2020年5月23日 (土)

鯛の尾頭

息子は、基本的に自炊をしている。

なかなかにやりくり上手だし、安い食材で、極力包丁を使わずに、栄養バランス満点でうまいものを食べる、という事に重きを置き、よくレシピについても話してくれる。
私にも、参考になる話は多い。

今日は、急に「鯛のアラ」について話し出した。


高級魚で知られる鯛だが、今は養殖も盛んだし、頭などアラはかなり安く手に入る。

夕方行くと、100円だとかもザラ。

息子は、「これ、安いよね?」と言いながら、熱心に自分の考えるレシピを語りだした。

こじゃれた店なら、血などを洗い、しっかり湯をかけて鱗を丁寧にとり…だけど、自分が食べる分には気にせず、吸い物にしてもいいよね!

塩をして、昆布だしとかで…大根とかといっしょにして、三つ葉でも散らせば

 

「うん、それ、私が昔あんたたちに食べさせてたレシピだね」

「…まじか!( ゚Д゚)」

我が家は、ガチで貧困を体験している。

それでもちゃんと肉や魚、野菜やきのこなど、栄養バランスのいい食事を作ってきた。

鯛のアラは、その頃よく活躍した食材だ。

上質な白身に、目玉の後ろのDHAたっぷりの脂。

骨から良いダシも出るから、ニンジンや大根に旨味を吸わせ、ネギや、三つ葉でも散らせば御馳走だ。

 

「鯛の尾頭付き」ではなく、「鯛の尾頭」で、うちの子らは育ったのだ。

で、息子はそれを覚えていないと言いながら、ほぼ同じレシピを構想していた。

ちゃんと、血肉になっているんだねえ…

「食」は、本当に大事だ。

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2019年8月15日 (木)

遠くて近かった「シークレット・スーパースター」

御無沙汰しております。

すっかりTwitterで遊んでいる闇鍋奉行です。

このところインド映画にすっかりはまり、ようやく第二の青春を謳歌。

…息子も娘も、元気で、きちんと納税者になっていますので、恥さらしを是とするこの日記に書く事もなかったのですが

今年8月9日から公開のボリウッド映画「シークレット・スーパースター」で、ちょっと思うところがありまして。

インドの片田舎に住むムスリムの少女・インシアは、歌を歌うのが大好き。

いつかスターになりたいのに、父親は「無学な女は貰い手が無い」と、学校の勉強だけ専念しろという。

この父親、妻に居丈高ですぐに暴力を振るう。

娘に対しても、言いなりになればいいのだが、自我を出すことなど許さない。

コンテストにも出られない…そこで彼女が始めたのは、ブルカを被って顔を隠し、自分の歌をyoutubeで聴いてもらう事…

 

と、予告編だけ観ていたら、ムスリムの世界で暮らす天才少女のサクセスストーリー、大スターアーミル・カーンがプロデューサーシャクティ・クマールとして、きっと彼女を猛特訓してスターに…(『ダンガル』では、この二人は娘に自分の夢を託すレスリングの鬼父と、最初は無理やりやらされていたけど、強い意志で頂点を目指す娘を演じていたのだ)というのを想像していたのだけど、ずいぶん違った。

まず、アーミル・カーン演じるシャクティ・クマールが魅力的すぎるクズ男であったww

「きっと、うまくいく」や「ダンガル」「チェイス」「ロボット」などでしか存じ上げないインド映画初心者だが、どちらかというと堅物っぽいキャラクターを得意とする人だとイメージしていたけど、もう、このシャクティ・クマールがたまらなく面白い。

チャラッチャラで女好き、才能はあるのだろうけど何か変w

離婚係争中の妻とのやりとり…って、これそして実質一人芝居なのだけど、本当に凄かった。

爆笑、爆笑の連続。

そして「シークレット・スーパースター」という題に込められた、本当の意味とは。

 

