2015年11月18日 (水)

ザンボット3で自虐史観を克服しよう

はぁとふる売国奴こと田中圭一先生が、一か月ほど前に「日の丸が好きになれない」(大意)とつぶやき、それを問題視する愛国者の皆さんの反応にちょっと絡んだ。

…まあ、わかるんだよね。私もまさに自虐史観の中で育ったから。

ただ、ひねくれものだったので、あの時代に古事記などを読んだり、天皇の系図を見て自分で皇統の男系継承を発見したりという子どもで、日の丸や君が代にも一家言持っていたのだけど。

でも、今でもそういう感覚に支配されている人は多いと思う。

昔私を育ててくれた、偉大なクリエイターたちがそういう考え方で、「炎上」するのも何度も見てきた。

で、ここでガンダムの原点とも言われる「無敵超人ザンボット3」について語りたい。



「戦え 我らの 我らの 仲間」

という当時のロボットアニメに普通にあるオープニング曲とはうらはらに、「ザンボット3」は作中、日本人に迫害されるヒーローだった。

突如現れ地球で殺戮を繰り返す謎の宇宙人・ガイゾック。それに立ち向かうのは、かつてガイゾックに滅ぼされた星から地球に逃れてきたビアル星人の末裔・神ファミリー。

神ファミリーは、「お前たちがいるから地球が襲われるんだ」とご近所さんたちなどからさんざん叩かれながらも、ひたすら戦う。

そして成層圏外にあるガイゾックの本拠地に挑む。

一族のおじいちゃんやおばあちゃんや、お兄ちゃんやいとこたちが、特攻して活路を開き、主人公の勝平少年は敵の心臓部に単身で乗り込むのだ。


そこで、勝平は衝撃的なことを聞かされる。

ガイゾックは、実は宇宙の平和を守るための機関で、ビアル星人も地球人も、宇宙の平和を乱す悪者だから、攻撃されたというのだ。

「違う!」と勝平は言い返すけど、これまでの経緯を考えればそれ以上の反論もできない。

自分たちの戦いは、家族や友達の犠牲は、無駄だったのか…

絶望のまま、勝平はザンボエースとともに、地球、故郷である駿河湾に落下するのだ…


ここまでが、日本人の自虐史観。

日本人は悪だったから原爆を落とされた、国連には従わなくてはいけない、特攻は無駄死にだ…

だから、国旗や国歌を誇れないし、謝り続けなくてはいけないんだと。

勝平が、涙しながら落ちていって、フェイドアウトするシーンでエンドマークが出たら、いやだろう。

そのあと、勝平が故郷を誇っていい、地球が故郷なんだと思えるであろう終わり方だったから、「ザンボット3」は名作なのだ。

日本人は間違った戦争をしていないし、素晴らしい民族であり、誇れる文化を持つのだと気づいてから幸福に生き、死のう。

自虐史観にとらわれたままのラストシーンにしてはいけない。

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2011年11月25日 (金)

女性宮家とは何か

皇室関係の話題が週刊誌で凄まじく盛り上がる。

そのタイミングで、羽毛田宮内庁長官が皇族の減少について語り、一部メディアが、女性宮家や女性天皇をほのめかした。

このブログでも「天上の虹」や「女帝エカテリーナ」などについて熱く語った女帝スキーな私が言う。

女性宮家も、女性天皇もありえない。

何度か私は雅子さまにシンパシーを感じていたと書いたが、まさに四半世紀ほど前、私は自分が世の中に受け入れられない原因のひとつとして、「女性差別」があると考えていた。
だから、キャリアウーマンだという、しかも幼少時のエピソードが自分と似る小和田雅子さんのサクセスに期待したし、一時は愛子さまの即位も期待した。

それを正当化したくて、結構天皇関係の本を読んだものである。

思えば、戦後生まれの私は、「天皇」を知らなかった。
というか、当時は、天皇=悪であったし、階級社会にも、政略結婚にも、批判的なのが主流だった。少女漫画ではウーマンリブが叫ばれていたし、自由な恋愛結婚こそが正義のように描かれていた。
天皇は独裁者であり、戦争の責任者であり、日の丸を掲げたり神社で柏手をうつなど現代日本人ではない、というくらいの空気で育った。差別の根源は天皇だ、女性が天皇になれないのはおかしい…そういう時代だったのだ。

