嫌いの息子にも、ちらちらと見せ始めた。漫画数奇者の母者が何を浮かれてあのように読みふけっているのだろう、と息子も気になっていた様子。なんだかんだで、母オススメのミツルギ様の虜であるし。

「それ何?」「ああ、前から読みたかったんだけどさー」

カバーをはずして、表紙をちらりと見せる。

「あ、へうげもの…」

ひょうげ、ではなく素直にへうげと読んだ。息子も、本屋などでその怪しげな表紙が気になっていたようだ。

「いやもう、本当にすごいわ、この数奇へのこだわり。BGMにロックが流れていてもおかしくないようなモダン。今そこにあるような息遣いもたまらないよ。それになんと言っても表情の豊かなこと」

と、古田などのこれはと思う表情を見せてやった。息子、「この表情はいいわ」と感心した。

他のキャラクターも味わいがあるが、ことに古田の顔はいい。駆け出しの頃の、素直な驚愕の表情。信長が愛でたこの顔に、まずはほれなくては。

欲しい、羨ましい、と天を仰ぐ顔もいい。唇をかみしめ、目を細め、ヒゲを蓄えているというのに子どものままのようなこの顔。

数奇を極めるためには出世をしなくては、と官位を得、大名に名を連ねることになった古田。狡猾な顔にも磨きがかかり、一方でよいものを見たときの恍惚の表情がまたなんとも。

そんないろいろな顔を息子に見せてやったら、こちらもおもしろくなった。

息子、いちいちその表情を真似するのだ。

目をむき、細め、口を尖らせたり大きく開いたり。おもしろいので高山の顔を見せたら、あのラブリーな口をまねていた。ほれほれ、この長益を見よ。おお、なんとなくせくしいな眉と口元をまねるではないか。

「あんた、俺に何をさせたいんだよ!」

いや、別にあんたが勝手にやってるんだし。この勢いでのだめカンタービレでも見せれば玉木宏くらいにはなるかもしれん、なんていうようなことは微塵も考えてない。

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2008年4月10日 (木)

へうげものに萌えまくり~男が華であった時代~

ひな人形のエキスパートのお客様は、五月人形を熱く語った。

「兜や鎧甲冑は日本人の美意識です。いつ討たれるかもしれない戦に、色も意匠も趣向を凝らし、一方で動きやすく防御力が高く、かつ美しいものにこだわったのです」

戦国時代の兜には、素材、意匠のこだわりがそれぞれにこめられているのだという。たとえば、兜の下、首周りを守るスカートのようなこざねは、美しい糸で金属部品を編みこんでみたり、和紙を漆で幾重にも塗り重ねた、軽くて丈夫で美しい紙こざねや、しなやかな鹿の皮に漆の装飾を施した印伝を取り入れた皮こざねを用い、さらにいかに重かろうがこだわりの意匠で自己アピールしたのだと。

この時代、最も男が着飾った時代かもしれない。

「へうげもの」には、(まだ3巻しか読んでないが)現代漫画的な「美女」が出てこない。これはすごい。たしかにこの時代、女性に着飾る意味はあまり無い。ちょっと時代をさかのぼれば、そこそこ身分のある女性は人前に出ることは無い。顔を真っ白に塗り、類型的な化粧を施して夫の前に出ればよいものであって、着物にはこだわっても、顔なんかついていれば十分だった。さらに戦国の世にあれば、女性など血統がすべて。家を守り、子を育て、夫をたてるのが一番。趣味の良い女性も当然いただろうが、自分より、夫をいかに飾るかに能力を発揮したことと思う。

さあ、1巻から、戦国武将たちの薀蓄いっぱいのファッションショーだ。和柄の代表のような「縞模様」が、こんなところから来たの???ルソン島の珍しい布地を小粋に(当時はこんな言葉も無かったか)仕立て、意気揚々と小鼻を膨らませながら行進する主人公古田左介がたまらない。それ以上に、このショーをかっさらう織田長益がたまらない。なんたるせくしい!

さりげなく、高山右近が色っぽい。このバテレンっぷりがまたなんとも。

そしてなんと言っても信長だ。

どういう信長を描くか、というのはきっと、この時代を描くかのポイントだろう。古田も可愛いが、それはきっと信長視点。信長が魅力的だからこそ、古田も活きる。

生きるか死ぬか、というかいかにキレイに死ぬかの戦国時代、物や生への執着にとことんこだわる人々。

2巻の、まるで小ボス、中ボスのごとく古田の前に現れる小姓、側室はおもしろかったなあ。

一方、古田の心温まる愛妻家っぷりが、実によい。野望、数奇、愛。煩悩の塊のような主人公が、絶妙~な表情でこの時代を駆け抜ける!

今日、恐る恐る公式ブログに行ってみたら、なにか「この漫画はギャグ漫画です」とひょうげておられる。…恐れながら、これは相当に野郎萌え漫画とお見受けする。

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2008年4月 6日 (日)

日曜の朝はアニメと特撮!~4月のラインナップ~

仕事で忙しいながらも、やはり3ヶ月ごとに新作アニメなどが気になる。

マイメロちゃんはずいぶん雰囲気が変わってしまった。フルCGで、絵や動きが違い、世界も変わった。柊や歌ちゃんに会う前の話だそうで、なつかしの「クロミノート」」、マイメロの白い悪魔っぷりはむしろ初期を彷彿とさせるが。

「絶対可憐チルドレン」は、可もなく不可もなく手堅い感じ。

さてテレビをだらだら流しながら水換えでも……と動き始めたところですごいことになってしまった。

「携帯捜査官7」のダイジェストが、始まったのだ。

なんだこのクオリティ! 作業用機械の暴走シーンが迫力満点で、一瞬「実写版パトレイバーか」と目が釘付け。そこに走る携帯電話が!

画面右下に「携帯捜査官7 水曜夜7時から放送中」と出ている。あー、なんかネット見てたら目の端にそんなニュースがあったような気がしたがあまり気にも留めていなかった。しかしまさかこんなおもしろそうなものだとは! さ、再放送希望!

しゃべるし走るし、表情もある携帯に、(昨日からの神経痛で)痛い胸をさらに痛ませ「ママー! アレ欲しいよー!」と息子に叫んでしまった。寝ていた息子もつい起きて見入っている。

久々の意欲作に胸が躍る。

……痛いんだけど……(明日は医者に行けるかな)。

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2008年4月 4日 (金)

あれも読みたいこれも読みたい~漫画熱がぶり返しております~

少しFF中毒が醒めると、ぶり返すのが漫画熱だ。

仕事の合間の移動時間やランチタイムの待ち時間などに、DSやPSPのゲームに夢中なうちはいい。それがなくなると、私は猛烈に活字中毒になる。

普通の本ならば、それなりに時間も持つし、文庫本なら携帯性もあるのだが、ふとおもしろいコミックスに出会うと大変だ。

あれも読みたい これも読みたい

ちょっと品揃えの気が利いてる店に行けば、本棚ごと家に持って帰って読みふけりたい衝動に駆られる。そうでなくても気になってる作品や作家は常時貯まりにたまってる。「これ以上手を出したらまずいから」と我慢している作品がどんだけあるか!

今日は、ねんがんの「へうげもの」1巻を古書店で見つけてとうとう買ってしまった。ずっとずっと、読みたかったのだ。

へうげもの 1服 (1) (モーニングKC) Book へうげもの 1服 (1) (モーニングKC)

著者:山田 芳裕
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まだこれだけだけど、じわじわ楽しい。こういう視点から、歴史を描くか! 主人公の実直さも好感が持て、恐れていた通り、続々と本を買ってしまいそうだ。大河ドラマになったらいいなあw

萩尾望都の「あぶな坂HOTEL」をつい買ってしまったときにもしまった!と思った。

あぶな坂HOTEL (クイーンズコミックス) Book あぶな坂HOTEL (クイーンズコミックス)

著者:萩尾 望都
販売元:集英社
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鬼門だろう、萩尾望都は! まず、ハズレがないんだから! この世とあの世の間にあるというホテルに訪れる人々を独特のリズム感で、1本1本濃密な構成で描いていて、コミカルでせつない良質なショートストーリーになっている。いつドラマ化、映画化されても成功しそうだ。

取り止めが無い話を延々続けてしまう愛娘。「要点をまとめろよ」「少し登場人物を整理して話してよ」と言っても止まらない彼女を黙らせるのは、昔から良質の漫画と決まっていた。……この子、いつから字が読めたんだろう? 記憶にあるのは「うる星やつら」「らんま1/2」「ブラックジャック」くらいは幼稚園くらいで読破してたなあ、静かだと思うとたいていパパやママの秘蔵コミックスを読みふけっていたなあ、ということ。
そんな愛娘がやっぱりかまびすしく取り留めなく、一人でウケながら学校のおもしろいとかいう(他人には全然わからない)話で盛り上がっていたときだ。いくら「もういい」「オチはどこにあるの?」と言われても話をやめない娘に、私はこれを渡した。

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販売元:ひょうたん書店楽天市場店
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狙い通り、娘はこの極上のエサに食らいついた。すべてを忘れ、大人しく黙々と読み始めた。美麗な絵に練りに練られたネタ、ちょっととっつきにくい世界観かもしれないが、手に取れば虜になるだろう。読後、「中二階堂って、おにいちゃんに似てるね(性格が)」で激しく同意しあった。息子は激しく否定している。

ああ、萩尾封印を解いたものだから、思わずまた本を買い始めている。ミツルギだって、なんだかんだで4巻(現在5巻まで刊行)まで買い込んでしまった。「へうげもの」……は、ちょっと仕事の関係もあって、大人買いするしかないかなとあきらめている。ここに書いてないコミックスも、本当におもしろくて仕方がなく、まだまだ、我慢している本が大量にあるのだ。ああ、何もかもなげうって買いあさりたい! でも、全部読んでしまって、読みたいものが無くなってしまうのも、怖い!