★ ★ ★

ここから先は、ネタバレと自分語りです。

★ ★ ★

インシアの父が本当に酷いDV親父で、ひたすら恐怖。

…いや待てよ…

これ、私の父そのものではないか(;^_^A

遠い国、違う文化の世界の物語なのだけど、振り返れば、私の15歳くらいのドキュメンタリーかという話だったw

いやー、この父の酷い行動、リアルですよ。

本当に私、これ一通りやられましたからw

夜寝ていて、キーボードを投げつけられましたしね(;^_^A

いや、一応それでも父は私に優しく、夢を応援してくれていたのだとは思うのだけど、母を人前でも罵る、手を出す、食べ物をぶちまける…

映画を観ていて、もうあの頃の恐怖を思い出して心臓発作が起きていたw

作中、大おばさんが、インシアに衝撃的な事実を告げるけど、それもリアルでやられてましたw

という頃には、もはや笑ってしまいそうになったのだけど。

理由は違うけど、私は生まれる前に父に殺されるところだった。

実はそれを知って、私は父に対する意味の分からない怒りや恐怖の正体を知り、うまく距離を持てるようになったのだけど。

なお、今の父は、すっかり好々爺。

私が可愛くて仕方が無いらしい。

ボケも入っているし、長男には死なれるし、次男も結婚できずこじれまくりだし…

私と、私の子供たちが希望のようで…

ちょっと、この映画を見せてみたい気もする。

あと、主人公のインシア、父を毛嫌いしているけれど、彼女も気分次第でモノや人に当たる。

父親の血をしっかり引いているんですよね(;^_^A

いつか彼女も、結婚して子を産むかもしれない…

その時、自身や子の中に、あの父の姿を見るかもしれない。

 

…それが、このブログの趣旨なのかもしれないし。

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2018年6月21日 (木)

我が家のデーヴァセーナ

私と息子は、最近ガルパンから、「バーフバリ」に凝っている。

空前絶後、という言葉が全然オーバーではない面白すぎるインド映画である。
http://baahubali-movie.com/
古代インドの架空の国・マヒシュマティの王位継承を巡る物語。
神のごとく完璧で民に愛される前国王の王子アマレンドラ・バーフバリと、国母の実子で民に恐れられるバラーラデーヴァの魅力、国母シヴァガミの公明正大さ、両王子に惚れられる小国クンタラの王女デーヴァセーナの気高さ、不可触民でありながら王家に忠誠を誓い、絶大な信頼を得ている最強の老戦士カッタッパなど、見どころ満載で、息子ともいろいろ盛り上がる。

が、息子は言う。

「デーヴァセーナ、あれはダメだ」

確かに、デーヴァセーナは正し過ぎ、気高すぎ。

大国の国母にも恐れず直球で逆らい、正論を通そうとする。

「dc-Cover-5mep2tc5p5mgpi5qqm3esq03d7-20170319145925.Medi.jpeg」をダウンロード
正論は、時に身を滅ぼす。

結局彼女は、バラーラデーヴァの策に次々嵌り、愛する夫を窮地に追い込み、何もかも失うはめになる。

ただ、世界中で上映される国際版だと彼女の過激さ、高慢さばかりが印象に残るのだが、今日本で上映されている完全版…というかインド上映版を観ると、ずいぶん印象が変わる。

本当に、デーヴァセーナは気高く美しく、正しく、そして可愛いのだ!

王族としての矜持が、シヴァガミやバーフバリと共通している。

正しい道を疑わず、例え誰であろうと正義を通す一方、弱き民には優しいのだ。

どこの馬の骨ともしれない男に情けをかけて雇ってあげ、武芸の一つでも仕込んでやろうと思ったら、隠してはいるがただものではないのを見抜く洞察力。
それでも正体を明かさない男に、公然と恋心を歌う…
インド版では、身分も権力も、能力さえわからない男を尊重する王女の姿がはっきりと描かれ、またなぜ王女が「マヒシュマティの王子との縁談」に激怒したのかがよくわかるようになっている。