が、日本の歴史はそういうものではなかった。

たしかに、10代8人の女性天皇は総じて聡明であられる。数多の男性天皇よりも「偏差値」は上だと思ってしまう。
が、そんな能力やお志を考えても、男女の性差は覆せない。
産む性と産ませる性は、やはり違う。
女性は、生理にせよ出産にせよ、大変な痛みとリスクを伴う。天皇家は、血の継承が大切なので、もしも女性天皇がそのリスクと、祭祀を両立させようとしたら…これは大変だ。

昔の天皇は祭祀をして子作りをしていればよかったりもしたが、今の天皇は数々の公務に国際親善もしなければならない。それに出産も加わる?????
どんだけ頑張らなきゃいけないのか。

それが、果たして男女平等と言えるのか。

そして、皇統というのは父系を辿れば神の子孫に行き着く、という血統の人間が祭祀権を持つ、というもの。
領地の統治権をやり取りする欧州の王権とはまったく違う次元のものだ。

そして、その「権利」を問う事件はいくつもあるのだが、そのいずれも「男系」を最上の条件として確認するしかない。

今、皇族不足だ! と言われても驚くことはない。
過去にはもっと深刻な状況もあった。後継者たる男子皇族がゼロ!という事態だ。
そんな時でも、女性皇族を天皇にして、その子を…という選択をしてこなかった。
基本的に、女性皇族の配偶者は男性皇族に限られていた時代が、実は前世紀まで続いていた。

落ちても、摂関家クラスの有力公家への降嫁であって、皇女和宮が徳川家に下るのを嫌悪したのでもわかるように、そんな征夷大将軍風情に嫁ぐなど、内親王の恥。古代においては皇族女性は皇族の子を生む役割が第一で、運命によっては生涯独身で天皇や斎宮という重い位を守ることになったのだ。

女性皇族が天皇にならない時代になって、初めて皇族に生まれた女性が平民でも配偶者に選んで気楽な立場に降りられることが推奨される時代になった。その自由度は広がったと言えるだろう。

もしも現代に女性天皇や、女性宮家が立つとしたら、大きな問題は配偶者のことだ。

どんなに時代が変わっても、「父系を辿れば神の子孫」という大原則は変わらなかった。

そんなんどーでもいいや、と、千年以上継がれてきた世界的にも稀有な王朝を終わらせるのか?

配偶者を男系を継ぐ男性に限り、なんとか継ぐのか…って、そんな男性がいるのなら、その人を天皇にすればいい。過去、遠い傍系から天皇を迎える際には内親王と婚姻させたことが二度あるが、そんな時でも、内親王を天王に、という選択はしてこなかったのだ。

直系を優先してはいても、それが絶えれば女系よりも傍系男系を選ぶ。

そういう選択を繰り返してきたのが、日本の朝廷の歴史である。


女性宮家を言う人たちは、皇統の護持を考えるのではなく、「公務をする皇族がいなくなる」「一般参賀に、将来悠仁殿下しかいなくなるかもしれない」などと言う。

公務のために、皇族があるのではない。
式典やイベントに飾る盆栽やゆるキャラとは違うものだ。
まして、一般参賀要員でもない。

宮家をむやみに増やしても本末転倒。女性皇族が平民男性を選んだ場合、その配偶者や子供はどういう扱いになるのか。
万一その女性が早世した場合、「女性宮家」の夫や子はどうなるのか。

禍根を残すばかりになりそうだ。


さて、昔あれほど男女平等男女平等と騒いでいた私だが、
雅子さまを拝見して、自らを省みず他のせいにすることの愚かさを学んだ。
まさに紀子様タイプの卒なくなんでもできる社会性の高い女性に嫉妬した時もあったが、妬むのは筋違い。
本物の高い能力というものは、紀子様のように素直に指示に従い、確実に結果を出し、対人関係を円滑にできることなのだ。
そして、高い能力を持ちながら、素晴らしい所作で夫を敬い、恭しくたてる姿をお見せの美智子皇后陛下だが、彼女こそ真の男女平等の体現者であった。
相互の信頼と敬愛による紐帯、とは昭和天皇のいわゆる「人間宣言」であるが、夫婦というのも、いや親子でも友人でも同じことだろう。
両陛下の仲睦まじいお姿に、相互の信頼と敬愛を感じられるし、共に励まし合い支え合うお姿は、まさに現代の理想の男女関係だ。