今日は遠い営業先に行くから…と、3冊、1700円も買い込んで電車に乗った。往復1時間近い出先には、これくらい必要だ。本が、重い。電車を降りたらものすごく歩くのに。

結局、DSなりPSPなり、1本数千円のソフトと、数十グラムほどの本体を持ち歩き、余暇を楽しむのは実に効率的でお財布にやさしいのだなあと再確認。

でも、いいものに触れずに一生を送って、何の人生か、と思う。私はダメへうげもの。

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2008年3月25日 (火)

人の攻撃性はどこに向かうか~私の「無差別殺人」未遂~

私にも、「ここのやつら、みんなぶっ殺してやりたい」と思った瞬間がある。

それは私に何の危害を与えたわけではない、何の接点も無い人々。とあるお祭りで、楽しそうに家族やカップルで夜店を楽しんでいた人々だ。私はその人ごみにもまれながら、自分の心から沸き出でてくる刃物で、無差別にめった刺しにしたいという衝動にかられたのだ。

それは、自分の孤独を感じ、世界中の誰もが自分を嘲笑し、敵に回っている……という妄想にとらわれたときだった。夫に捨てられ、仕事はうまくいかず「何をやらせてもダメな人」の烙印を押され、唯一心のよりどころである子どもともうまくいかなくなった。自分の親、最近会っていない親友、みんな、自分の妄想の中では私をあざ笑っているのだった。

…幸い、その時は刃物を持っていなかった。私は刃物を買わず、ウイスキーを一本購入し、家に帰ってすごい勢いであけてしまった。そして絶叫、号泣、ご近所中に聞こえるような怒号をあげ、親や警察が飛んでくる騒ぎになった。

ああ、本当にみんなにあざ笑われることになった。いっそ小気味がよい。人間、落ちるところまで落ちたら、あとは這い上がるだけね。

私の場合、「落ちるところ」が微妙に新聞沙汰や裁判沙汰にならない落下点で、本当によかった。傷ついたのは、自分や家族(夫以外)だ。誰の人生も奪っていない。誰かに奪われた、と悲観していた自分の人生だって、なんだ、ちゃんと残っているではないか。ずたぼろにしてしまったのは、自分自身だ。

さて。私がこの騒ぎを起こしたときは、自分の生きがいともいえるテレビゲームの類を、一切断っていた。仕事ができるようになるのに必死で、やっているヒマもなかったのだ。私の異常な攻撃性は、テレビゲームで培われたものではない。私は、大人になってからゲームをいじりだしたし。ゲームのやりすぎで狂ったわけでもない。思いっきりはまった多くのゲームでも、私を本当に不幸や孤独にしたことはない。自分の不幸は、自分自身の問題で、攻撃性は自分自身から生まれたものだ。

少し仕事に自信がもてたころ、FF12が発売されて、久しぶりにコントローラーを握った。楽しかった。鬱々とした自分が生き返ったようだった。以来、「時間もお金も無いから、基本的にFF中心、本当に欲しいソフトだけ」と決めて、仕事の合間などに楽しんでいる。何百匹も、モンスターを狩った。けれど私の実生活が低空飛行ながらも満ち足りているので、他への攻撃性に発展することなんかないのである。ゲームの中で魚や爬虫類などを狩る一方、ペットのミドリフグちゃんや熱帯ナマズ、熱帯ドジョウ、熱帯メダカなどに目じりを下げ、だらだらと平穏な日々を送っている。

あー、なんてくだらない人生。

でも、こんなくだらない人生でも人に無理やり奪われるのはゴメン被るわ。もちろん、自分が誰かの人生を奪うなんてとんでもない。

昔執着していた「幸福な人生」の呪縛から放たれ、誰も恨まず適当に生きている自分。心身ともにたるみきっているけれど、とがったナイフみたいな若い頃よりずっと素敵だ。

すべての孤独な若者が、何らかの輝きを取り戻せますように。

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2008年3月19日 (水)

おめでとう少年サンデー&マガジン50周年号!

いよいよ出ましたよ、一歩とコナン奇跡の握手号が。

少年サンデーと少年マガジン、日本の漫画シーンを支えた偉大な週刊少年漫画雑誌が、ついに50周年。年も同じなら発売日も同じ、勢い熾烈なライバル同士だった両誌だが、このたび仲よくタッグを組み、ともに50周年を盛り上げることで、すっかり漫画から離れていたような大人にも最アピールを狙ったようだ。

「今日のマガジン、サンデーは見ものだよ」

終了式のため、必死で起きたむすこに声をかけた。

「なんと、左にマガジン、右にサンデーを並べると、一歩とコナンが握手するというコラボ表紙になってるんだよ」

「それはすごい」

寝ぼけ眼の息子も興奮だ。

私が両誌を読んでいた頃には、「創刊20周年」があったと思う。その頃にも創刊誌の長島、朝潮の表紙はレトロ感たっぷりで歴史を感じさせるものだったが、50年ともなると重みが違う。半世紀だ。もはや、歴史だ。老舗だ。懐かしいヒット漫画も、自分の世代では大して思いいれは無いけれど、名前くらいは知ってる漫画などに目を細めた。

「これは買ったほうがいいんじゃないか」
「うん、さっき辛坊さんも口走ってたよ」

今日もいろいろ忙しいお仕事だが、ずっと外出できて、時間の制約は意外と無い。大事なアポイントメントを押さえれば、基本的に自由。得意先を回りながら、銀行などの用事をこなす。

で、合間に入ったコンビニ。当然この、素晴らしいコラボ雑誌を、美しく並べていると思ったが…

なんで、一歩とコナンを背中合わせに置いてるの……

ああ、こんなわかってない店にはかまってられないわ、と別の店へ。するとこちらも見事に背中合わせ。コンビニ店員は、この世紀のコラボを知らないのか、それともマガジンとサンデーには永遠に背反しあってほしいのか???

こっちの店は、ちゃんと握手をさせながらも、表紙を上下さかさまに置いていた。見えるのは、雑誌名だけだ。コンビニの下段だと、誌名が見えるように上下逆さにディスプレイすることが多いのだ。わかってるけど…わかってるけど、今日のこの日くらいは小粋な特別ディスプレイをするお店はないのか???……無理だよね、今の世の中、店員、いや店長の判断でさえ、ディスプレイを変えることなんてなさそうだし。いい販売促進なのになあ…

とある店では、誰かが関係ない雑誌の上に、目立つように2誌を並べていた。テロリストがいたかw 気持ちは分かる。売り場を荒らしては、いけないけど。

とりあえず、マガジン、サンデーをちょっと読んだ。絶望先生を読むのは、習慣だし。最近のマガジンは、麻薬売人を扱ったのと、花形と、徴兵制漫画がちょっと気になる。

そして、ずっと手にも取らなかったサンデーも読んでみた。あだち充、高橋留美子も連載してるのかてか、犬夜叉、まだやってるのか……四半世紀以上も少年誌第一線で活躍するのはすごいことだ。ふと、小山ゆう氏と池上遼一氏のエッセイコミックが目に付いた。私世代には本当に懐かしい面々だ。ことに、池上氏の漫画は必見だ。あ、あの流全次郎が、美麗なタッチそのままにどつき漫才をしている!そして当時の制作現場が登場。あ、あの白井さんが!