彼女は決して、高慢でも無能でもない。
バラーラデーヴァの陰謀が無ければ、大使が無能でなければ、何もかも丸く収まっていただろうに…

だから完全版見ろよ、というのだけど、息子は頑として聞かない…

で、思い出したのが彼の高校時代だ。

いろいろあってお世話になった高校で、最初は随分かわいがってもらったのだけど、いろいろと軋轢が起きてしまった。

息子の話を聞けば、確かに息子は正しく、教師よりも優れているとは思った。

だが、その言い方ややり方は無い。

教師の体面を潰したらいかん。
正しい事なんか、言ったらいかん。
まず相手を尊重していかないとやっていけないよ?と助言したら、私はボコボコにされた。

で、結局教師に憎まれ、学校に危険人物認定され、進路が断たれた息子。

あれから数年。

なんだよ

わかってるんじゃんw


もうちょっと下手に出れば、もうちょっと相手に可愛がられつつ話を進めれば、良い結果になった。

今の息子は、バラーラデーヴァを政治家として買っている。

彼は絶対権力者である母の前では良い子を演じてまんまと王位を奪い、根回しをしてその母すら追い落とし矢を放ち、暴君として立ちあがったバラーラデーヴァ。

バーフバリは、政争など縁のない、善良で愛に満ちた象徴的な王。

バラーラデーヴァは政争に長け、力で民をねじ伏せる王。

デーヴァセーナは、力と正論と慈愛に満ちた次期国母。

それぞれに面白いキャラクターだけど、息子が正論で滅んだデーヴァセーナから、バラーラデーヴァに移行しているのは、ある種「成長」だと思う。

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2017年9月 2日 (土)

虫愛ずる母と息子

夕食を作っていたら、何やら妙な音がする。

振り向けば、トンボが天井で暴れていた。

ありゃりゃ…

さすがに我が家、虫取り網はもうない。
息子は、小学生ではなく25歳なのだ。

ちょっと途方に暮れつつ、息子に声をかけた。
「トンボが入り込んだ…」

息子はすぐリビングに来て「あー…これはかわいそうだけど、どうしようもないね~」

うん、ちょっと捕まえようがない。衰弱して…うん、かわいそうな結末しかやっぱりないか…


と、しばらくトンボを見ていた息子、テーブルの上に乗った。

トンボはライトの隙間に入り込み、捕まえられない。

しばらくして息子はトンボに対し、人差し指をたてた。

え、まさか…


確かに昔子どもの頃、こうするとトンボが指先にとまる、というのをやったけど…

って、トンボ、指の横にとまったがな!

しばらくして、息子はそうっと窓に向かい、無事にトンボを逃がしてやった。


すごおおおおい!

「最初ちょっと噛まれたけど、なんということはない。すぐ落ち着いたようだ」

って、ナウシカかうちの息子は!!!



しかしまあ、私も虫が好きなほうだし、息子も虫大好き。そして「うちでは虫を見てきゃあきゃあ騒ぐ人がいない。無暗に殺したりもしない。この家に生まれてよかった」とかいう。

うん、ゴッキーやセミでパニックはよくあるし、スズメバチにも人は普通過剰に騒ぐものだけど、うちでは『下手に騒ぐ方が危険』で、やってきたね。

パパは昔スズメバチに刺されたことがあるので、もう一度刺されるとアナフィラキシーの恐れがある、というので、昔幼い息子と娘と私で、パパを守ってあげたね。



最近急に一人旅。

とある民宿に泊まったのだけど…まあ見るからに古い建物だし、不自由は覚悟の上…だけど、

出るんです

なんか小さな虫が…

気のせいかかゆくて、眠れないし

ふと窓を開ければ網戸は真っ黒…それを開けて外の景色をと思うと、無数の蜘蛛の巣が。

まあ、天然の蚊帳ね…

と面白がっている私は、たぶん少数派。

大抵の女性はきっと無理。

朝には、畳の上にヒシバッタが。

虫好きな人におすすめ、とかいうレビューもちょっと書けない…
私は、面白がれたのですけどね…

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2016年9月18日 (日)

ついにこの日が来たか的な

いろいろあった我が家だが、とにかく子供は二人とも無事成人、社会人になった。

息子は、家にはしっかりいるつもりだが、干渉されるのを嫌って、もうご飯を用意しないでいい、と数年前から宣言している。

娘は、一応「今日のごはんなーにー」でやってきたのだが、正社員になってから激務続き、さらに遠くに異動もあって、帰宅は深夜未明というのがほぼ当たり前になって…

「もう、うちのごはん用意してくれなくていい…」

と宣言した。

こちらも、しっかり用意してても食べてない、となると計画が立たないし、残飯を捨てるのも嫌だし。

生活が不規則になりがちな娘としても、何も空腹を我慢して帰宅することはない。
必要なら外食すればいいし、他人と食卓を囲むことも必要だ。

自分にも記憶があるが、そろそろ家から精神的肉体的に離れて、自分の世界に行く時なのだ。

…毎日毎日、和洋中華、栄養のバランスや家族の好みを考え、働きながら食材を買い、献立を考え、作り…そんな日々が、自分の人生の半分以上を占めていた。

…ある種の虚無感は、ある。

が、幸いなことに、私も今、ガルパンにはまっている。

じゃあ、ガルパンや他の映画を見に行って、夜遅くなってもいいじゃん!