祭祀にも熱心に挑まれる皇后陛下は、白い十二単を召されて赴かれる。

江戸時代に立たれた女帝が、この装束を考案されたのだ。

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2010年10月21日 (木)

まだ気になる…なんであそこで微笑まれるのか…

昨夜は怒りのあまりかあまりまとまってなかった…orz
いや、いつも酔った勢いだけの日記なんだけどorz

一晩おいて、仕事をしながらも、やはり皇后陛下のお言葉と、あの皇太子ご夫妻の満面の笑みのギャップがどうにも埋めがたく、なぜ自分はそう思ってしまうのかを考えた。

あれは、皇后陛下のお誕生日を祝う席に、お子様・お孫様が向かわれるという場面だった。
76歳のお誕生日。まことにめでたい。
大切なご家族との水入らずのお食事は、さぞ美智子様の喜びになったことだろうと思う。

なのに、なぜこのご夫妻の笑顔とお手振りに違和感を感じてしまうんだ…

それは、朝からテレビでも流れていた、美智子様の文書のみの会見だ。以前は本当に会見が行われていたし、式典などにお出ましの際も、天皇皇后両陛下は素晴らしいお言葉を賜ったものだが、ご高齢でご負担になるからと、そういう機会を極力削るようになってしまった。肉声こそ無いものの、久しぶりに伺う皇后陛下のお言葉…だが、それはご自身のご健康や老化について語られたもので……これがもしも会見の席上で、談笑交じりでもあればまだ和らいだだろうが、文章のみであるだけに、余計に衝撃が走る。

実際、このところ、美智子様がずいぶん弱っておいでのようなことが多かった。
…しかし次にはたいそうお元気な様子で、少し安堵することもあるのだが……そんな国民の余計な不安を、美智子様は自らお認めになったということだ。

ただの一国民も身が引き締まる思いがした。
当然血縁である皆様には、比べようも無い衝撃だったと思う。

気のせいか、秋篠宮ご一家は神妙な面持ちだった。

おめでたい日ではあるが、おばあさまがあそこまでおっしゃるとは……

皇族方のお言葉は大変重いもので、このお言葉も当然保存される。
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/gokaito-h22sk.html

週刊誌の憶測や匿名の証言などとは違う、公式のものなのだ。

そこでご自身の健康ばかりか老いについての不安をここまで書かれたことにも衝撃だが、もうひとつ、大切なことがある。

愛子内親王殿下の不登校と、それに苦悩する皇太子ご夫妻の様子が、はっきりと記録に残されてしまったのだ。

3月6日の東宮大夫による定例会見上で「愛子様がいじめによる不登校状態である」と異例の発表がされた直後、いじめたとされる男児への糾弾がヒートアップするのを慮ってか、緊急に天皇陛下が「どちらも犠牲になることのないように」とお言葉を出された。
またそのとき、美智子様も「そんなことで…」と、会見の衝撃を口にされたという記事があった。
以後、両陛下はこの問題について直接語られてはいない。通常通りの公務をなさり、何かとご一家を気遣うようなご様子なのだが……たとえば、迎賓館を皆様でご鑑賞という場には、雅子様と愛子様は、テレビ撮影が終了してから合流された。皇太子ご夫妻の結婚記念日は、愛子様の都合で延期、雅子様の体調で事実上中止。おかげで直後の秋篠宮ご夫妻のご成婚20周年も、ろくに祝われることなく終わってしまったという。

そうして、愛子様の不登校はまったく解決せず、雅子様は相変わらず「体調が悪い」とのことで公務や祭祀は一切なさらず、多くの方が疑問視するのにも関わらず、愛子様の同伴登校を続けておいでだ。
夏休みは、愛子様を元気付けようということで静養・遊興三昧。
異例ずくめのご静養だったが、愛子様はお気に入りのボーイフレンドの手を握り、時には抱きつくなどしてご機嫌だったという。