サルまんでおなじみの白井編集長、当時の池上担当だったのか。絵が池上パロのサルまんを思うと感慨深い。きょ、強烈なキャラクターなのは間違いないんだな……と知った。

とにかく、サンデー、マガジン50周年おめでとう。

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2008年3月17日 (月)

リディアが火を恐れる理由~ゲームで描かれる「死」~

モンハン関連の記事を書き始めたので、あの問題に関心のある人が結構来てくださっている気がする。私が実際にモンハンをやっていないし、いろいろ勘違いしている部分もあるかもしれないのは、ご容赦いただきたい。

息子に、ちょっとプレイ画面を見せてもらったが、やっぱり目に付くのは攻撃したときに飛び散る血の表現だ。うわ、これは「15歳以上推奨」になるわ。しかし、私はこれも評価したい。

モンスターハンターは大人気ソフトであるが、この表現のため年齢に制限がある。もしも血を出させず、皮や肉を利用するようなちょっと生々しいことをしなければ、全年齢対象でも問題なくいけ、もっと売れたかもしれない。しかし、製作者はきっと、あえて「15歳以上対象」という足枷を食らってでも、この表現を選んだのだと思う。「狩る」「殺す」「生命を利用する」という感触を、プレイヤーに与えるために。

血なまぐさいのはイヤだけど、じゃあ私の大好きなFFみたいに、切っても突いても血が出ない、死んでも生き返る、というのが本当に教育にいいの?という疑問は絶対に残る。別にFFに限らない。今、子どもたちが触れられる表現には血なんかなく、死体も無い。死の影がとことん排除された状態なのだ。

それが本当に健全なのか?

ファイナルファンタジーシリーズは、テレビゲームが「子どものもの」だった昔から、むしろ「死」を扱うゲームだった。とにかく人が死ぬ。ともに冒険した仲間が、何かと助けてくれた人が。それは製作者の坂口氏が、当時最愛の母親を火事でなくした経験から、と聞く。

今日はFF4DSをやる時間がほとんどなかったが、ホブス山を越えるシーンに来た。

幼い召喚士・リディアは、めきめきと育ち、強い魔力で黒魔法と召喚魔法を使いこなす。しかし、なぜか黒魔法の初歩中の初歩、炎属性の「ファイヤ」が使えない。プレイ中に「あれ?」と思うが、それがホブス山に入るときにはっきりする。

山道をふさぐ巨大な氷塊。白魔道士ローザは「ファイヤを使ってみて。あなたしかできないの」と説得する。しかし、リディアは恐れるのだ。かつて愛する母を、生まれ育った村を焼いた炎を。

彼女の心の傷を作ってしまった主人公は自分の罪を再確認する。そんな彼の愛する女性は、それと知っても、世界を救うために傷を乗り越えて、と厳しいことを言う。憎しみ、恐怖…幼い少女はすべてを乗り越え、氷塊に炎を放つ。

べったべたな展開だけど、当時の製作者のエピソードを知ると別の感慨が湧いてくる。死を受け止める、傷を乗り越える、そんな力強さが、このシーンにこめられているのだ。ゲームクリエイターだって、数字を追うだけではヒット作は作れない。何かしら、メッセージのあるものが受け入れられるものだ。

FFシリーズは、今は生みの親の坂口氏も離れ、「全年齢対象」のメガヒット作、王道を行くべく進化している。ターニングポイントは、FF7だろうか。PSの最大話題作FF7は、普段ゲームをしない人もこぞって「最新の映像表現」に飛びついた。たった一日で、CD-ROM3枚組みのソフトが180万本売れる異常事態。10年たった今でも、大人気のソフトである。

しかし、途中で死を迎えるヒロインの存在が、大変なことになった。若い世代は、当時流行っていた漫画や他のゲームのように、当然いつか彼女は還ってくると思ったようだ。ネット上で真剣に彼女の生還ルートなどが語られたらしい。株主会議というオトナの世界でさえ、「エアリス生き返らないんですか?」なんていう質問が飛び出たという。さらに、彼女を死なせるシナリオを提案したと報道された某ゲームクリエイターには、未だに誹謗中傷が絶えない。

な、なんなんだ、と思った。今の若いコって、人が死ぬのが理解できないの???

以来、「人が死ぬFF」は、ほぼなくなった。映像表現は豊かになったが、当然血なんかでない。別の理由もあって坂口氏は離れ、FFは全年齢対象、最先端の映像でかっこいいFFの方向に向かうようだ。

ジャッキー・チェンの映画のように、ひたすらかっこいい痛快アクションっていうのもいいけれど、そこに「死」という影があり、ドラマがあるのがFFのよいところだったのに。でも、こんなに映像がリアルになっては、血も流せない。数字を追うためには、「全年齢対象」ははずせない。

ああ、「ブシドーブレード」やりたいなあ。

これは、FF7とあまり変わらない時代に、当のスクエアから出たゲームである。当時は本当に実験的な意欲作をどんどん出させた、ゲーム黄金期だった。これは格闘ゲーム形式であるが、とことんブシドーにこだわり、斬れば血が出る!腕を切られば腕が使えなくなり、足を切られれば歩けなくなる。卑怯な手段で背中から切れば即負け。また、負けを悟れば潔く切腹もできる、と、非常におバカなくらい、ヘンにリアルにこだわったブシドーであった。

斬っても突いても焼いても何もないゲームのおそばに、こういうのもいかが?

これもまた、ひとつの表現だ。もちろん、当時でも「残酷・グロテスクな表現が含まれています」表示だったと思う。(2からだっけ?)

残酷なものを子どもたちの周りから排除すれば、子どもたちが健全に育つなどとは私は思っていない。人間の性からいけば、子どもたちがそういうものに興味を持つのは当然、ことに男の子には、攻撃性が強いことがあるのだ。ヘンに抑えこんでも仕方が無い。狩りも戦争も無く、小さないじめも許されないのなら、ゲームででも攻撃性を発散させとけ。

で、大事なことはゲームに限らず、本やテレビなどに育児を任せないこと。それをどう捉え、考えさせ、判断させるかは、やっぱり親や、周囲の大人の仕事なのである。

そういう意味で、投書した母親は偉い。

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2008年3月16日 (日)

「若い世代」を語ってみた~モンハンどんどん怖いイメージに~

今日の朝日新聞声欄「若い世代」に、先日書いた猫いじめゲームの話題が盛り込まれていた。(以下緑字は引用)息子と同世代のその人は「小学生が猫を切り刻み、それを大人が作っていることや」などと、昨今の世相を憂い、愛猫とのふれあいを語り「両親は一貫した教育方針で私たち姉弟にゲーム機を買い与えなかった。このことに改めて感謝している。猫などの弱い命を粗末に扱う人たちから、わが家のミッチーをしっかりと守っていこうと思う」としめている。

おーーーい息子~~!この間の投書、やっぱり真に受けられてるぞ~~!

ゲームをさせないのは素晴らしい教育方針で、私も実は昔そうだった。世の中すべてがゲームをやっていたとしても、わが道を行くことは大切だ。「小さくて可愛くて、心地よいぬくもりがあって、なんともいとおしい存在」を守ろうと思い、命を粗末に扱うすべての人に憤りを覚えるのも当然。

しかし、やっぱり私でさえこの投書を読んで「一体どんな恐ろしいゲームが子どもたちに流行っているのかしら」と震えてしまう。ゲームなんか知らない世の純朴な朝日新聞読者は、「やはりゲームを子どもにやらせてはいけない」「利潤追求のために動物虐待ゲームを売る企業を糾弾せよ」くらい言い出しそうである。

ゲーム名は書いていないけれど、私も、ゲームに詳しい息子も「モンスターハンター」のことだと推察している。発売元は、ゲーム大手のカプコンだ。「またカプコンか」と、つい私は漏らす。カプコンは、数々のヒット作を世に送り出しているメーカーだが、ストリートファイターシリーズ、バイオハザードシリーズなど、ヒット作の影に「暴力的」「残酷」などの批判も生んでいる。

だけど、多くの人を魅了するソフトを出しているのは間違いない。このモンスターハンターなんか、これまでの「問題作」に比べてもそんなに問題なさそうに見えるんだけど。私は最近の、新作バイオハザードは黒人殺しゲーム、という話題について、ムービーを見た限りでは非常に不快感を覚え、息子と激しい討論になったばかりだ。しかしモンハン自体はとってもコミカルで、動物虐待なんていう恐ろしげなイメージとは程遠い。

そこでモンハンプレイヤーである息子に聞いてみた。「あんた、黙ってていいの?こういうところから、あれこれ禁止されたりすることが多いんだよ?」と。

息子は改めて、前の投書と、今日の若い世代の投書を読み「……これって、原稿用紙とかに書かなきゃダメなの…?」と言い出した。やはり、思うところはあるらしい。あるのだが

「猫を殺すゲームか?と言われれば、そうとも言えるし、そうでないとも言える」

「猫嫌いの人が、このゲームで好んで猫を虐待しないかといわれれば、オレは否定も肯定もできない」

「そういう素因を持つ人が、幸いこのゲームで満足して、実際に虐待しなくなるかもしれないし、逆にこれで刺激されて実際に猫を虐待するようになるかもしれない。俺は、それをどうということもできない」

なんか歯切れが悪い。要は非常に自由度の高いゲームであって、行動はプレイヤーに任される、ということだろう。まあ、とりあえず、本来猫いじめ、動物虐待が目的のゲームではない、というだけでもメーカーやソフトは救われるよ。