家族旅行なんかにこだわらず、自分で好きなところに行ってもいいじゃん!

やっと、思う存分「一人」を楽しめるじゃないか!

親の介護がいずれ来る。

今、この「自由」を楽しまずにいられようか!


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2015年7月 9日 (木)

「バケモノの子」を、娘が略す

「サマーウォーズ」も「おおかみこどもの雨と雪」も、娘と一緒に映画館で見た。

ついでに、「デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム」も、昔一緒に見に行った。
さて、そんな細田守監督作品最新作「バケモノの子」があさって公開。
どうするかな?予定は合うのかな? と、娘に聞いてみた。

「バケモノの子、どうする?」
「バケ子?」

……そう略すの???

「サマーウォーズは、サマウォって言うけど…」
「サーズ」

…なんか、病気っぽくなったぞ???

「そういえば、おおかみこどもって、略さないよねえ…あめゆき、とか言わない」
「雨と雪の女王」

微妙に別の作品になってるじゃん…

「おかこ」「おお雨」「おお雪」「こ雪」

いやいや、どれも原型がわからんw

「まあとにかくどうする?一緒に見に行く?」
「ケモノの子?」
「いや、バは譲れん」
「バ子?」
「いやもういいから、いつ見に行く?」
「今日これから行く?」

まだやってへんわー!

どうもありがとうございましたー!

って、なんでいつも漫才みたいな会話になるんだー!

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2011年6月 9日 (木)

可愛い子には、苦労をさせろ

昨年も6月にいきなり入院したんじゃなかったっけか。

息子が、足の親指の異常を訴えてきた。どう見てもばい菌が入り、化膿している状態だし、私は医者に行くのを勧めた。だがなかなか言うことを聞かず、ようやく
「…今日医者に行こうかと思う」
「ママ今日は午前にアポがあるんだけど…一緒に行った方がいいかな?」
「…いや、大丈夫」

…まあ、足を失いかねない、と本人が判断するまでなんともしがたいという難しい子だし。
万一手持ちのお金がなければ連絡しなさい、とだけ言って、私は仕事に出た。

即日、手術だったらしい。

局所麻酔で「見ないほうがいいよ」だったけれど、菌は親指の奥のほうまで入り込んでいて、膿を出すのに(自粛)な処置が施され、とりあえず足には包帯が巻かれている。はあ、なんとか切らずに済みそう。

で、昨年は理解できていなかったようだが、領収書を私に持ってきた。うん、それが集まると、場合によってはトクになるしね。

そう、息子は19。来年からは納税の義務が生じるのである。
所得があろうとなかろうと年金や保険をなんとかしなくてはいけないし、市民県民税もかかる。いや、今の時点でもそこそこの収入があれば親の扶養を抜けて自立しなくてはいけない。
バイトで稼いだお金が可処分所得♪という時代はもう、終わりにさしかかっているのである。

で、息子は初めて、病院から渡された書類を見た。
親の私が言うのもなんだが、息子はそれはもう聡明で、とくに理数系には強い。親が何べん言うよりも、その羅列した数字を理解した。
「……手術代で5000円くらいかかっているけれど、実際の治療費って1万5000円以上かよ…」
「うん、もしも保険に入ってなければ、その額を払うことになる。去年の入院だったら、70万くらいかな?ちょっと病気や怪我をするだけでも、そういうことに」
「…なんで今、5000円ですむわけ?」
「それは、あんたが元気なときにも、パパが一生懸命に働いて、
保険料を払ってあんたに保険証を与えているからだよ。それが無ければ、正規の値段を払うことになるので、
うっかり風邪もひけなくなる。今あんたが健康的な生活を送れるのも、多くの国民が保険や税金を納めてくださったからこそ。20になれば、大人として自分自身の生活を守りつつ、他の人たちを支えるんだよ」