…「男児」を大変に恐れているということだったのに…

しかしまあこれでいじめ不登校問題も解決のはず、と思えば2学期も早々から不登校。

秋のキーワードに「運動会」があり、愛子様は自慢の俊足を披露すべく、リレー選手に選抜され、大変な意欲をお見せになり、学校の「滞在時間」が増えた、とも発表された。た、滞在時間て…

しかしまあ、意欲が出たのは喜ばしい。事前に発表された報道の絞込みもあり、愛子様は、昨年も踊ったというフォークダンスを楽しまれた。

まさに純真無垢、天使のような愛らしい微笑は、たしかに国民の心を和ませた。

大きなご成長も見られ、「乱暴男児」もいたという運動会を終日楽しまれたご様子。もう、愛子様を不安にさせる要素はない!

……はずだけれど、今現在だが、少なくとも先週はこれまでどおりの雅子様同伴の一部の授業のみのご登校……まったく、いじめ不登校問題は解決していないのである。

そしてとうとう、皇后陛下が、お誕生日の佳き日にこの問題に触れられたのだ。

未来の天皇であるはずの皇太子殿下、未来の皇后で無ければいけないはずの皇太子妃殿下が、一粒種である内親王殿下の不登校問題にかかりきりという状態が、正式に記録されてしまったのだ。

またそれが、本来ならば子や孫の成長を目を細めて眺めながら少しゆとりを持って老後のひとときを過ごしておられるはずの両陛下や、定められたとおり次期天皇皇后を支えることに疑問を持たなかった皇族方に「案じられている」と。

……これって、皇太子ご一家にとっては、大変な「瑕」ではないか???

こんな私的な問題で大騒ぎし、これまで皇室を支えてきた学習院に大きな傷を与え、皇太子妃はもちろん、皇太子殿下も仕事そっちのけで異例ずくめの遊興に耽り、あれもこれもと学習院に要求したうえに、何の問題も解決できていない。挙句に、めでたい日の皇后陛下のお言葉に、あんな質問が採用され、あんな一文が添えられてしまったというわけだ。はっきり言って

東宮家に問題解決能力なし!

そのせいで、皇后陛下も、皇族方もお悩みだということだ。
もしも、愛子様の問題が、東宮側の主張どおりの悪質な男児によるいじめだけのせいだとしても、こんな最悪な対処はない。まあ、はっきり言って、それさえも捏造にしか見えないけれど。

これは、東宮家…ご一家のみならず、職員全てが縮み上がるべきことだと思う。
皇后陛下や皇族方に、案 じ ら れ て しまったなんて!

まことにお健やかな秋篠宮ご一家は、うかれることなく神妙な面持ちで参内された。

皇太子ご夫妻は喜色満面で、カメラに勝ち誇ったように手を振られた。

…いつも思うのだけど、「病気」のために一切皇室のために働けないという妃殿下と、その夫が、国民の税金をたっぷり使って、特権を行使しての「ご静養」に英雄のように手を振られるのが不思議。

ご健康や加齢の不安、自分たちへの心配をついに公にされた母后のお言葉に、恐縮するどころかヒャッホーなのが不思議。

自分たちのふがいなさに76歳の母后がお心を痛めておいでなのが、そんなに楽しいか!

正直言って、こんな自分本位な方々を、未来の日本の象徴をお見上げするのに不安どころか恐怖を感じる。

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2010年10月20日 (水)

皇后陛下の憂いと皇太子ご夫妻の笑み

皇后陛下は今日、76歳のお誕生日を迎えられた。おめでとうございます。

しかし、そのめでたい日に発表された陛下の質疑応答についていささか心配にもなった。
http://mainichi.jp/select/wadai/koushitsu/news/20101020k0000m040109000c.html?inb=yt

陛下は加齢による記憶力や動きの低下に不安を口にされた。
これまで幾多の苦難を乗り越えられ、今もせきぜんそくを抱えたままでも公務で輝くばかりの笑顔を見せてくださる陛下が、ここまで弱気になられるとは……お若い頃よりも今のほうがさらにお美しいとさえ感じていたが、経年はこの方にも降りかかる。…それは仕方ないけれど…

それでも、登校に不安を覚え、運動会後も雅子様の同伴変則登校が続いている東宮家について

今、東宮一家が健康や通学の問題で苦しんでおり、身内の者は皆案じつつ、見守っています。東宮家、秋篠宮家の家族を私はこの上なく大切なものに思っており、その家族一人一人の平穏を心から祈っています。