「俺は、もともと猫好きだったけど、このゲームで、ますます猫が好きになった」

恐らく、そういうプレイヤーが多いと思う。シーンによってはこんにゃろー!と攻撃することもあるかもしれないが、「切り刻む」というような生々しいことはないだろう。

「俺は、子どもの虚構と現実の区別をつける力を持たせるのは親のやることだと思う。そういう区別がつかない人間が、こういうゲームをやってどうなるかなんて、俺には責任持てない」

うん、それも20年くらい前から言われていることだ。テレビゲームができるはるかにずっと前から、子どもっていうのはかなり残酷な御伽話なんかで育ってきたわけで、フィクションを楽しみながら、ちゃんと得るものは得て、大人になっていたもの。その後、テレビや漫画、アニメ、ゲームと、刺激の強い表現がたくさん出てきたが、育児教育をよほどテレビなどに任せっぱなしでない限り、子どもはちゃんとするものだと信じたい。

息子は言う。

「俺は、どうしても客観的に見てしまうんだ…。世の中にはいろんなヤツがいるから、これで何かするやつが出ないとは、どうしても言えない」

そうか。それもそうだな。

まあ、私も未プレイだし、カプコンやモンハンに何っの義理も無い。声を上げるかどうかは当のプレイヤーしかいないんだから、あとは当人たちに任せるしかほかはない。ネットの、仲間うちであれこれ言ってても、そんなの見ない人たちに声が届かないと、なんにもならないからね。

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2008年3月14日 (金)

ホワイトデーの我が家

昨夜12時を過ぎた途端に、息子が「キットカット雪見桜」をくれた。

「一応、チロルチョコ貰ったし」

ああ、バレンタインデーに、210円のチロルチョコ詰め合わせバレンタインモードをあげたっけ。チロルチョコは安いのにおいしいよねー。雪見桜味とは初めてだが、キットカットを食べてみた。ほんのりさくらんぼのような甘酸っぱい香り。今年の母子の心のふれあい終了。

娘が帰ってきて語り掛けてきた。

「ねー。ムスカのものまねをしたらさあー」

ムスカとは、「天空の城ラピュタ」の悪役だ。冷徹なしゃべり方が独特で、何かと人気がある。

「似てるって言われたんだけど、これって喜んでいいのかなあ」

娘よ。そんなことで小さな胸を痛めるな。

「『腐児子ちゃんて、ムスカに似てるね』って言われるよりいいじゃないの」

「ちょwwww」

こうして私は、多感な少女の悩みを解決した。

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2008年3月12日 (水)

息子の殺意をそらしてみた~楽しい日本語~

先日日記に書いた、教師への恨みつらみを実名入りでネットに晒している人のことを息子と話した。

誰だってイヤな先生の一人や二人に会うし、子どものことを思って厳しかった先生や、本当に腐ってる先生や、いろいろいるだろうけど、でもそんな風になるんもんじゃないよなあ、という話題で終わるかと思ったが、ふいに息子の表情がこわばった。

まずい。スイッチが入ってしまった。

「オレ、今でもPのことは殺したいと思う。いや、マジ殺す」

一応、息子の主張も書いておこう。息子が不登校になった中学の担任だ。3年生数人に、暴行を受けたと、息子は先生に報告した。すると先生は

「3年生は受験で忙しくて、そんな余裕はないでしょ」

と突っぱねた。

息子は、同級生などからも嫌がらせを受けていた。1年生の頃上履きが消えて、以後息子は一切上履きを履かずに中学生活を過ごした。制服の胸ポケットに、……もちろんこれは、息子も悪いし本人も認めているのだが、PSのメモリーカードと生徒手帳が消えた。生徒手帳は困る、と思い息子は先生に報告に行った。「先生、胸ポケットに入れていた生徒手帳と……私物が盗られました」

「(ため息)どうせ、学校に持ってきちゃいけないものでも盗られたんでしょ(ぷい)」

おいおいメモカは確かに悪かったけど、生徒手帳は学校に持ってきちゃいけないものじゃないだろおぉぉぉ!と息子は、今や完全孤立したことを悟り、学校に行かなくなったのだ。

そりゃないよね、ホント。生徒に人気があるのがわかんねーって? そりゃ、きっと「いい子」には「いい先生」なんだと思うよ。規格外の子なんかかまってる暇は無い、というタイプの人なんだと思う。それも仕方が無い。熱血学園ドラマが受けるのは、実際にはそんなすごい先生なんかいやしないからだ。

しかし、息子、目をギラギラさせて殺す、ぶっ殺す、とつぶやいている。

「まあ、落ち着け」

「はあ? オレは思いっきり、落ち着いてるよ。きわめて冷~静に、Pぶっ殺すって言ってんだよ!」

「だから落ち着け」

「だから、落ち着いてるって!」

「先生には敬語を使わなくてはいけない。アンタの持論だろ?日本人の敬語っていうのは凄まじくてなあ、たとえばその最上位にある天皇を殺そう、なんていうことになったら、そこにも敬語を使うんだよ」

( ゚д゚)ポカーン

「あ~~ママ、高校の古文で習った気がするけど、それは忘れちゃったわ。けど、日出処天子で使われたのは『しいしたてまつる』だわ。すごいでしょー!ぶっ殺してやる!ていうのにも敬語があるのよー」

( ゚д゚)ポカーン

「日本の身分制度っていうのはねーとにかく天皇を頂点にするんだわ。王族>>>平民なんで、皇族、王族にはどんな小さな国の方にも敬語で、絶対的に権力ありそうだけど平民のアメリカ大統領にはたいして敬語必要ないのよ」「もしも自分の娘でも、皇室に入れば敬語よ。○○妃にあらせられましては…」などと語るのが公式」「皇太子妃入内の折、夫となる皇太子様のことを敬語で形容するのは正しいのだけど、それを見て勘違いした芸能人が、自分の夫となる人を同じように語ったのは笑い種だわね」「で、天皇は絶対的に頂点なんだけど、上皇、院なんていう存在が強くなってくると矛盾が生じてくるわけで」「天皇vs上皇なんて戦争が起こったときなんかもう」「要するに、天皇っていうのはね」

要するに、で要しないのがアスペにありがちだ。一度スイッチ入ったら、語るぞ?とことん語るぞ?スイッチ入れた己を恨むがいい。

( ゚д゚)「えと……たしか天皇vs天皇っていうのもあったと思う……」

おおお、息子よ、すごいな、全然日本史勉強して無くてもそれがわかるかー。そんなややこしいことになって、貴族皇族武士、本当にみんな大変でなあ、現代でもいろいろと引きずってるんだわー

……完全に、論点はずれた。計画通り(ニヤリ)。楽しい日本史と国語を語りながら、いつしかこの壊れた親子はニコニコ動画で盛り上がることになったのだ。

こうやって、子どもを犯罪者にするのを防いだり、人命を守ってます……

☆  ☆  ☆

R25先週号を、ようやく手に入れられた。とうにあきらめていたのだが…と、手に取ると、これは「FF4」号!

よかったああああああ!

激しくネタバレしているのが気になるけど、FF4をR25的に扱ってるのがおもしろい。そうだよ、FFは人生だよw

で、私はまだ携帯でパケホーダイとかする勇気も無く、何度がんばってもプロトバブイルを倒せず、本日適当に3周目に突入。いやしかしFF4DSすごい。あたしはFF4、そんなに好きでもなかったのに3週目、実質5~6周目?12月に買って、まだ遊ぶつもり?

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2008年3月11日 (火)

ニコニコ動画、著作権侵害動画削除の方向へ~あさってか、おとといか~

ニコニコ動画が、著作権侵害動画を削除すると発表

やはり来てしまったか……どんどん巨大化するにつれて、どうしてもこの問題が出てきてしまうだろうと思った。

しかし一方、どこでその線引きをするのかと気になってしまう。テレビ番組や映画などをそのまんまアップするのはもちろん、なしだろう。

しかし厳密に著作権を突き詰めていくと、ニコニコで見られる動画は、一体何本残るんだ???と思う。アニメ、CM、ゲームの画像や、音楽を使っている。演奏してみたり、歌ってみたりでも著作権は発生するだろう。

昔、パロディ事件というものがあった。コラージュと言う手法に著作権が問われた事件だ。ニコニコで人気の動画の多くが、既存の画像や音楽を編集して作ったもの。まったく新しいおもしろさを追求した二次創作だが、権利者がダメだといえば、それまでだ。

また、「コメント」がひとつの新しい表現になっているのも特徴だ。「テニスの王子様」ミュージカルをそのまんまアップしてる動画は、ニコニコの夜明けを象徴するものだった。画像そのものよりも、そこにつくコメント、空耳が秀逸で、まったくテニスの王子様に興味の無い私も、家族も夢中になったものだ。コメントなしでは見いだされなかったその画像のおもしろさを無数の人々が引き出し、どんどん進化させていった。こういうのが無くなるのは、惜しい。

ニコニコでは二次創作、三次創作と、どんどん派生していくのも特徴だ。たとえば動画についたインストゥルメンタルの曲に、誰かがコメントで歌詞をつけはじめる。それを見た人が、動画に自分の歌を乗せてみる、さらにそれをリミックスして……キャラクターを変えて……などとどんどん広がっていくものだ。うんと厳密にいえば、二次創作物にだって著作権が発生するらしく、それを勝手に拝借して作りかえるのも難しいことにはなるのだが、「盗作」はもちろんNG、必要に応じてUP主が「元ネタはこちら」と明記するほかは「おもしろければいい」的な暗黙のルールがあるようだ。

で、ここで生まれた厳密には著作権をいろいろ侵害している動画が、海外でも高い評価を受けることも珍しくない。発想のおもしろさ、リミックスの妙味は国境などはるかに越えて楽しませる。

そういう場が、無くなるかもしれないのか?