息子は神妙な顔で、そのいろいろ歪んではいるけれど聡明な頭脳で、自身の責任を理解した…と思う。

数日後、息子は深い深いお辞儀をして、5000円の融通を頼みに来た。

詳しくは知らないが、オフ会か何かの付き合いをするのに、予想外の出費で「困った」ようだ。

かつて、児童相談所とか臨床心理士とか警察とかに相談したときに言われたのだが
「腐士男くんって、『困る』ということができないんですねー」
…そう、本当に不潔だろうが飢えようが「困らない」で、わが道を行くのに親の私は困っているのだ。
躾ければ、とかいうのはとても簡単。それが入らないのがこういう子の現実。
どんなに学業で理解力が高くても、ごくごく普通のことが理解できないし、たとえばお金に不自由すれば親の財布から盗めばいい、盗まれる親のほうが悪い、自分を不快にさせているのだから、そのくらいのペナルティは当然である、ということを広言してはばからなかった一時期もある。

それが、腰からきっちりと頭を下げるという美しい営業用お辞儀で「お願いします!」という。

…はあ、ようやくここまできたか。

息子の頭頂部を見ながら、財布を開く私。
この瞬間は、息子にとっては本当に大事な瞬間なのだと思う。

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2010年8月 9日 (月)

遺伝子というのはあるかもしれない

詳細は書けないけれど、……忙しかった!公私ともに!

とりあえず今、娘はかなり遠くに派遣されている。お国のため、生態系のために働くお仕事だ。

で、不思議に思うのだけど、そのお仕事って、娘の父である夫の、大学での活動とまるまるかぶる。

ついでに、娘は和太鼓サークルに入っていて、先日ようやくその雄姿を見ることができたのだが…

いやあ、かっこいいなあ。

夫も高校時代、バンカラ応援団で、太鼓を叩いていたんだよ。

って、娘、よく考えたら小中学校と、女だてらに応援団もやっていた。小学校初の女団長にも一目置かれていたくらいだ。

な、なんだこのシンクロ。娘が幼稚園に入る頃から疎遠で、他人も同然かと思われたのに、まるまる親父そっくりな娘になっている!

ついでに息子も「ちくしょう、顔ばかりかこんな変なクセが俺親父そっくり!wwwww」と笑っている。

ようやく自覚したか。私の親でさえ、「ずっと会ってないのに、何でこんなに似るん???」と言っていたし。

いや、ほんとに不思議。なんでそんなに親に似るの?

ずっと会っていなかったのに????

親の因果って、そばにいなくても報ってしまうのね…

…今娘が留守だから言っちゃうけど、

うちの娘、

一世風靡セピアの「前略、道の上より」を聴いて、

「あ、これ『ちんこ音頭』だね♪」

と高らかに言っちゃった…それは違うと言っても信じない。

何が何でも、同じ曲だと主張する。

……この音感で、なんで声楽科を目指そうとしたのかは永遠の謎。

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2010年3月17日 (水)

こころしてたべよ

酷い吐き気と食欲不振から回復しつつある娘と、今日の夕食について話していた。娘だけ別メニューにするかとか、リゾットのようなものにするかとか、もーゼリーとかでいいよとか。

で、あれこれ買い物をしていたら、鳥の手羽元が安いのに気づく。
「安い…けど、これは無理だしねえ」と私がつぶやくと娘は
「あ、これは食べたい。大根とかと煮るやつ、ポトフ?あれ食べたい」

私の適当な料理だが、なんとなく定番になっているあれか。
「あんた作る?」冗談だが
「どうやって作るの?」と聞いてくる。

鳥手羽に塩コショウをちょい多めにすりこんでおく。
大根やカブ、ジャガイモ、キャベツ、玉ねぎ…その時の冷蔵庫の中にあるもので助演が決まるが、今日は大根があったはず。適当に切って、大根なら下ゆでして冷まし、透明にしておくとなおよい。あと人参!
野菜と、鳥手羽を水からゆでて行く。骨付き肉から塩と一緒にうまみが出て、野菜のうまみと混然となっていく。

大体、こんなもん。日によってセロリを入れたり、ニンニクを入れてみたり、ハーブを入れてみたりしてアレンジするが、味付けは塩コショウベースで、鳥と野菜のスープがたまらなく、野菜の甘味もたまらない。