とコメントされている。

……私もまた東宮家と同世代で、情けないことにいつも年老いた両親に心配をかけているのだが、このお言葉は、まるで我がことのように堪えた。

皇太子殿下はもう50歳、雅子妃は46歳。本来ならば両陛下のお仕事はあらかた受け継ぎ、いつでも任せられる、と安心していただかなくてはいけない頃だ。だが、皇太子妃は長引く正体不明のご病気で、非常にムラのあるご活動しかなさらない。ことに、ご自身がこだわる「新しい公務」をどうもなさっているようなのだが、人気のテーマパークを特権で遊んで手を振られたり、一度出ないといっておいて直前に出席を決めて現場を混乱させたり、実家のご両親の関係の人には会うが、他のことはしないなど、迷走状態がさらにひどくなっている。

歴代の近代皇太子妃・皇后が受け継いできたことには絶対に手をおつけにならないのも気になる。

例えば、日本赤十字社。皇后となれば名誉総裁を引き受け、その活動に寄与なさらなくてはいけないのにずっと欠席、それだけならまだしも、同日にユニセフの関係者と会ったという。
また、カメラや人の目がご負担とのことでご同情申し上げたのだが、祭祀や御養蚕もなさらない。
少女時代の小和田雅子さんはとても生き物好きな様子が伺え、御養蚕はむしろ楽しく取り組んでくださるのではと期待したのに……

まるで、意地でも皇室のことはやらない、とでもいうようである。
で、愛子内親王殿下の育児に専念とのことだったが、……もう、一刻も早く愛子様から離れていただきたいと私は思っている。

ご挨拶ができる様子も無く、不登校状態のお孫さまを案じられるのは当然であるが、こんなふうに育てた皇太子ご夫妻を、責めるでもなく激励するでもなく、「皆で案じる」と。

うーん、私だったらいたたまれない。
絶対うまくいってない育児を、老親や親戚一同に「案じられる」なんて。
まだなじられたほうがましだし、どうしたらいいのかアドバイスも欲しい。

情けないではないか。いい年をして、年老いて健康に不安を抱える親に心配をかけるなんて!

まずはそんなことを、めでたい誕生日にコメントさせてしまった不孝を詫びないと。
本来ならば、そんな不安があっても、自分たち子世代や、孫がいるから安心だ、と続くところだよ、ここは!

まあ、そう思える程度になったから、息子も落ち着いたし、なんだか自分がオトナになったようだがw、昔の自分だったら「自分は悪くない」のを親に認めてもらったのだ、これでいいのだと意気揚々としてしまっただろう。
でも、そこで止まっちゃったら、自分も成長しないし、子どもも救われない。ずっと、年老いた親に依存し続ける大きく老けた子どもだ。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00186496.html

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愛子様は、やはり無表情…運動会やレジャーでだけ、純真無垢な笑顔が拝見できるということだろう。
「乱暴男児」は愛子様と雅子様の都合に合わせて出たり消えたりするようで、今や都市伝説レベルになりつつあるが、それでも「乱暴な男児のせい、学校の対応が悪いせい」なのか。
その男児も運動会にいたはずなのに、愛子様はあんなに楽しそうにされ、「恐怖」だの「不安」だの一切感じられなかったのだが、それでも不登校状態が改善されないのは、一体どういうことなのか。

雅子妃の病名は、一体いつになったらわかるのか。

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2010年8月29日 (日)

おまわりさんキター!

「交番からきましたー」久しぶりの休みでだらだらしていたところにチャイムが鳴る。

な、なんだろう…息子が自転車を盗まれたことくらいしか、警察に用はない。息子ときたら、盗まれる一方だというのに、先日もまた、「職務質問」…どころか、自分の自転車にまたがった瞬間、いきなり隠れていた3人の警官に囲まれて「はい確保ー!」状態だったらしい。
「それ、君の自転車じゃないよねw」
「いえ、僕のですが」
「じゃあこの自転車の所有者の住所氏名言ってみてー♪」
息子、美声で雄弁に語る。保険証も、いろいろな資格の証明書も、それが本人だと語ってくれる。
おまわりさん、青ざめる。
謝罪するわけでもなく、行ってよし!というのがむかついた、と息子は憤っていた。