絵はかけないけどギャグセンスはあふれてるとか、オレのこの無駄なリズム感を見よ!とか、声優になれるわけでもないだろうけど一人で何役も演じ分けられるよ!とか、そんな玉石混交な才能が一瞬でも輝ける場が、失われるかもしれないのか?

もちろんあのニコニコのことなので、即座に「オリジナルオンリー」な清廉潔白サイトになるとは思えないけれど。

とりあえずしばらくいろいろ楽しみにしよう。

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2008年3月10日 (月)

息子とモンハンについて熱く語る~朝日新聞「声」欄から~

8日朝日新聞「声」欄に、こんな投書が載っていた。(以下引用)

子どもの間違い 大人が注意を
(パート38歳)
 小学4年の息子は携帯ゲーム機を持って友だちの家へ遊びに行くようになった。その目的は「15歳以上が対象とされるゲーム、と一ヶ月ほど前に知った。
 息子に聞いた。「今、夢中になっているゲーム、15禁なんだってね。人を殺すゲームなの」。息子は平気な顔で答えた。「ぜーんぜん!ただ、猫とか切り刻むだけ」。私は「……」。そして、「できれば、やってほしくないな」。
 子どもたちが夢中なのは、狩猟生活を体験するアクションゲーム。恐竜などを狩り、皮などはぎ取って防具や武器にするという。
 背伸びをしてゲームで遊ぶ子どもが仮想と現実の世界を混同することもあるだろう。犬やネコなどの動物をゲームのように扱ってみたい、と考える子どもがいても不思議ではない。それに気づいた大人がその都度注意し、教えていかなければならない、と思う。
 ソフト開発者の方々に、子育てをする親の一人としてお願いです。「売れるから」ともうけ重視の考え方はやめていただきたい。

これってモンハンかなあ?と、おぼろげに思い、息子に話題をふってみた。

モンハン。人気ゲームソフトシリーズ「モンスターハンター」の略である。私は未プレイだがおもしろいと大評判、PSPでは唯一ミリオン達成、街中でPSPを使っている人を見たらたいていモンハンだということだ。ひたすらモンスターを狩るシンプルさ。RPGにありがちなレベルあげなんていうものはなく、生きる為に身一つで巨大なモンスターに挑む。そういうゲームらしい。

「モンハンって、猫殺すの?」

息子はきょとん、としながらも説明し始めた。

ものすご~~~~~~く長い説明は割愛するが、要は貴重なアイテムを盗んで逃げる猫なら、追いかけて、倒すことがあるらしい。「けどあいつら死なないし。モンハンはコメディだ」

まあよかったわ。

この文章を読むと、私でさえ一体どんな恐ろしげなゲームが子供たちの間で流行っているのかしらと震撼してしまう。何度か息子に画像を見せられるなどしたが、猫はその世界のキャラクターでもあり、ものによっては共に仲間になることもあるらしい。巨大な蟹に、何匹もの猫がニャーニャーいいながらぶら下がってるムービーを見たときには、その可愛らしさと必死さに顔がほころんだものである。また、まるで残酷に小動物を虐待するゲームかのように感じられるが、基本は、プレイヤーが虐待されるらしい(息子談)。前述のように普通のRPGのように弱いモンスターを狩ってレベル上げして……なんていうことはできない。装備も大切だが、プレイヤーの腕一本で、豊かな生態系の世界を歩き、狩り、飽きるまで生きていくというものなのだそうだ。

実は私もこのゲームをやりたくて仕方が無かったりする。「狩り」は人間が何百万年も続けてきた行為だ。仏教のおかげで肉食が遠ざけられた歴史のあるわが国でさえ、細々と動物の狩りは行われてきたし、海での漁は盛んだった。時には、巨大な勇魚に命がけで挑み、犠牲を払ってでも貴重な蛋白源を得たのだ。そして、屠った命は肉、皮、骨、ひげなど余すことなく利用した。今自分が、鶏を飼って〆る毎日を過ごしたいなどとは思わないが、仮想世界で黙々狩りをするっていうのはなんだか楽しそうだ。人間関係や数字に追われる日々に、いいストレス解消に、また原動力になるだろう。実際、FF12なんかはやたら楽しいし。このゲームではハデに血が出るが(それで15禁か)、実際に誰の血が流れるわけでなし。しかし

「アンタには無理」

息子にダメ太鼓判を押されてしまった。そう、これはアクションゲーム。そのてが苦手な人間にはろくに楽しめない仕様なのだ。うまい人は、ろくに装備も無い全裸にブーメラン状態で渡り歩くが、キングダムハーツレベルがクリアできない私にはまず無理。

つまり、この投稿者にも、恐らくそのおもしろさはわからない、というわけだ。

私はこのお母さんの言うこともわかる。小学4年生の子が「15禁」に夢中というだけでも不安だろう。人間でも殺しまくるゲームなのかと問えば「猫を切り刻むよw」と言われれば、背筋が凍るだろう。モンハン仲間同士ならば、それは気の利いてる的軽い冗談で済むかもしれないが、猟奇殺人へつながるといわれる猫殺しを、子どもたちが楽しんでいるのかッそんなソフトがあるのかッとあれこれ悩むのも当然だ。そうなると、狩った獲物の皮をはぎ取って…なんていうのもいやに生々しく思える。自分が牛皮財布や靴を持っているのも忘れるほどに。

息子はこの投書の話に怒りだした。「は?バカじゃね???」

そして久々にモンハンソフトを持ち出し、私に「このゲームは、こういうものだ」と主張するのだ。いや、私に主張されても。

できることなら、このお母さんにわかる言葉と、紳士的な態度で、そのソフトの有用性を、投稿し返しなさいよ。プレイヤーとして。

昔、美少女エロ漫画を見て怒り出した主婦がいた。その主婦が「子どもたちが見る漫画から性的表現を排除せよ」と運動をし、本気で表現の自由が危ぶまれた時代があったのである。しかし漫画家、漫画の読み手など有志が団結し、その主婦らと対話をしつづけた。最終的にはその主婦も「今日本の漫画はとても多様化し、大人向けの表現があることを理解した」という話を聞いた。

今の「お母さん」世代だって、子ども時代に何度「PTA」に面白いものをいろいろ取り上げられたかしれない。危険なもの、有害なものから子どもを守ろうとする母親、仕事に夢中で、自分の子どもと共通の話題を失ってしまってる父親。子どもはいつもそんな親をうざがるけれど、それじゃいつまでたっても対話や理解は生まれない。親世代が、中途半端な知識で自分たちに擦り寄ってくるのが許せない、と息子は言うけれど、それじゃあんたたち子どもは、どれだけ親を理解させようとしているの。

☆  ☆  ☆

この親子の対話で息子が語った。それは、息子が引きこもり、暴れ、放火するぞと騒いでおまわりさんが来たときのことだと思う。

「警官うぜ。本気でうぜ」

その時は何も言わなかったのだが、私の目には親身になって息子に語らい、半狂乱の私にも「実はうちの息子もこうなんですよー」と語らってくれたおまわりさんの、こんなエピソードだ。

その時息子はたまたま名作シュミレーションゲームシリーズ「スーパーロボット大戦」をやっていた。おまわりさんは荒れた我が家に恐れることなく踏み入り、テレビ画面を見てこういった。

「スパロボかあ。なつかしいなあ」

その言葉に、ふと息子は振り返った。

「ラスボスの ま お う が強いんだよね」

すんごい中途半端な知識だ。なんだよそれ、引きこもりのゲーム好きのお子様にはその台詞でいけってでもマニュアルがあるのか。ドラクエもプレイしてない私でも、ちょっと暴れたくなるぞ。このロボットだらけの世界に、まおうwww。

これで息子は完全に心を閉ざし、世の中を恨んだという。

「wwwwwそれ、ものすごく笑えるwwwwあんた、すごいネタ仕入れたんじゃんww」

と笑う母も母である。あ、私か。私はこのゲームも自分で買って我が家に布教したのに、自分じゃ一切クリアできてないんだっけ。一番の目的であるハイネル様にも拝謁してないし、これは見ていいものかどうだかしらないけれど、「人間爆弾」も見てない。夫をこれで欝にしちゃったのに。で、思い切って息子に聞いてみた。