娘は簡単な説明で理解。「保温鍋でもいいかなあ」
もちろん。あれなら焦げ付く心配もなく、ガス代もかからない。働き始めた頃の、私の定番なのもそういうことだ。

仕事を終えて帰ると、いいにおい。
少し火を入れて、味見。おお、おいしくできている。鳥ガラスープの素を少し入れたらしい。大根を冷ます、というのを言い忘れていたせいかもう一つだったので、冷ましてみる。たちまち大根は透明になり、スープの旨みを吸っていく。

仕上げは何かしら緑のものと決めているが、今日は栽培しているパセリを摘み、刻んでぱらり。香りと彩りが、娘の食欲を増すことだろう。

息子を食卓に呼んだが、返答がない。またネトゲに夢中なのか。娘は「スカイプで呼んでくる」という。 は?

息子がたちまち、リビングに来た。
「おまえ、家ん中でスカイプで飯だとか、なんなんだよ!wwww」
…はあああああ? こんな小さな家で、スカイプ経由とか!
なんというか、凄い時代である。が、それでお兄ちゃんがご飯を食べに来たんだからすごい。何日ぶりだろう!

「しかもおまえ、殺すなよ!wwwwww」

は?

娘は、お兄ちゃんに食事だと告げるときに

「私が作ったんだから、心して食べよ!」

とメッセージを送った。しかし、お兄ちゃんに届いたのは

「私が作ったんだから、子殺して食べよ!」

というメッセージだったのだそうだ。

娘の手料理とお茶目なパソコンが、息子を食卓に向かわせる。

ほのぼのだか殺伐だかわからない今日の食卓。

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2009年12月22日 (火)

大人のFF

仕事途中で立ち寄った田舎町のコンビニには、サッズのエリクサー缶だけが残っていた。

…わかってないなあ、この街の人は…

荷物や仕事がなければ買い占めたかったところだ。

私は一見、ゲームに夢中なやんぐに見えない。はっきりいっておばさんだし、「もう、うちの子ったらゲームやネットに夢中で…」と愚痴る立場の人だ。…しかし、テレビゲームには年齢を超えて夢中にさせる魅力があったし、大人に特化したゲームや、むしろ大人が子供とは違う魅力を発見することもあるゲームも、昔から存在していた。

私にとってはFF6が衝撃。クロノトリガーに興奮して、中古でも1万円くらいしたのについ買ってしまったソフトだが、16人のキャラクターが入れ替わり立ち替わり、それぞれの物語を紡ぎながら世界を描くのにも、深い戦闘システムにも恐れ入ったが、思い入れがあるのが中年サムライ・カイエンのストーリーだ。幼い息子と愛しい妻、忠誠を誓った王と故郷…それをすべて帝国に奪われた男のストーリーは胸を突いた。ちょうど自分が二人の子の親となったころだ。あのボス戦のあとのシーンはもう…今思い出しても涙が出る。

で、最新作のFF13、第7章を終えたところだが…

これは、私くらいの世代に向けている???

もちろんネタバレはできないのでぼかして書くが、親として、年長者として多感な子供に対してどういう姿勢を見せるか、どう導くか、…そして、謝るか。

「こいつ、金魚のフンじゃねーのwww」と糸色望クン…じゃなかったホープ君を笑った息子だが、私はずっとこのホープの中に息子を見ていたし、とくにスノウの言葉のひとつひとつに怒りをつのらせるときの目つきや口元なんか、息子が私に向けるものそのものだった。…ああ、息子はこんな美少年ではないけれど。

こんな少年の暴走する怒りや苦しみを、大人としてどうするのか。

いろいろ考えさせられたし、ホープの父、筋肉バカ、筋肉バカの義姉さんなど、それぞれの心境を鑑みつつ…いや、そんな余裕もなく、私はぼろぼろ泣いていた。

うーん、そんなに期待してなかったんだけどなあ…

今のところこのソフトは40代反抗期の子持ちOK。

ライトニングとファングの「姉御ーズ」もなかなかによろしい。しかし、いきなり強烈なバトルに突如の3人パーティはきついw(これもいつものことだけど) …オプティマ「■■の■■」と「■■の■■」の区別がつかないw漢字コマンドは高確率で読解不能。どっかのシナリオでも「■を破壊するとエネルギーを回復します」というのに「なにを破壊するんじゃ~~~~!」と笑いつつ、野生のカンで「柵」を破壊した。合っていたようだ。

もう、自分に「心眼」があると信じる。

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