…何が警官の皆さんを惹きつけるものがあるんだろうかorz

そりゃあ、息子にはいろいろな問題がある。が、本質は真面目だし、髪型や服装も言葉遣いも、今時ならそう悪くないだろうというところまで持っていけている…と思う…小さい頃に比べれば… …のに、被職務質問のベテランw

ドアを開けると、おまわりさんがチラシを持って「最近振り込め詐欺が多いですから」と注意を促してくれた。ああ、そういうこと。そしておまわりさんは台帳を出し、「えーと、こちらは3人…いや4人家族ということで変更ないでしょうか」ときた。

ああ。

最近、111歳とか、200歳とか、そういう問題が起きている。
それで住民チェックの強化かな、と思った。

一連のニュース、他人事ではない。
まず、うちは夫が10年も行方不明だったwいや、私は一応行方をつかんでいたのではあるが、まあ私が本気で経済的に自立してしまったら、そのまま夫が200歳までいった恐れはあるw
いやその前に、息子が処理できなくて、私が200歳に…

それがこの日記の結末のグッドエンディングのひとつだろう的なことを思っていたので、いろいろ感慨がある。
ええ、「グッド」ですよ。
通常エンディングで、私が殺されるか、私が殺すか。
バッドは、息子がよそ様に危害を加えること。何せ、まだ小さい頃に、仲良くしていたと思った奥様から
「もしもうちの娘が行方不明になったら、真っ先に疑うわーw」と
まったく悪気もなく言われたくらいだから。

アスペルガーが即、犯罪者というわけでもないのだけど。

そういう時代を、我が家は通ってきたのだ。

「はい、変わりありません」
今年は堂々と言えるなあ。前にこういうやり取りがあったときには、娘は私の実家に逃げていていたりいなかったり。
パパに至ってはいなかったりいなかったり。
うちって2~4人家族だよなあと思いながら、一応、離婚したわけでもなく戸籍や住民票の上ではその記載に間違いがないので、4人家族のふりをしたっけ。

明らかにおかしい家のせいか、民生委員さんのお手紙も見た。
まあ、こちらも仕事で忙しいし、委員さんが知り合いなので、何も話せなかったり。

とりあえず、私はいろいろおかしいとは思うが、子どもを置いて逃げもしなかったし、子どもと殺し合いまで行かなかった。これだけでもまあ、私すげえ!と思う。

私にも、そういう向こう岸はいくらも見えていた。

けれど、あちらの岸に行かないように耐えた。

なんであっちに行っちゃうんだろう、と、最近の数多のニュースに思う。

あとは、私を200歳にしないように、子どもらに生活力をつけることか。

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2010年4月18日 (日)

寒い春…

土曜の朝、休日出勤で起きた私が見たものは雪景色だった。

人気お天気キャスター・森田正光さんの本の中に、こういう話があった。

フランス革命はマリー・アントワネットのせいでなく、異常気象のせいだった、というのだ。

もちろん革命が起きたのには長い長い積み重ねや要因があって、1つの原因のせいではないが、あの時、フランスを異常気象が襲い、ただでさえアメリカ独立戦争などで逼迫した財政だったところに不作のダブルパンチ。そこで市民や農民が立ちあがったのである。外国人であり、公務を蔑にしながら自分の感情の思うままにふるまった王妃マリー・アントワネットが怒りの矛先を向けられ、ああいうことになってしまった。

もしもあの時気象条件がよく、国民が飢えに苦しまなければ、フランス革命はもう少し遅かったか、違う経過を辿ったかもしれない、というような話である。

…今の日本ももはや一時の「不況」で済まなくなるのではないかという経済的・政治的な不安を抱えているところに、この気象…テレビでは「今年のカーネーションは母の日に間に合わないかもしれない」などと伝えているし、私も最近仕事で園芸業の方とお話を聞いて暗澹たる気持ちになった。「こんなに花苗が売れない春はない」とのこと。なんでも、4月になると、パンジーやビオラが間延びして見ごろを過ぎ、それに合わせて次の苗を買いに来るのが普通なのだそうだ。

「今年はまだ、パンジーが見ごろw不況もあるけれど、この寒さでは苗を植えても枯れる恐れもあるし、今年は大変だ」とのこと。そう、いくらあせっても寒さで苗がまいってしまう。

そんななか、天皇ご一家が稲や粟などの種まきをされたというニュース。皇太子さまと愛子様、秋篠宮ご一家が皇居に集まり、「家族水入らずで楽しまれた」とのことだが

あ、あのう…あの方は「水」ですか…?????