「で、スパロボのラスボスって、なんなの?」

息子がひるんだ。確かにクリアはしたらしく、デンドロビュームがどうのこうのと最終戦を語っていたが、どうにもラスボスの名前が出てこない。

「じゃ、まおうがラスボスでいいんじゃね?」

「いや、絶対、まおうじゃねええええええ」

引きこもり対応のお仕事は、表面だけでなく、本気でオタクな方にお願い。

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ニコニコはどこに行くのか~才能とコミュニケーションの集うところ~

このところ、ニコニコ関連のニュースが多い。

「あさっての方向に行く」とか、「ここからまた大ヒット曲の予感」とか。

たしかに、「ニコニコ動画」は本当に熱い。大小さまざまな才能、玉石混交の新しい表現、コメントという形での表現……著作権問題などいろいろな問題を孕んでいるので、切り捨てるのか、利用するのか、とプロ側も考えどころだろう。

映画や番組そのまま流すのはいかがなものか。完全な著作権侵害だ。DVDなどの売り上げ、放送時のCM効果に響けば制作側はやっていられないだろう。

しかし、その場でわいわいとどこのだれとも知らない者たちがコメントするのは、ユーザーとして楽しい。私はDVDまで持っていてとっくに見飽きた!細部まで覚えてるぜ!というアニメ映画でさえ、ここで見た。皆で一緒にわいわいと騒ぎ、笑い、驚き、怖がり、「すげえええ」と言う初心者に「こんな低画質でそれかよwここはDVDで見てよ」と思わずコメント宣伝するひととき。

プロ並みとまでは言わないけど、いやこの作者、鬼太郎のアニメ1~5期から漫画、墓場、ウエンツ版まで盛り込んで、本当に好きなんだよな、などとマニア心をくすぐらせる作品もある。

これまで全然興味が無い、…ていうか、イラネとさえ思っていた某テニス漫画のミュージカル版も、ここでおもしろさに目覚めた。

体を張って表現する人たちも数多い。息子が、裸でウマウマダンスしたいというのを、今必死で止めているところだ。

一方、こんな可能性もある。

さかなのうた

先月末から話題の動画だ。大学の卒業制作作品で、音楽、歌、作画すべてを1人でやったといわれる。新海誠の再来か、というような才能に、「プロになれ」「事務はもったいない」などとコメントが書かれる。

ここからプロに、というのはどうなのかわからない。が、ここを登竜門にして、いくらも歌手や声優、漫画家などがいくらも出てきそうだ。しかしここでぱっと花を咲かせて、ぱっと散る才能もあるかもしれない。「これで全部出し尽くしました」なんていうこともあるかもしれない。とにかく、ここでは有名無名関係なく、気になる画像や表現が並び、おもしろさが試される。プロの誰もが見逃した才能も、素人の目に触れて再評価されることもある。ひとつの可能性ではあるが、「ひとつ」は、ゼロよりもはるかに大きい。

この動画をどう評価するかなんて私にはわからないけれど、最後のほうで、無数の「さかな」が泳ぎ始める。これは、動画を見た人たちが、そのクオリティに敬意を表し、文字で「さかな」を泳がせているのだ。最高のリアクションではないか。ここで本気で涙が出た。

こういうことのできる場を、守らなくてはいけないんじゃないか。

追記:このニコニコ動画は現在削除されており、こちらで見ることができます。

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2008年3月 8日 (土)

息子が恥をかき捨ててます~家族に見られたくない本の隠し方~

我が家は漫画、アニメ、ゲームなどについては結構オープンである。

しかし、息子が無造作にリビングなどに置いている本などには少し苦言を呈している。

たとえば、私がふと手にとった大判の本だ。数年前に話題になった、「もえたん」の本らしい。可愛いイラストが満載の、なんかゲームに使える本らしい。

しかし、どう見てもロリペド本である。

モロだしこそないものの、つるぺた美少女の股間に、異常なまでの執着を感じる。

「ちょっと。こういうの、親が見たら泣くよ」

と、一応注意した。そのときは少しとまどい、一応片付けた。と思った。

しかしそれ以降も、「親が見たら泣く」本が無造作に置かれている。そのたびに一応、注意する。まだ中学一年生の、元純真無垢→非常に染まりやすい愛娘もいるのだ、我が家には。

息子は、このもえたん本について言う。「だけどこれ、ちゃんと全年齢向けだぜ」

ああ、それはわかるよ。けど私ら親子は、あさりよしとおの「ただいま寄生中!」をすぐにエロ漫画と看破したではないか。この母が、この本が巧みに、それも幼女趣味の世界で激しく劣情を催すように作られていると気づかぬとでも思うのか。

愛娘もなんとなくそこらに転がる漫画本を手に取り、開いた。私もそれを見たが、そこはかとなくエロの予感。すぐに取り上げ、息子に抗議した。

「だから!こんなの見たら親が泣く!」

娘も調子に乗った。

「そうだよ!妹も泣くよ!」

あんた、全然泣いてないくせに。美しい母と妹に責められた息子は、逆切れした。

「泣いてろよ! あんたら、オレの本、勝手に読むなよ~!」

って、年頃の息子のベッドの下に隠してあるような本を引っ張り出して言ってるわけじゃないのよ!?なんでこんな本を堂々とリビングに積んでるのかっていうの!しかも全部二次元で、ロリか、ショタかって!

「読まれたくないような本は隠しなさいよ!」

「どこにかくしゃあいいんだよーーーー!」

また息子ブチギレ。だから、部屋を片付けて掃除して、息子のプライベートスペースを確保すればいいだけの話だけど、息子としては「オレの部屋は、あんたたちに荒らされている」「絶対片付けとか掃除とかはしねーさせねー」を主張するばかりだ。大体、この家すべて、それどころか近隣のすべてがオレの寝床!という息子にとっては、家全体が「ベッドの下」!

ここで引き下がっては、家が恥ずかしい本やグッズで埋まる。まだ、ご近所が埋まらないだけましだというレベルだ。

と、金曜の夜に怒鳴りあった。

……しかし、私がパソコンのそばにおいてある「神罰」(田中圭一著)については、誰も「アンタもこんなの置いとくな!」と突っ込まなかった。なんでだろ?

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2008年3月 7日 (金)

テラへ…ヒルルクの桜が私を癒す

ミドリフグ全滅、うまくいかない仕事、荒れ狂う子どもたち……とにかくハートブレイクな私が、ふとバスの中から見た光景。

あ。

あのお寺だ。

前に、キングダムハーツ寺として日記に書いた、あのお寺。ありがたいお説教と、なぜかアニメやゲームのフィギュアを組み合わせてディスプレイしている、ちょっとオタクなお寺。バスが通った瞬間に、「おおおおおお!」と思った。

帰りに、立ち寄ってみた。

Hanahiraku

季節は春。桜の枝に、いっぱいに散る花びら。「念ずれば花ひらく」というありがたいお言葉。

そうだよな、あきらめちゃいけない。春はもうすぐだ。あきらめずに願い続け、目標に向かって邁進していれば、きっと花開くこともあるだろう。そして、その満開の桜の下に立っているのは……

Photo

トニートニーチョッパーである。

折りしも、ONEPIECE劇場版で、あの「ヒルルクの桜」のリメイク「冬に咲く、奇跡の桜」が公開されたばかりである。

なんと心憎いお寺であろうか。ただちょちょいとフィギュアを飾る店などはよく見るが、こちらにあるのはいつもしみじみと深く心に響く作品である。

常冬の島にさえも、桜が咲くのだ。

咲かそうとすれば。

あと数週間で桜いっぱいの街になるわが島国だが、心の花を咲かせるのは自分自身だ。

力強く勇気付けてくれるチョッパーに思わず手を合わせ、偶像崇拝。

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2008年3月 6日 (木)

水槽がついに空に……だけど

とうとう、フグ水槽が空っぽになってしまった。

今朝は本当に元気だったのに。おいしそうに赤虫をつつき、愛嬌たっぷりに泳いでいたのに。帰宅すると黒ずんで水槽の隅に沈んでいるのだもの……

全然、幸せにしてあげられなくてごめん……

激しく自己嫌悪に陥った。だが、し猫さまにアドバイスもいただいたことだし、水質をしっかり管理できるようにスキルアップをめざすしかないと思う。

そう、私は落ち込んでいる余裕はないのだ。

会社は傾いているし、トラブルは絶えない。育児教育だってまだまだここで恥を晒すレベルだ。休日出勤や内職で休みもないが、実のところ休日しかぐっすり眠れない。平日は、仕事をしている夢や、お客様に怒鳴られる夢で苦しんでいる。夢の中で寝ていて、お客様のありがたいお坊様に「何を寝てるんだ」と怒鳴られる夢を2日続けて見た日には、頭を丸めようかと思ったくらいだ。