…五穀豊穣を祈り国民の精神的な支柱であられる天皇家の神事に、期待をこめてしまう。

☆  ☆  ☆

野菜の高騰の話題もある。

「だから、お野菜は貴重。心して食べるのよ」とお説教する私に娘は言った。

「野菜が高ければ、お肉を食べればいいのよ」

おい

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モンスターの家族がいると

また、悲惨な事件が起きてしまった。

ネットに夢中になり、借金まで作ってしまった30歳男性が、ネット接続を止められたことに腹をたて家族5人殺傷。

…我が家も他人事ではない。息子がまだ小学生のうちから、こういう危険性があった。

「ネットに夢中なら、ルールを決めて守らせればいいではないか」
「PCやネットを取り上げれば良いではないか」

とは誰でも思うが、そういうことが通用しない、そんなことをしたら何をするかわからないという人間がいるのである。

たとえば我が家の場合、最初に時間を決める、見てはいけないサイトを見てはいけない、勝手にダウンロードなどしない、などの決まりを言い渡した。すぐに破られた。

そこで私が出掛けるときはルーターと接続するコードを抜いて持って出た。最初はネットが使えないことにとまどっていたようだが、すぐにコードを手に入れてきて、使い始めた。

子どものログにパスワードをかけたら、すぐに破って逆に私のログにパスワードをかけた。

「この子は、『困る』ということができないんですね」

と臨床心理士さんに言われたことがあって納得。普通、子どもは罰を受ければ困り、反省し、成長する。が、息子の場合は罰を受けても飄々とし、罰を罰とも思わない。そんなものは自分で破ってしまえばいいのだと考え、その通りにしてしまう。そして本当に追い詰められたら、反省するどころか逆襲に出るのだ。

心が成長しないまま体は大きくなる。そのひずみが、家や家族への暴力になって、あちこちに傷跡が残っている。

先日だって、何かの拍子でネット接続が切れた(ちょっとコードがはずれたらしい)ことだけで「おまえらがやったんだろう」と深夜に怒鳴り、大暴れし、クローゼットの戸を破壊したばかりだ。

本当にネット接続を解約したらどうなるか。

絶対にそれで息子が反省するとかネット中毒から解放されると言うことはない。暴力が爆発するだけだ。

それをやるとしたら、いっそ家を手放し逃げ出す覚悟がいるだろう。水道も電気も止め、私と娘で行方をくらます。そうしたら、多少困るかもしれない。

が、それは家に放火されても、近くにある実家の親たちや近所の人が代わりに犠牲になってもかまわない、という無責任な解決法になるだろう。

…娘とは、冗談抜きにそこまで話し込んでいる。

で、遠回りだが息子には「自立」させることを目的に、いろいろ話をしているのだ。

幸い、足踏みこそしているが息子は今よい状態で、最低でも経済的に自立し、今年度からは家にお金を入れ、ともに運営しなくてはいけないという自覚はあるようだ。未曾有の経済状況にある日本で、それもなかなか難しいことではあるし、少々不安もあるが、意外としっかりとした考えを示すこともある。それを信じるしかないのが、現状である。

今日の情報では、犠牲になった父親が警察に相談もしていたようだが、どんなに常軌を逸していて「何をするかわからない」人間を警察がどうこうできはしない。「何か」して初めて動いてくれるのだ。

30歳の容疑者をこんなふうに育てた、などと批判する声もあるが、それはこういうタイプの人間を知らない人の声だと思う。

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2010年4月11日 (日)

与謝野さん、FFやったことおありなんですか?