それでも、微笑を絶やしてはいけない。もともとそういう仕事だし、若手や後輩をくじけさせるわけにはいかない。リボンの騎士のリメイクニュースなんかにも、腹をたてている暇はないのだ。こ、こんなことで手塚漫画の根本が崩れるわけが無いでしょ!サファイヤ姫の内にある男性性と女性性のせめぎあいとか、王位継承権を男性にしか認めないという王国の暗喩なんか、きっと今の世の中には必要のないことだからこそ、こんなのが出てくるの。きっと、今の世の中が女性にとっていいことなのに相違ないわ!とフェミ的に無理やり解釈し、 「原哲夫版サザエさんとか、そういうものだと思えば楽しいわ!」と風浦可符香並みにポジティブに考えなくては。

思わず田中圭一の「神罰」なんかを読み返す。ええ、これよりはきっとまともよね。きっと……。

神罰(一)
配信元:電子書店パピレス
提供:@niftyコンテンツ

でも、なぜかこっちの方が、しっかり手塚治虫を愛し、理解しているようにしか思えない。

とにかく、前向きに生きていこう。笑顔で歩こう。

「神罰」で前向きになれるワタシ。

☆  ☆  ☆

そういえば、昔どこかで、ヨーロッパに行った人が、現地のテレビで「リボンの騎士」をやっているのを見ていたら、そこの人が「わが国のアニメーションは素晴らしいだろう」と自慢し始めた、「いや、これは日本のアニメで手塚治虫が作ったのだ」と答えると「そんなばかな。どうみても日本人の話じゃないじゃないか」と言われた、という話を読んだことがあるけれど、そのヨーロッパの人って、「王位に就くのは男子のみ」を、どういうふうに受け取ったんだろう。今頃不思議に思った。

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2008年2月27日 (水)

漫画アニメ三昧の夜~息子も墓場鬼太郎に見入る~

昨夜ようやく、ようや~~く息子に「墓場鬼太郎」を見せられた。

ああ、このじめっとした空気。この色彩。独特のテンポに魅入られ、時に不条理な展開が心地よい。電脳コイル以来久々に何度も見返すアニメになった。

しかし、これを録画しているのは私の寝室のDVDレコーダーなので、息子に見せる機会がなかなか得られなかったのだ。先日娘がごろごろしているときに流したが、娘は「別に見たくない」とか言っていたのに、「水神」の回の「じゃっ!」で思わず「おいおいおい!w」と大声を出していた。

それが、夜中に息子がアニメや漫画の話をしながら私の寝室に入ってきた。チャンスだ~鬼太郎流そう~。

OPの「モノノケダンス」に踊り始めた。

「かっけえー、これかっけえ~~~♪」

だから、ずっと聴けって言ってたじゃないか~。「これのプロモーションビデオもすごいよ。衝撃の結末だ」「ふーん」「EDはしょこたんだ。猫娘の原型の、寝子役もやってる」「しょこたんは才能の塊だな~」

まずは、私が個人的にとても気に入った「水神」から見せた。にせ鬼太郎がいたりするが、別に気にしないでよいと思う。

守銭奴で薄情で、全然商業アニメヒーローじゃない鬼太郎は新鮮だ。笑いと恐怖が入り混じり、昭和のレトロムードがたまらない。大空つばめちゃん……これが当時トップアイドルの美空ひばりをモデルにしているのは、野太い声からもわかる(原作ではそのまんま『ひばりちゃん』)。つばめちゃんも、そのファンの男たちも、トラックさえ溶けてしまったのに、つばめちゃんの着ていた「イタリア製高級水着」が溶けないって、もう何がなんだかw 当時の舶来信仰がうかがえておもしろい。さすがに原作をそのまんまというわけにはいかないが、通常なら現代にそぐわないと変更してしまいそうなところをあえて残しているところはいい。矛盾も、超展開も、全部そのまんま楽しませる力が、この「墓場鬼太郎」にはある。

戦火から立ち上がり、高度成長にわく東京に突如現れた巨大な水玉。

変幻自在に姿を変え、時に人を飲み込む「水神」の怒りの形相に日本人も鬼太郎も無力。絶望的な状況で、すぱっと終わる鮮やかさ。ああ、この回、本当にいいよなあ……最初から見ていればよかった。

しかしわくわくしながら迎えた次の週は録画に失敗。この回もすごい展開に震えたんだけど、息子に見せられなくて残念。

息子は「水神」と、その前の回を結構楽しんだようだ。

息子は鬼太郎鑑賞後、「もやしもん」6巻を、なぜか私の布団の中で読破。……小さい頃は、ここで一緒に寝てたけど、さすがにその年でママと一緒に寝るんか??「なあ、ママもう寝たいんだが」時計は、深夜1時を回っている。もやしもん6巻も素晴らしい出来で、息子は「マリーいいよなあ、マリー!」と興奮気味に語りたがっているようだが、漫画談義をするには遅い。息子は今、学校が自由登校期間らしいが、私はみっちり仕事なのだ~~。残念だが息子を追っ払い、眠った。

今日は今日とて妙なところからあずまきよひこ談義になり、あさりよしとお談義になり、なんか息子が私に甘えてくる。「オタク仲間の母」は、大好きらしい。……そろそろ、進路の話もしたいんだけど、息子。

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2008年2月25日 (月)

娘のためにカビをゲット!~もやしもんフェア~

昨日は娘と喧嘩別れ状態だった。

朝、娘から電話があり「おなかが痛い」という。先週は「のどが痛い」と言って休まなかったっけ。それでいて、医者に行けというと嫌がるのよね。

いろいろ難しい年頃、できればつきっきりででも面倒みたいけど、そうはいかない我が家の事情。今日もオフィス、街を駆けずり回った。どんどん人は辞めちゃうし、いろんなものが残る人間に覆いかぶさってくる。ただ、街を駆けずり回るうちはそこそこ自由なので救われる。

ふと、ポスターが目に入ってしまった。

「もやしもんフェア」

……アニメイトで、そんなものをやっているのか。ちょっと空いた時間もあったので、私はふらふらとアニメイトに入ってしまった。

ひゃー、可愛い! 菌たちがファンシーなグッズになっている。1000円お買い上げごとに、限定ミニノートなんていうものがもらえるらしい。そうと知ってれば、ここでコミックス買うんだった!

日ごろ安いものばかり買う私にとって、大学ノート1冊315円は痛すぎる。なに、こんなタオルハンカチが、368円もするの! 清潔が身上のハンカチが、有用菌とはいえ「菌」って、どうよ!w ああ、この携帯用シール……可愛い~~……

と、娘が萌やしまくるのが目に浮かんだ。とりあえず、ノート2冊とシールとハンカチをレジへ。

幸い息子は今日バイトで遅い。娘の見舞いだ。

折悪しく、娘は風呂に入ったばかりだった。そこでバスルームの娘に、これらのグッズを見せた。まずはノート2冊を見せ、選ばせた。「オリゼーとカビ、どっちがいい?」「わーーー!いいなこれ、もちろん、オリゼー!」次にハンカチを見せてみた。「これ、ほしい?」「欲しい!」じゃ、これ置いてくね。そして携帯用シールを見せた「ママも使うけど、アンタもゲーム機とかを醸していいよ~」「醸す!DS醸す!」

おしゃれな娘のDSLメタリックロゼは、今週末にも醸される運命となった。

そして、母とちょっと会話しながら特典のミニノートをちょっと開いてみた。なんとなく選んだ「カビ」系ノートだったが、ぐはあ、中もカビ系菌が満ちていて、可愛い。

「何それ」母は、不審そうに見た。「菌なの、これ。全部カビ」「……ようわからん」

……相変わらず変な娘、そして孫ですみません。この、菌漫画、ちょっと流行っているんです……

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2008年2月24日 (日)

息子はワンフェス 母はプチ地球制服の日曜~

息子がワンフェスに行くという。

ワンフェス~ワンダーフェスティバルというのは、要は「フィギュア」や「プラモ」のお祭りだ。今やお茶の間にもすっかりおなじみの海洋堂がやっているガレキの祭典、現代日本の造形美術を楽しむものだ。

残念ながら、私はこれに一度も言ったことがない。子どもを生む前から行きたくて行きたくて、息子がそういうのが好きだと知ってから、10年以上も一緒に行こうねって言ってたのに。

子どもって、本当に平気で親から巣立っていく。これまで「行こうよ」「やだ」で何年もやってきたのに、「今年オレ行く」「わーい行こうね」「いや、友達と行くから」「……」だもの。これも子どもの成長と、嘆きつつも乾杯する親は、きっと私だけではない。ワンフェスレベルでは、私だけかもしれないけど。

今朝は、まだ暗い6時に電話が鳴った。慌てて電話をとると、その友人からだった。朝起きられない息子のために、新しい友人P君が電話してくれたのだ。「息子ー!P君から電話よーー」