「たちあがれ日本」の青春宣言!与謝野氏、詩を朗読「ファイナルファンタジーだ」
(前略) 3年前、平沼氏は脳こうそくを、与謝野氏は喉頭(こうとう)がんを克服して政界に生還した。大病を乗り越えた70代の青春宣言だ。古巣・自民党からは背信行為とみなされ、辞職要求が出されている与謝野氏は、「これまで職人かたぎで黙々とやってきた。たった一日のわがまま。ぜひお許しいただきたい」と話し、最後の挑戦に向けて「ファイナルファンタジーだよ」。プレーヤーが世界を救うゲームにたとえ、若さをアピールした。(後略)

あ、あの~~~…

ファイナルファンタジーになぞらえていただけるの、FFファンとしてはうれしいのですが、

FFって、プレイヤーがストーリーを進めるたびに、世界がピンチになると言う法則がありますが、よろしいんでしょうか???

いやですよ、クリスタルが割れまくって風が止まり水がよどみ火が消え土が元気無くなるとか

大地が引き裂かれて世界崩壊とか

時間圧縮とか

コクーンを破壊しないと(略)とか

いえ……頑張ってくださいね……

☆追記

Vlnews013030

立ちあがれ日本!

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2009年11月22日 (日)

サンシャイン牧場の名主様って

娘とホームセンターの園芸用品売り場へ。

「あ、キンセンカw」
「金魚草w」

二人ともサンシャイン牧場にはまっているのでついそんなところを見てしまう。そうこうするうちに、互いのマイミクさんの「トップ」の人の話題になった。

当然別人なのであるが、これが驚くほどよく似ているのだ。

「マイミクが多いのですぐに100パーセントになってしまう」
「高レベルの作物をばんばん植えるが、成熟しているのを見たことがない」
「こっちにはやたら収穫に来るが、虫入れやいたずらをすることはない」
「たまに世話をしても水やりなど経験値がとれる行為だけ」
「最近パンダを飼い始めた」

パンダというのは、最近出たレア動物で、マイミク5人を招待したらもらえるものだ。つまり、さらにサンミクを増やしてご奉仕させているというわけだ。

「どうせすぐに100パーセントになるし、収穫させてもくれないから、私は最近虫入れなんかしないわ」という娘。ああわかるわ~。虫入れやいたずらは回数制限があり、どうせなら仲の良い人、お互い世話をし合える人のためにとっておきたい。こういう人とか、せっかくいたずらをするなどして生産量をあげてあげたのに卵を回収して台無しにする人にはもったいない。
「ママは一応、収穫にいくこともあるし、『何にもしないで盗っていく』と思われるのもしゃくだから、少しはやってくわ」という私。

おそらくこういう人は、我々には見えないけれどライバルがいて、必死で競っているのではと思われる。…多くの人に支えられて生産率を上げているのに、そういう人の気持ちなんか考えている余裕がないのだろう。

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2009年9月19日 (土)

クレヨンしんちゃんの映画をテレビで見終わったところで…

こんなニュースが…

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4238442.html

。・゚・(ノД`)・゚・。

今日は息子と二人でテレビの「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ!アッパレ戦国大合戦」を見ながら臼井さんを案じていたのだ。「大人帝国の逆襲」ほどではないよね、と言いつつも、父ちゃんの「しんのすけのいない世界に未練があるか!」という台詞に二人して「うっ…(´;ω;`)ブワッ 」

息子はバイトのため、後ろ髪をひかれまくりながらでかけた。私はテレビを見ながら大掃除。

…で、見終わったところで、こんなニュースが。

…なんというか…まだ、確定ではないけれど…なんというか…

(´;ω;`)ブワッ

いろいろ下品だなんだと非難もされるけれど、その根底にある暖かなまなざしを、原作もアニメも感じさせてくれた。劇場版のクオリティの高さは日本のアニメ界の誇りでもある。

ことに、息子が生まれて間もない頃にテレビアニメがスタート。その頃から見始め、初版も持っていて(当時、売り切れ続出。最初の頃の版はルビが入っていないのだ!)、いつしか息子は「永遠の5歳児」を追い越し、すっかりムサい男になってしまったが、それでも懐かしく、野原家はいつでも帰れる「家」のような場所なのだ。

ネット上ではいろいろな噂も飛び交ったが、育児疲れの私を癒し、平成生まれの子ども達の「お兄ちゃん」で、「お友達」で、自分がお兄ちゃん、お姉ちゃんになって見守れる「クレヨンしんちゃん」。

(´;ω;`)ブワッ

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