普段何を話しかけても起きない息子ががばっと起きた。電話口で、ありがとーとか言ってる。はあ、ママは眠いわよ。息子、起き上がって電話をきり、なんだかうれしそうにしている。

「よかったぁ……P君、脳内友達じゃ、なかったんだぁ……」

何を心配してるんだか。まあ、脳内でなくリアル友達とワンフェス行けてよかったね。なんだか今年は暴風だし、電車の状況よく見て、あったかくして出かけなさいよ、ほら新しくあったか肌着買ってあげたし、一番あったかい上着も着てね、ほら、お昼ご飯代2000円、あったかいもの食べなさいよ……と、送り出して仮面ライダータイムまで寝なおした。

さて、可愛いアベニーパファーが天国に行ってしまってからの水槽をどうしよう。

いいかげん、なんとかしないと。主水槽もなんだか汚いし。

しかしだらだらと、「もやしもん7巻」や「蟲師9巻」を読みながらすごしてしまった。この2冊が同日発売ってなんだか素敵だ。菌と蟲、どちらも通常人の目に見えないものながら、世の理をつかさどっていそうなのだもの。

私は単純なので、もやしもんをしみじみ読んで「なんだかワインが飲みたくなったわ」と、安い紙パックワインを飲み始めた。ええ、蟲師1巻を読めばなんとなく日本酒が飲みたくなるレベル。

そして酔った勢いで「やっぱり、汽水魚飼いたい!」などと思い立ってしまったのだ。

アべニーのいた水槽をざっと洗い、機材を確認して急いで近くのペットショップに向かう。

汽水魚である八の字フグかミドリフグを飼う場合、水草は植えられない。凶暴なフグであることも含めて、同居魚は考えられない。砂と、人口水草やサンゴなどでそれなりにレイアウトするしかない。

それに、海水魚よりは適当で済むかもしれないけれど、やはり汽水を作り、濃度を調べる道具は必要だ。今の水槽の位置だと暗い。明るくしてくれる砂……というか、サンゴブロックで明るくしたい。それに人工水草で彩りと、フグの憩いの場を作らなくては。

海水のもとやらなんやらを買い求めつつ、生体もチェック。うわ~、アベニーパファー、前にここで買ったときは、こんなに小さかったか~~うは、ミドリフグ、本当に可愛い。エサくれ~~買っておくんなまし~~~と近寄ってくるのがあまりにも愛らしく、今すぐお持ち帰りしたいくらい。

しかし、準備を整えずに身受けするのは殺魚的行為。いくら前に淡水フグを飼っていた水槽とはいえ、どう考えても新しい、それも汽水フグをお迎えするには準備が足りない。後ろ髪を引かれながら帰宅した。

私は子どもの頃から生き物を飼うのが好き。飼われる身には、とっても迷惑だろうけど。

山の中や、川の中、それに海の中を切り取って手元において置けるのなら、どんなに素敵だろうって、ずっと夢見ていた。でも本当の生態系をまるごと手に入れるには、相当の覚悟と資産がいるもので、とても自分の手には治まらないのだとはさすがによくわかった。

それでも、人は手元に小さな自然を置いておきたい。それが盆栽だったり、ガーデニングだったり、ペットだったりするのだけど。

これって、ちょっとした「地球制服」だな、と思った。

作業中、テレビでは「ドラゴンボール」が放映されていて、何やら凶悪なサイヤ人が、ばりばり破壊行為をしていた。「こんな星ひとつに三日もかかるとはな!」などと言いながら、殺戮と破壊を楽しんでいるようだった。

愚かなことよ。

征服と言うのは、ただ破壊、殺戮し、焦土とするのではなく、理解し、手に入れ、利用するものだ。

私の水槽は小さな水槽だけど、そこにいくばくかのお魚を入れるのなら、水温や水質、習性などを知らなくてはいけない。「キレイだから」「気に入ったから」ではすまないことが、いくらもある。そんなことを知った上で創り上げた水槽は、私の心を癒してくれる。

初心者用の魚ばかりだけど、それでも心地よさそうに泳ぐ姿を見れば満足。私の掌中で活きる命なのだ。大切にしたい。これが、私の地球。

まあ、自分の子どもでさえ、反抗しまくりで、すぐにも出て行きそうだから。てか、出て行けるものなら、出て……。

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2008年2月21日 (木)

アルカサルの外伝が出ていた~歴史にはまると恐ろしい~

仕事の合間、バスの待ち時間にふらりと本屋へ。いつもは漫画単行本コーナーをざざ~っと眺め、雑誌コーナーを見て「ファミ通1000号達成おめでとう」気分になって……で終わるのだけど、昨日はふと思い立って漫画雑誌コーナーによって見た。

と、プリンセスゴールドの表紙が目に飛び込む。「アルカサル~王城外伝60P」!

ええええええ。

昨年、12年ぶりに一挙完結へ向け走った「アルカサル」、単行本未収録まで出てまたこの分厚い雑誌を買う破目になったのに、最終巻も出たのに、またまた外伝??

よ、よほど「アルカサル」で雑誌が売れたのか、いや、ページをめくると凄まじい「気」を感じてしまった。

物語はドン・ペドロの次女・コンスタンシアの結婚後。最終話で韋駄天のように駆け抜けた部分を、今度は怒涛の勢いで描いている。たった60Pだが、内容は軽く10倍以上あってよいものだ。読んでいるとそこここに「本当はここをもっと描きたい!」「この人だけでも1本描ける!」とでもいうような青池保子先生の執念が感じられて、恐ろしいくらいだった。

さて、私は先日、息子に歴史を学べ~!と叫ぶ内容の日記を書いたが、恥ずかしながら私自身、歴史の知識があるほうではない。小学校の担任が授業を放棄していたので基礎は習ってないし、高校では世界史を選択しなかった。なんとなく、歴史物語的な漫画を読んだり、ちょっとしたきっかけからそういう関係の本を読み漁ったりもしたが、しょせんそれだけのこと。とりあえず、サイパンで「バンザイクリフ」の名前を聞き「ヘンな名前~w」と笑うようなことがないレベルの常識くらいは身につけろ、と言っている、きわめて低レベルな「歴史を学べ~!」だったりする。

と、きわめていいかげんな私だが、その筋の本なんか読んでいると、ちらりと出てきた人物にも「その後どんな人生を?」「で、その子はどうなったの?」と気になることが数多い。公立中学レベルの家計図を見ているだけでもいろいろなことが気になるし、「この男性中心の家計図、女性中心で書き直したらどうなるの?」と自分なりに想像し、いとこやまたいとことの婚姻の多い貴族やお武家など、複雑怪奇に絡む血縁、浮き沈みの激しい人生の数々にとめどもなく想像力が湧いてくる。

恐らく、青池先生も資料を調べれば調べるほど途方も無く物語が膨らみ、膨大な量になった物語を、あれを削りこれを削り、ちょこっと注釈を添えるだけにとどめて仕上げたのでは……と思う。エロイカもとことん資料を集め、構築していくタイプの方のようなので、さあ、「アルカサル」を完結させるぞ、と向き合い始めたらもう、止まらなくなってしまったのではないか。

これだから歴史はおもしろいし、怖い。

そうそう、私が世界史を選択しなかったのも、やはりあまり良い先生に恵まれなかったせいだ。たしか手製のプリントを配り、ところどころの年号や人物名などの空欄を埋めさせるだけの、本当に退屈な授業だった。一方日本史の先生は漫画好きで、何かと歴史モノの漫画を題材に授業をした。おかげでドラマティックで私にはおもしろかったが、先生というのはとにかく生徒にテストで点を取らせなくてはいけないもの。今では前者の先生のことも息子の社会の先生のことも理解できる。後者のおもしろ先生が「脱線が多すぎる」「受験に役に立たない」と評価が悪かったことも。

歴史の暗記も大変だが、興味を持って取り組み始めると際限が無い。ことにヨーロッパ史なんて、複雑怪奇っぷりは辺境の日本の比ではない。「アルカサル」のおかげで自分にとっては未知の世界に興味を持てたが、この外伝を読んだらいろいろ調べたくてたまらなくなってしまった。あ~わくわく。

☆  ☆  ☆

「今日のテスト、どうだった?」

一応、聞いてみた。

「生物、シネよ!」

おいおい、生物殺すなよ。地球が滅びるだろ。
「あんたはなんで、生物に苦手意識持っちゃったんだろうね~おもしろいのに」

私はなんとなく、の生物分野好きだが、この子の父は、一応その分野の大学を出ている。デートのときは、大腸菌について熱く語り合ったものだ。そんな両親の子で、魚の解剖料理も生き物観察も大好きな私に育てられたのに。あたしゃ幼稚園の頃から解剖図や生物の進化図をうっとり眺めて育ったのに。

とかく、子どもは親の思うようには育たない。

念のため、私は全然、息子にオタクの英才教育を施したしたつもりもない。むしろ逆なのに。

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2008年2月20日 (水)

おかんと息子がドラゴンボールを見た~

帰宅し